借金が家族にバレる時はいつ?その原因と内緒で解決する対処法を解説

   司法書士山田 愼一

監修者:グリーン司法書士法人   山田 愼一
【所属】東京司法書士会 登録番号東京第8849号 / 東京都行政書士会所属 会員番号第14026号 【保有資格】司法書士・行政書士・家族信託専門士・M&Aシニアエキスパート 【関連書籍】「世界一やさしい家族信託」著者・「はじめての相続」監修など多数

借金返済の知識
借金が家族にバレる時はいつ?その原因と内緒で解決する対処法を解説

この記事は約 10 分で読めます。

借金があることを家族や職場にバレる時はどのようなケースなのでしょう。 

特に銀行からの借金ではなく、消費者金融などからお金を借りている場合などは、家族や職場にバレることは避けたいと考えてしまうものでしょう。

そこで、借金が家族にバレる時について、その原因や内緒で解決する対処法も踏まえて次の3つの章に分けて詳しく解説していきます。

  1. 借金が家族にバレると考えられる時
  2. 借金が職場にバレる可能性がある時
  3. 借金が家族にバレる問題を解決する3つの方法

借金を抱えているものの家族や職場にバレるのではないかと気になる方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

1章 借金が家族にバレると考えられる時

お金を借りていることを、銀行や消費者金融から本人以外に告げ口されることはありません

しかし次の7つのケースにおいては、借金が家族にバレてしまうと考えられます。

  1. 郵便物が届いた時
  2. 通帳や明細書を見られた時
  3. 発行したローンカードを見られた時
  4. 督促の電話があった時
  5. 自宅に取り立てがあった時
  6. 法的措置が取られた時
  7. ローンが通らなかった時

それぞれどのような時か説明していきます。

1-1 郵便物が届いた時

借金が家族にバレると考えられるのは、自宅に債権者などからの「郵便物」が届いた時です。

金融会社とお金を借りる契約を結ぶと「契約書」を受け取りますが、手続はインターネットを通して完結したとしても、書面の契約書が自宅に郵送されてしまうことがあります。

その場合、家族が郵便物を受け取り開封することで、バレてしまう可能性が高くなるといえます。

1-2 通帳や明細書を見られた時

借金が家族にバレると考えられるのは、家族に通帳や借金の利用明細書を見られた時です。

ローンやクレジットカードの利用代金を銀行口座から「引き落とし」で支払っている場合、取引の履歴が通帳に記録されます。

給与入金口座をローン引き落とし口座に設定している場合、家計や口座を管理している妻などにバレてしまう可能性は高くなるといえるでしょう。

また、ATMでカードを利用した時の「明細書」を自宅に持ち帰り、家族に見られることでバレてしまう可能性もあります。

1-3 発行したローンカードを見られた時

借金が家族にバレると考えられるのは、発行したローンカードを見られた時です。

キャッシング用のカードがあればコンビニATMなどを利用して気軽にお金を借りることができる反面、「ローン」や「金融会社名」の記載があるカードを家族に見られれば、借入れ用のカードを所持していることがバレてしまいます。

1-4 督促の電話があった時

借金が家族にバレると考えられるのは、債権者から督促の電話や手紙があった時です。

借りたお金を遅れずに返していれば債権者から督促の電話がかかることはないものの、期日までに返済しなければ自宅に電話がかかってくる場合もあります。

特に返済期日を過ぎているのに返さず放置し続けていると、自宅に「督促状」など書類も届くことになり、家族に借金の存在を知られることになるでしょう。

1-5 自宅に取り立てがあった時

借金が家族にバレると考えられるのは、債権者から自宅に取立てがあった時です。

督促状が届いたのにもかかわらず、さらに返済せず放置し続ければ、債権者が自宅に取立てに来ないとも限りません

仮に督促状が届いたとしても、家族に見られるよりも前に処分すれば、バレずに済むとも考えられます。

しかし債権者が自宅に取立てに来れば、家族が対応することによりバレてしまうことは避けられないでしょう。

貸金業法では相当な理由がない限り自宅への取り立ては許されていないものの、連絡がつかない状態が続けば、自宅へ訪問される可能性が高まると留意しておいてください。

もし、借入先が闇金だった場合には、貸金業法などの制限を無視して取立てを行うおそれがあるので、バレる可能性が飛躍的に高まってしまいます。

1-6 法的措置が取られた時

借金が家族にバレると考えられるのは、債権者による法的措置が取られた時です。

返済期日を過ぎても返さず放置し続けていれば、債権回収に向けて裁判所を通し、「支払督促」など法的措置を取る可能性が高くなります。

この場合、裁判所から通知が届くことになりますが、家族が受け取り開封することで、借金が返済できていない事実を知られてしまいます。

1-7 ローンが通らなかった時

借金が家族にバレると考えられるのは、ローンの審査に通らなかった時です。

金融会社からお金を借りるときには、「信用情報機関」への照会を含めた審査が行われます。

信用情報機関とは
信用情報機関とは、クレジットやローンの申し込み・契約などに関する信用情報を、加盟会社であるクレジット会社やローン会社から収集・管理し、会員である加盟会社からの照会に応じて情報提供する機関です。

借金を返済していない状態が続けば、信用情報機関が管理する個人信用情報に「事故情報」として記録されるため、審査には通りません。

審査に通らないことにより、すでに他社から借入れがあることが家族にバレる可能性は高くなるといえるでしょう。

2章 借金が職場にバレる可能性がある時

借金があることを、家族に知られるだけでなく「職場」にバレることもあります。

職場にバレる可能性がある時として、次の3つが挙げられます。

  1. 在籍確認があった時
  2. 滞納中の返済について連絡があった時
  3. 給与を差し押さえられた時

それぞれどのような時か説明していきます。

2-1 在籍確認があった時

借金が職場にバレる可能性があるのは、勤務先に金融会社から「在籍確認」の連絡があった時です。

金融会社からお金を借りる時、氏名や住所以外だけでなく「勤務先」についても申告します。

しかし、本当に申告された勤務先で働いているのか証明できないため、金融会社から勤務先に連絡が入り実際に在籍しているか確認されます

在籍確認では、金融会社の担当者の「個人名」で連絡が入るものの、過去に借金した経験がある方が電話を受けた場合、相手の事務的な対応や雰囲気などで在籍確認と察知される場合もあるようです。

2-2 滞納中の返済について連絡があった時

借金が職場にバレる可能性があるのは、勤務先に債権者から借金返済に関する連絡があった時です。

通常であれば、貸金業法により債務者の勤務先に対する取り立てなどは厳しく「規制」されているため、連絡が入ることはありません。

しかし期日を過ぎても返済されず、さらに連絡がつかない状態が続けば、「正当な理由」と認められ勤務先に連絡が入る可能性もあります。

2-3 給与を差し押さえられた時

借金が職場にバレる可能性があるのは、給与を差し押さえられた時です。

返済期日を過ぎたままの状態が続けば、債権者も回収のために債務者の「給与」を差し押さえるなど「強制執行」の手続を開始します。

この場合、裁判所から勤務先に「債権差押通知書」が届くことになるため、確実に借金があることを知られてしまいます。

3章 借金が家族にバレる問題を解決する3つの方法

借金があることを家族や職場にバレることを避けたいという場合には、遅れず返済を続けることはもちろんのこと、手紙や電話による連絡が入らないようにすることが必要です。

そのため家族や職場に借金がバレる問題を解決する方法として、次の3つが挙げられます。

  1. 郵便物が届かないようにする
  2. 債権者から連絡があった時には無視しない
  3. 任意整理をする

それぞれの方法について説明します。

3-1 郵便物が届かないようにする

家族や職場に借金がバレる問題を解決する方法として、「郵便物」が届かないようにすることが挙げられます。

自宅に届くことの多い郵便物は次の4つです。

  1. 契約書
  2. 明細書
  3. 増額案内
  4. キャンペーン案内

契約書は「自動契約機」の利用で郵便物が届かないようにし、利用明細も「WEB明細サービス」などを利用してインターネット上で確認するように手続しておきましょう。

また、増額やキャンぺーンなどの「案内」についても、郵送による案内は不可にしておくと安心です。

3-2 債権者から連絡があった時には無視しない

家族や職場に借金がバレる問題を解決する方法として、債権者から連絡があっても「無視」をしないことが挙げられます。

うっかり返済期日を過ぎてしまった場合でも、債権者からの連絡は本人の携帯電話などに入るため、家族や職場に知られることはありません。

しかし債権者からの連絡を無視すれば、自宅に督促状が届いたり電話がかかってきたり、勤務先に電話連絡が入る可能性もあります。

借金があることをバレたくないのであれば、債権者から連絡があったときは無視せず、返済できない場合でもその旨を伝え相談するようにしてください。

3-3 任意整理をする

家族や職場に借金がバレる問題を解決する方法として、「任意整理」を検討することが挙げられます。

借金があることを家族や会社に知られる「きっかけ」として多いのは、返済ができず督促状が届いたり電話連絡が入ったりすることです。

期日を過ぎても返せない状態に陥る前に、任意整理により借金問題を解決することで、誰にも借金があることを知られずに済みます。

「任意整理」とは、債権者に対し利息カットなど借金減額を交渉する手続で、和解成立後は3〜5年で返済することになります。

毎月の返済負担を軽減できる手続であるため、返済の遅れで家族や勤務先にバレるリスクが高いのなら、検討してみることをオススメします。

まとめ

借金を抱えていることが家族や職場にバレる時とは、主に返済が遅れていることによる債権者からの連絡がきっかけといえます。

そのため返済期日までに遅れず返すことが必要といえますが、複数の借金を抱えている状態で、返済が追いつかなければ支払いはできません。

もしも借金返済が思うように進まず、このままではいずれ家族や職場にバレてしまうと不安を抱えているのなら、一度グリーン司法書士法人グループへ借金問題解決に関してご相談ください。

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よくあるご質問

借金が職場にバレる可能性は?
借金が職場にバレる可能性があるのは、下記のタイミングです。
・在籍確認があった時
・滞納中の返済について連絡があった時
・給与を差し押さえられた時
借金が職場にバレるケースについて詳しくはコチラ
借金をすると家族にバレますか?
借金が家族にバレるのは、下記のタイミングです。
・郵便物が届いた時
・通帳や明細書を見られた時
・発行したローンカードを見られた時
・督促の電話があった時
・自宅に取り立てがあった時
・法的措置が取られた時
・ローンが通らなかった
借金が家族にバレるときについて詳しくはコチラ
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