利息をカットして借金減額!借金返済ノウハウの任意整理の記事一覧
任意整理とは、債務整理の一種で、債権者(お金を貸している側。消費者金融や銀行など)と交渉することで利息をカットしてもらい、返済額を減額する手続きです。
任意整理と他の債務整理(個人再生や自己破産)を比較したメリットは、主に以下の通りです。
任意整理のメリット
- 裁判所を通した手続きではなく債権者(お金を貸している人)と債務者(お金を借りている人)同士で話し合う
- 裁判所を通さないので手続きが簡易的
- 財産を失うリスクはない
- 任意整理をしても官報に載ることはない
上記のようなメリットがある一方で、任意整理は債権者が合意しない場合など失敗してしまうなどのデメリットもあります。
任意整理のデメリットは、下記の通りです。
任意整理のデメリット
- ブラックリストに載る
- 借金の元金は減らない
- 月々の返済額が増える可能性がある
- 収入が少ないと任意整理に応じてもらえない可能性がある
- そもそも債権者の合意がなければ手続きができない
他の債務整理同様に任意整理を行うと、信用情報機関に事故情報が掲載されブラックリストに入ってしまいます。
信用情報機関のブラックリストは借金完済後5~10年たたないと消去されないので、任意整理後5~10年間はクレジットカードの作成やローンを組むことは難しいと思っておきましょう。
また、任意整理をするには以下の条件を満たさなければなりません。
- 1.安定した一定の収入があること
- 2.利息カット後の元金を3~5年で完済できる目処があること
- 3.今後も必ず返済するという意志があること
上記を満たさない場合には、任意整理を行うことはできないので個人再生や自己破産など他の債務整理も検討する必要があるでしょう。
任意整理の手続きの流れは、下記の通りです。
- 1.専門家へ依頼
- 2.受任通知の送付
- 3.和解内容の提案・引き直し計算
- 4.和解案の作成
- 5.和解交渉
- 6.和解成立
- 7.和解書の取り交わし
上記を見てわかるように、任意整理は裁判所を通す手続きではなく、債権者と債務者の和解によって成立します。
とはいえ、当事者同士で話し合い和解するのは難しいので、任意整理を行う場合には精通した司法書士や弁護士に相談するのが良いでしょう。
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よくあるご質問
- 任意整理と債務整理の違いは?
- 債務整理は借金を整理するための法的手段の総称です。その具体的な方法のひとつが任意整理です。
- 任意整理は何年で事故情報が消える?
- 任意整理で手続き後、借金完済して5年程度で消えます。
- 債務整理をすると何年ローンが組めない?
- 個人再生・自己破産は5~10年程度、任意整理は5年程度です。
- 任意整理の年間件数は?
- 正式な件数は発表されていませんが、150万件~250万件ほどといわれています。
- 債務整理後何年でカードが作れますか?
- 債務整理後にローンが組めるようになるには借金を完済した日から約5~10年後で、信用情報機関の登録から情報が消える必要があります。