女性が借金をする理由とは?生活に影響しない問題解決方法を解説

司法書士山田 愼一

監修者:グリーン司法書士法人   山田 愼一
【所属】東京司法書士会 登録番号東京第8849号 / 東京都行政書士会所属 会員番号第14026号 【保有資格】司法書士・行政書士・家族信託専門士・M&Aシニアエキスパート 【関連書籍】「世界一やさしい家族信託」著者・「はじめての相続」監修など多数

借金返済の知識
女性が借金をする理由とは?生活に影響しない問題解決方法を解説

この記事は約 15 分で読めます。

女性が借金をする理由は様々ですが、家族や職場に知られるのではないか不安を感じている方や、取り立てが来るのではないかと心配な方も少なくないことでしょう。

女性が借金する理由の多くは生活費に充てるためと考えられますが、ギャンブルや美容関連の出費、奨学金の返済など様々なことが背景にあるといえます。

結婚している方や婚約中の方は、早めに借金問題を解決させたいと考えるものですが、どうすればよいかわからず一人で悩む方も少なくありません。

そこで、女性が借金する理由と生活に影響しない問題を解決する方法について、次の3つの章に分けて詳しく解説していきます。

  1. 女性が借金する理由
  2. 女性が借金するリスク
  3. 女性の借金問題を解決する方法

借金を抱えていてどうすればわからないと悩んでいる女性は、ぜひこの記事を参考にされてください。

1章 女性が借金する理由

女性が借金をする「理由」はいろいろありますが、男性よりも収入が低めであることや、育児や美容にお金がかかることなど、様々な「背景」によりお金を借りてしまう傾向が見られます。

金銭に関する「悩み」を誰にも相談できずに抱え込み、借金をしてしまうというケースも多いといえますが、女性の借金で特に多い「理由」は主に次の6つです。

  1. 生活費の不足
  2. 育児・教育費の補填
  3. ギャンブル等の娯楽への出費
  4. 買い物・美容関連の出費
  5. 交際費への出費
  6. 奨学金の返済
  7. 借金の返済

それぞれどのような理由か解説していきます。

1-1 生活費の不足

女性が借金する理由に、「生活費」の不足が挙げられます。

男女の年収を比較すると女性の方が「低め」の傾向にあるといえますが、収入と支出のバランスが取れていなければ毎月の生活費が足りなくなってしまいます

また、夫婦が離婚すると女性が子どもを育てることが多く、少ない収入の中で子育てにもお金がかかり、養育費が継続して入金されないことなどを理由に借金をしてしまうこともあると考えられます。

1-2 育児・教育費の補填

女性が借金する理由に、「育児」や「教育費」の補填が挙げられます。

出産・育児には、たとえ無駄遣いしなくても致し方ない様々な出費を伴います。

「習い事」や「学習塾」などにもお金がかかり、「大学進学」では多額の資金が必要となるため、生活費など工面している間に借金が膨れ上がってしまうケースもめずらしくないといえます。

1-3 ギャンブル等の娯楽への出費

女性が借金する理由に、「ギャンブル」など「娯楽」への出費が挙げられます。

ストレス解消のための「パチンコ」や「競馬」などのギャンブルや、さみしさを紛らわすための「ホストクラブ通い」など、いずれもお金がかかることです。

パチンコや競馬で損をした分を取り返そうとカードローンを利用することや、ホストクラブに通う資金準備の借入れなど、いずれも借金を増やし「多重債務」に陥る大きな要因といえます。

1-4 買い物・美容関連の出費

女性が借金する理由に、「買い物」や「美容関連」の出費が挙げられます。

洋服や雑貨などを購入することが楽しみであり、「ストレス発散」につながるという場合には、つい店員に勧められるままカード払いなどで買い過ぎてしまうこともあるようです。

また、「化粧品購入」や「エステ」など、女性特有の美容関連といった理由で出費がかさむとも考えられます。

欲を満たすための借入れが「癖」になると、無駄な出費で収支のバランスを崩し、借金を増やすことになるため注意してください。

1-5 交際費への出費

女性が借金する理由に、「交際費」への出費が挙げられます。

友人との「女子会」や会社の「飲み会」など、お金がないことを理由に断ることができず、周囲に合わせて参加することも多いといえるでしょう。

参加しないことでその後の会話についていけなくなることを恐れ、周囲に合わせて参加し続けた結果、お金が足らなくなり借金をしてしまうケースも見られます。

1-6 奨学金の返済

女性が借金する理由に、「奨学金」の返済が挙げられます。

貸与型の奨学金は、親ではなく大学に通う「本人」が借りることになりますが、大学生の間は返済が発生しません

社会人として働きだすと返済がスタートしますが、私立大学や学部の種類によっては高額な奨学金を借りているケースも少なくないため、返済できなくなる事例も多く見られます。

特に女性は収入が高くないため、新卒で就職した後も奨学金返済で給与が残りにくく、別の借金を増やしてしまうこともあるようです。

奨学金制度が大きく変わらなければ返済できなくなる人は今後も増えるとも考えられるため、学生が安心して大学に通うことのできる制度の改革が待たれます。

1-7 借金の返済

女性が借金をする理由に、「借金」の返済が挙げられます。

借金の返済日にお金がなく、他の消費者金融などから借入れをして返済に充てているケースはめずらしくありません。

しかし、借金返済のための借金は、利息の負担を増やし、雪だるま式に借金を膨れ上がらせることになってしまいます。

2章 女性が借金地獄に陥るリスク

たとえ借金をしても、節約を心がければ出費を調整できると思いがちですが、女性の借金は次の「リスク」を抱えることになります。

  1. 生活が不安定になる
  2. 結婚できなくなる
  3. 婚姻生活を継続できなくなる
  4. 子どもの生活に悪影響を及ぼす

それぞれどのようなリスクか説明します。

2-1 生活が不安定になる

女性が借金するリスクとして、生活が「不安定」になることが挙げられます。

多重債務で悩むケースの多くは、「利子」ばかり支払って「元本」が減っていない状態が続いているため、借金返済の「終わり」が見えなくなっています

毎月利子のみ返して借金滞納を回避している場合には、すでに「赤信号」の状態です。

今は何とか返済できていてもいつ滞るかわからず、家計を圧迫し続ければ生活に支障をきたすことになります。

2-2 結婚できなくなる

女性が借金するリスクとして、「結婚」できなくなることが挙げられます。

借金を理由に結婚できなくなるわけではないものの、完済するまで延期を申し出られたり解消されたりといった可能性も否定できません。

借金を理由に相手の気持ちが離れることも考えられるため、結婚できなくなるリスクはあると考えられるでしょう。

2-3 婚姻生活を継続できなくなる

女性が借金するリスクとして、「婚姻生活」を継続できなくなることが挙げられます。

「結婚式」や「新婚旅行」、「新居」の準備などお金がかかるタイミングはいろいろあり、子どもを授かれば「子育て」にもお金がかかります。

「マイホーム」や「自家用車」を購入する場合には、​ローンを利用したくても「審査」に通りにくくなる​とも考えられるでしょう。

そもそも独身時代の借金を結婚後に「持ち越す」ことは、夫婦の「家計」から返済することを意味するため、婚姻生活の継続に何らかの影響を及ぼすと考えられます。

2-4 子どもの生活に悪影響を及ぼす

女性が借金するリスクとして、「子ども」の生活に悪影響を及ぼすことが挙げられます。

そもそも子どもを育てることにはお金がかかりますが、特に「大学進学」などのタイミングでは多額の資金が必要です。

子ども自身が奨学金で借入れする場合でも、抱えていた借金が膨れ上がり限界を越えれば、奨学金の「保証人」になることができなくなるとも考えられます。

3章 女性の借金問題を解決する方法

女性が借金をする理由はいろいろですが、経済的に自立していたり収入が高かったりする場合でも、消費意欲が高く身だしなみに必要以上にお金をかければ支出は増えます。

そもそも日本はまだまだ男社会であるため女性は収入も低く、離婚した場合に母子家庭となれば子育てにお金がかかるため、生活費は不足しがちです。

様々な理由で多重債務に陥ってしまったときには、どの借金を優先し返すのか「順位」をつけることに加え、次の4つの解決方法を検討しましょう。

  1. 低金利ローンへの借り換え
  2. ローンの一本化
  3. 返済猶予・減額返済制度の利用(奨学金)
  4. 債務整理の検討

それぞれどのような解決方法か説明していきます。

3-1 低金利ローンへの借り換え

女性の借金問題を解決する方法として、「低金利ローン」への借り換えが挙げられます。

今の借入れよりも「低い」金利でお金を借りることができるローンに「借り換え」することで、利子負担を軽減できます

借金の「元金」が減るわけではないため、根本的な借金問題を解決できるだけではないものの、「利子負担」を抑えることで以前よりも完済を目指しやすくなるでしょう。

ただし低金利ローンへの借り換えは新しく借金をすることを意味するため、「滞納」などを理由に信用情報が悪化していれば、「審査」に通らず利用できないこともあります。

3-2 ローンの一本化

女性の借金問題を解決する方法として、ローンの「一本化」が挙げられます。

ローンの一本化は主に「おまとめローン」を利用する方法であり、複数社からの借入れを「一社」にまとめます

返済日がバラバラだった借金が1つにまとまることで、返済管理も軽減されトータルの利子負担額を少なくできる可能性はあります。

ただし低金利ローン同様に信用情報が悪化していれば審査に通らず、借入額によっては返済期間の「長期化」で利子負担が大きくなる場合もあることは留意しておいてください。

3-3 返済猶予・減額返済制度の利用(奨学金)

女性の借金の理由が「奨学金」の場合には、「返済期限猶予」や「減額返済制度」の利用を検討しましょう。

日本学生支援機構では、奨学金の返済が災害・傷病・経済的な理由などで困難になった方に向けて、次の2つの制度を設けています。

返済期限猶予一定期間返還期限を延期する制度
減額返還制度一定期間、当初約束した返還月額を減額し、減額返還適用期間に応じた分の返還期間を延長する制度

返済期限猶予」なら一定期間のみ「返済期限」を引き延ばすことができ、「減額返還制度」では毎月の「返済額」を抑えて無理なく返すことができます。

3-4 債務整理の検討

女性の借金問題を解決する方法として、「債務整理」を検討することが挙げられます。

借金の滞納が続けば、債権者からの電話による督促の口調も厳しくなることも予想され、精神的に恐怖や不安を抱えている女性も少なくありません。

しかし債務整理を「専門家」に依頼すると、債権者から本人に直接請求することはできなくなるため、精神的な負担は大きく軽減されます。

債務整理には次の3種類がありますが、周囲に知られずに問題解決したいならできるだけ早い段階で専門家に相談することをおすすめします。

  1. 任意整理(手続する借金を選びたい方向け)
  2. 個人再生(住宅ローン返済が残っている方向け)
  3. 自己破産(借金総額が多額の方向け)

それぞれの債務整理について説明します。

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任意整理(手続する借金を選びたい方向け)

「任意整理」とは、債権者に将来利息や遅延損害金をカットしてもらうように交渉し、和解後は3~5年の分割で返済を続ける手続です。

裁判所を介さないことや、担保や保証人のついた借金は除外できることで、家族や職場に知られることなく手続できます

個人再生

「個人再生」は、借金を5分の1程度など大幅減額させ、残った借金は3年に分けて返済するための手続です。

裁判所を介し手続するため、一部の借金を除外することはできず、家族の協力も必要になります。

ただ、マイホームの「住宅ローン」はそのまま返済を継続させながら、他の借金を整理できるといったメリットがあります。

持ち家を手放すことなく他の借金問題を解決させたいときには、個人再生を選ぶとよいでしょう。

自己破産

「自己破産」とは、借金総額が多額で返済しきれないという場合、返済免除してもらうための手続です。

裁判所を介すことはもちろん、すべての借金が対象になり、最低限の財産以外すべて「処分」することが必要となります。

そのため家族の協力も不可欠となり​、隠れて手続することはできない​といえますが、返済能力を大きく超えた借金を抱えているときには検討が必要といえます。

まとめ

女性が借金をする理由はいろいろありますが、借入れ額が増えて自転車操業の返済になれば、自力で解決することは難しくなります。

低金利ローンに借り換えたりローンを一本化したりすることや、奨学金であれば返済猶予や減額返済制度を利用する方法はあるものの、それでも返済が追いつかないという場合もあるでしょう。

自力で解決できないときには、債務整理をすることで借金の請求をストップさせることができます。

誰にも知られず手続できる方法もあるため、もしも借金問題を解決させたいけれど、どうすればよいかわからず悩んでいるのなら、一度グリーン司法書士法人グループへ気軽にお問い合わせください。

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よくあるご質問

女性が借金する理由とは?
女性が借金をする理由は、主に下記の通りです。
・生活費の不足
・育児・教育費の補填
・ギャンブル等の娯楽への出費
・買い物・美容関連の出費
・交際費への出費
・奨学金の返済
・借金の返済
借金はいくらからやばい?
借金がやばいかどうかの一つの目安は、借入総額が年収の3分の1を超えているかどうかです。
年収の3分の1を超える借金は、返済能力を上回ってしまい返済が難しくなると言われています。
▶借金がいくらからやばいかについて詳しくはコチラ
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