クレジットカードはいつから使える?届くまでの日数を最短で使う方法

司法書士市川有美

監修者:グリーン司法書士法人   市川有美
【所属】大阪司法書士会 登録番号大阪第4555号 【保有資格】司法書士

借金返済の知識

この記事は約 14 分で読めます。

大きな買い物をするときや、手持ちに現金がないときの支払いに便利なクレジットカード。クレジットカードによっては、さまざまな特典が付いており、クレジットを追加で申込む方も珍しくないでしょう。

特典が目当てで新規作成した場合が「クレカを早く使いたい」と気になっているかと思います。

一方で、便利な反面で後払いという性質上、調子に乗って使いすぎてしまい支払いを滞納してしまうケースは少なくありません。

クレジットカードの支払いを滞納すると使用停止になるため、使うには時間がかかります。そのため「滞納していたクレカはいつから使えるの?」と心配な方もいるのではないでしょうか。

この記事では「クレジットカードは申込してからいつから使えるのか」「クレジットカードは滞納してからいつから使えるのか」の2点をケース別に解説します。

クレジットカードを早く使いたい方は参考にしてください。

目次

1章 【ケース別】クレジットカードはいつから使える

JCBの調査によると、2022年時点で20代~60代のクレジットカードの保有率は86%と、10人中8人以上の人が使用していることが分かりました。データを見ても、クレジットカードは日常生活の支払いでも欠かせない存在といえるでしょう。

クレジットカードが現状使えない状態だと、早く使いたいと思うかもしれませんが、原因によっては時間がかかる可能性があるので注意しましょう。

では、クレジットカードはいつから使えるのかをケース別に解説します。

1-1 【新規作成したクレカ】申し込んでから2週間程度

新規で申込みをして、審査に通過したクレジットカードは、申し込んでから2週間程度で使用可能です。

新規で作成したクレジットカードは、手元に届いたらその日から使えますが、審査に申し込んで自宅に届くまでに時間がかかるためすぐに使えません。

しかし、最近では申し込み当日にカード番号が発行される「即日発行サービス」に対応しているカード会社もあるため、すぐに使いたい場合は利用しましょう。

ただし、18歳未満や高校生はクレジットカードの申し込みができないため注意が必要です。

1-2 【支払いが遅れたクレカ】カード会社が完済を確認した当日〜翌月以降

クレジットカードの引き落とし日までに支払いができずに、滞納してしまった場合はカード会社が完済を確認した当日から翌月以降に使用可能です。

完済した日ではなく、カード会社が完済を確認してからカウントされるため、土日や大型連休に入っている場合は確認が遅れるため注意しましょう。

また、引き落とし口座にお金を入れ忘れてしまい、うっかりミスで引き落としできなかった場合など、すぐに入金したケースではすぐに使えるようになるケースが多いです。しかし、何週間も滞納していたり、滞納を繰り返していたりなど悪質なケースでは時間がかかる場合があります。

1-3 【限度額まで使用したクレカ】引き落とし日から当日〜5営業日程度

クレジットカードには、使いすぎを防止するために限度額を設定しています。限度額まで使用した場合、引き落とし日の当日から5営業日程度で使用可能です。

クレジットカードの限度額は、金融機関から引き落とし結果の情報が入り次第の反映になります。よって、引き落とし日からすぐに使えない場合があるため注意しましょう。

反映するまでの期間は金融機関によって異なり、引き落とし日から5営業日程度になるケースもあります。

1-4 【更新したクレカ】新しいカードが届いた日から使用可能

クレジットカードには使用期限が記載されています。この使用期限が近くなると、カード会社から更新されたカードが自宅に届くので、期限が過ぎたら新しいカードを使用しなければいけません。

新しいカードが届いたケースでは、届いた日から使用可能です。まだ前のクレジットカードの期限が残っている状態で届いても、新しいカードを使うことができます。

クレジットカードが使えない期間が発生しないので、ご安心ください。

2章 クレジットカードが届く前から使う方法

旅行やイベントに合わせて優待を発生させるために、クレジットカードを新規作成した方も少なくないでしょう。

「申し込んでから2週間程度経たないとカードが使えないのでは困ってしまう」という場合は、カードが届く前から使えるサービスを利用しましょう。

ここからは、クレジットカードが届く前から使う方法を解説します。

2-1 即日発行サービスを利用する

クレジットカードが届く前にカードを使用したい方は、即日発行サービスを利用しましょう。即日発行サービスとは、その名前の通り、カードを即日発行できるサービスのことです。

インターネットで手続きが完結できるものは、カードが届く前にネット上でカード番号が発行されます。オンラインで買い物がしたい方は、カード番号を入力すれば購入が可能です。

出張や旅行などが目的で、現物でカードが欲しい場合は店舗・店頭申込で作成できるカードを選びましょう。ただし、審査や発行までの時間があるため、店の営業終了1~2時間前までには申込みする必要があります。

2-2 即日発行に対応している時間帯に申込をする

即日発行ができるサービスでも、審査や発行の手続きが必要なため、即日発行に対応している時間帯が限られています。例えば、深夜や早朝にカードが欲しい場合でも、カード会社が営業時間外であれば対応は難しいです。

即日発行に対応している時間帯を確認し、対応可能な時間に申込みをしましょう。

2-3 ただし審査の時間はかかるので注意

即日発行サービスによりその日からカードを使用できる可能性はありますが、クレジットカードという性質上、必ず審査をしなければいけません。そのため、その場で使用したいと思ってもすぐに発行ができないので注意しましょう。

また、提出書類に不備があったり審査に時間がかかると、即日発行が難しくなる場合も考えられます。もし、即日発行ができなかったときに備えて、時間に余裕を持つようにしましょう。

3章 ブラックリストに登録されたらクレカはいつから使える?

クレジットカードの支払いができずに滞納を続けたり、支払いの滞納を繰り返したりと、金銭的に信用ができない行動を取った場合はブラックリストに登録されてしまいます。

ブラックリストは、信用情報機関のブラックリストと社内で共有するための社内ブラックリストの2種類があり、どちらに載った場合でもクレジットカードが使えなくなるので注意が必要です。

では、ブラックリストに登録された場合にクレジットカードはいつから使えるのか見ていきましょう。

3-1 【支払い滞納していたケース】完済から5年程度で使える

支払いを滞納していて、分割払いなどで返済を続けている場合は、完済から5年程度で使えるようになります。

クレジットカードは、返済が滞ると使用ができなくなるため、再度使用するには滞納している分を完済しなくてはいけません。再度カードを使いたい場合は、最優先で完済を目指しましょう。

万が一、滞納分の自力返済が難しい場合は債務整理の検討をおすすめします。司法書士や弁護士に相談し、少しでも早く問題解決に向けて動き出しましょう。

債務整理で借金返済できる?
借金返済無料診断フォーム

3-2 【強制解約されたケース】完済から5年程度で使える

支払いの滞納を続けてしまい、カード会社から強制解約された場合は、完済から5年程度で使えるようになります。

支払いを滞納すると、電話や封筒で督促状が届くようになりますが、この督促状を無視し続けるとカードが強制解約になるので注意しましょう。

強制解約になったら、カードが使用できなくなります。再度カードを使うには、滞納している分を完済してから審査に通過しなくてはいけません。しかし、強制解約された情報は信用情報機関や社内のブラックリストに登録されるため、完済してから5年程度は審査落ちする可能性が高いです。

その間は、ほかの借金をつくったりローンを滞納したりしないように気を付けましょう。

3-3 【債務整理をしたケース】完済から5年〜7年程度で使える

支払いが難しくなり、債務整理をした場合は、完済から5年〜7年程度で使えるようになります。

債務整理の種類によっても期間が異なり、任意整理や個人再生の場合は完済から5年、自己破産の場合は裁判所の手続き開始から7年が目安です。

あくまで目安になるため、必ずこの期間が過ぎれば作成できるとは限りません。クレジットカードを作成したい方は、ブラックリストが消えたか確認してから審査を申込みましょう。

信用情報機関のブラックリストの確認は、以下の記事を参考にしてください。

4章 クレジットカードの滞納を繰り返すと使えなくなる可能性がある

クレジットカードが強制解約にならないからと安心して、滞納を繰り返している方は注意しなければいけません。なぜなら、クレジットカードの滞納を繰り返していると、いずれ使えなくなる可能性があるからです。

クレジットカードは滞納をした時点で一時的ではありますが、ブラックリストに載ってしまいます。完済すると消えるケースがほとんどですが、滞納を繰り返していると支払いに不安がある顧客と認定されてしまい、ブラックリストが消えなくなる恐れがあるでしょう。

カードが利用できるうちに、滞納しないように心がけて、信用回復に努めるのをおすすめします。

4-1 更新時にもクレジットカードの審査がある

クレジットカードが使えなくなるケースで多いのが、カードの更新ができずに期限が切れるケースです。この場合は、カード会社が意図して更新されたカードを届けていないため、今後使用ができなくなります。

更新時にもクレジットカードの審査があるので、この審査で支払い能力に不安があると見なされた場合は、カードの更新ができません。

強制解約になっていないからといって、カードがずっと使えるとは限らないので注意しましょう。

4-2 別のカード会社に申し込む前に信用情報を確認しよう

ブラックリスト入りしている可能性がある状態で、そのまま別のカード会社に申し込むのはおすすめしません。なぜなら、落ちた履歴もブラックリストに載るからです。

審査落ちする可能性があるか調べるには、自分の信用情報を確認しましょう。信用情報は、信用情報機関から信用情報を取り寄せることで照会が可能です。

信用情報機関には次の3種類があり、クレジットカードの会社は「シー・アイ・シー(CIC)」に加盟しています。

信用情報機関の種類主な加盟会社
日本信用情報機構(JICC)消費者金融
地方銀行・ネット銀行
シー・アイ・シー(CIC)消費者金融
信販会社
携帯電話会社
全国銀行個人信用情報センター(KSC)メガバンク・地方銀行・ネット銀行
農業協同組合
信用金庫

信用情報は、インターネットや郵送で取り寄せられるので手軽です。また、その際は手数料と本人確認書類が2点必要なので、覚えておきましょう。

5章 支払いを滞納している状態でクレジットカードを使うことはできる?

結論から言うと、支払いを滞納している状態でクレジットカードを使うことはできません。クレジットカードの引き落とし期限に支払えなかった場合は、完済するまで利用停止になります。

クレジットカードを使うには、滞納している分の支払いを完済しなければいけません。

5-1 支払いが遅れると使用停止になる

支払いができずに引き落とし期限が過ぎた場合、カード会社が支払いを確認できなかった時点からカードが使用停止になります。

カードが使用停止になると、カードで自動支払いにしていたサービスの引き落としも停止されるため注意しましょう。

特に、家賃や光熱費をカード支払いに設定していた方は、滞納していた分を完済しないと、続けて家賃や光熱費も滞納してしまいます。滞納が増えて手がつけられない状態を防ぐためにも、早めに完済するようにしましょう。

5-2 滞納を続けると強制解約になって完済しても使えなくなる

滞納を続けると、カード会社から督促状や催促状が届くようになります。支払い期限が記載されているので、支払い期限内に滞納している金額を支払わなければいけません。

もし、その期限内にも支払いができずに無視を続けているとカードが強制解約になります。カード強制解約になると、そのカード会社のクレジットカードは完済しても使えなくなるので注意しましょう。

また、強制解約になっても滞納していた分は完済しなくてはいけません。放置してしまうと差押えになる恐れがあるため、もし払えない状態でも必ずカード会社に連絡しましょう。

6章 クレジットカードの滞納が続くなら債務整理を検討しよう

クレジットカードの滞納が続いている状態であれば、債務整理を検討しましょう。債務整理は、借金を減額したり免除したりできる手続きです。

債務整理は、大きく分けて3種類の方法があります。どの方法が自分に向いているかは、下記をチェックしてみてください。

横スクロールできます

債務整理の種類手続きの方法こんな人におすすめ
任意整理利息や手数料など元金以外の支払いをカットする手続き返済が長期化して利息や遅延損害金が膨らんでしまった人
借金を選んで整理したい人
個人再生借金そのものを5分の1〜10分の1に減額して完済を目指す手続きカードの滞納の理由がギャンブルや浪費の人
失いたくない財産がある人
自己破産借金自体を免除して支払い義務をなくす手続き完済の目処が立たず返済不能に陥った人
借金を返済するための支払い能力がない人

当メディアを運営するグリーン司法書士法人では、今の債務の状況から自分に合った方法を提案いたします。初回相談は無料なので、ぜひお気軽にご相談ください。

債務整理で借金返済できる?
借金返済無料診断フォーム

6-1 債務整理をするほうが早く使えるケース

債務整理をすると、完済から5年〜7年程度の期間が経たないとクレジットカードの作成ができません。そのため、債務整理を嫌がる方も少なくないです。

横スクロールできます

債務整理の種類完済の目安クレカを作成できる期間の目安
任意整理3~5年で完済完済から5年
個人再生原則3年で完済完済から5年
自己破産手続き終了後は免除される裁判所の手続き開始から7年

しかし、債務整理は今ある借金の負担を軽減し、早期の完済を目指せます。つまり、借金の完済が5年以上かかる場合は債務整理をするほうが早く使える可能性があるでしょう。

また、既に強制解約まで進んでしまった方は、どのみち完済から5年程度経たないと使用できないため、債務整理をするのがおすすめです。



7章 クレジットカードを即日使うなら信用情報を積み上げよう

クレジットカードは、手持ちに現金がない場合やスマートに会計をしたい場合に便利なカードです。

8割以上の方が所有しているほど、日本に浸透している支払い方法ですが、クレジットカードの審査にスムーズに通過するためにも、カードを使うためにも信用情報を積み上げなくてはいけません。

計画的にクレジットカードを使用して、気持ちよく買い物を楽しみましょう。

お気軽にお問い合わせください!

借金返済のご相談はグリーンへ

借金返済に関する記事を沢山公開していますので、合わせてご覧ください。

アクセス数が多いキーワード:債務整理 クレジットカード

借金返済の無料相談ならグリーンへ

借金返済・債務整理の相談ならグリーンへ
電話相談は9:00~20:00(土日祝10:00~17:00)で受付中です。「借金返済のブログをみた」とお問い合わせいただけるとスムーズです。相談ではなく、まずはどれくらい減らせるか知りたいという方は、借金返済無料診断をご利用ください。


お気軽にお問い合わせください!

LINEでもお問い合わせ可能!
お友達登録はこちら

  • LINEで送る

無料相談フォーム

あなたの相続のお悩み
お聞かせください!

1/7
必須

お名前

必須

メールアドレス

必須

相談希望日

第一希望日

第二希望日

必須

電話番号 ※ハイフン無し

必須

お住いの都道府県

必須

ご相談項目

メッセージ本文

アクセス

東京事務所

住所:〒163-0512 東京都新宿区西新宿1丁目26番2号 新宿野村ビル12階

難波事務所

住所:〒542-0076 大阪市中央区難波4丁目4番4号 難波御堂筋センタービル8階

淀屋橋事務所

住所:〒541-0043 大阪市中央区高麗橋4丁目5番2号 高麗橋ウエストビル2階

借金問題でお悩みの方へ

TOPへ