この記事は約 10 分で読めます。
借金の滞納を続けたり、債務整理をしたりするとブラックリストに登録されます。
ブラックリストとは、信用情報機関の事故情報のことです。これに登録されるとクレジットカードの利用や新たな借入など、様々なことが制限されます。
とはいえ、ずっとブラックリストに登録されているわけではなく、一定期間が経過すれば解除されますので、ご安心ください。
この記事では、ブラックリストが解除されるまでの期間や登録期間中に制限されることなどについて解説します。
目次 ▼
1章 ブラックリストが解除されるまでの期間
冒頭でもお話したとおり、ブラックリストとは信用情報の事故情報のことです。
信用情報機関には「CIC」「JICC」「KSC」の3つがあり、それぞれ加盟している機関や登録期間が異なります。
それぞれ以下のとおりです。
| 信用情報機関 | 加盟機関 | 事故情報の登録期間(目安)※滞納を解消してからの期間 |
|---|---|---|
| CIC | 信販会社・クレジットカード会社 | 5年以内 |
| JICC | 消費者金融・クレジットカード会社 | 5年以内 |
| KSC | 全国の銀行 | 7年以内 |
横スクロールできます
なお、この期間はあくまで目安であり、具体的にどの時点で解除されるかどうかは明確ではありません。また、事故情報の登録が解消されるのは、事故の原因、つまり借金の滞納が解消されてから起算されます。そのため、いつまでも借金を返さずにいると、ブラックリストの情報も解消されないままなので注意しましょう。
なお、解除されるまでの期間を本人が早めることはできません。信用情報機関側が情報を削除してくれるのを待つしかないということを理解しておきましょう。
また、解除された旨が本人に通知が来ることはありませんので、自分で確認する必要があります。確認方法については3章にて解説しています。
1-1 原因別に見るブラックリスト解除までの期間
どのような理由で登録されたかによって、いつ解除されるかの起算点が変わります。
2〜3ヶ月以上の借金の滞納や代位弁済の場合は、完済してから約5年で解除されるのが一般的です。
任意整理、個人再生、自己破産などの債務整理の手続きを行った場合は、完済や手続き終了からおよそ5〜7年が目安となります。
短期間に複数のローンを申し込む「申し込みブラック」は6ヶ月程度で消えますが、金融機関の独自データである「社内ブラック」は半永久的に消えないため注意しましょう。
任意整理でブラックリストに登録される期間については以下の記事で解説しています。
1-2 ブラックリストから外れる方法はある?
登録された信用情報を本人の希望で直接消すような、ブラックリストを解除する方法はありません。
しかし、解除までの期間の起算点を早めることは可能です。
一括払いや繰り上げ返済で借金を早く完済するか、時効の援用を行えば、そこから期間のカウントが始まります。
自力での完済が難しい場合は、弁護士などに相談して債務整理をすることも結果的に解決を早める手段です。
なお、事実と異なる誤情報が登録されている場合に限っては、金融機関に訂正を求めて削除することができます。
ブラックリストの消し方については以下の記事で解説しています。
2章 ブラックリストが解除されるまで制限されること
ブラックリストが解除されるまでの間、以下のことが制限されます。
- クレジットカードの作成・利用
- 新たな借り入れ
- スマートフォン・携帯電話の分割購入
- 賃貸契約の審査に通りにくくなる
- ブラックリスト期間中に代用できる決済方法
それぞれ詳しく解説します。
2−1 クレジットカードの作成・利用
ブラックリストが解除されるまでの間、クレジットカードの利用や新規発行はできません。
クレジットカードの支払いが3か月程度滞った時点でブラックリストに登録され、そのカードは利用できなくなります。
また、ブラックリストの情報はほぼすべてのクレジットカード会社に共有されますので、これまで一度も使ったことのないクレジットカード会社であっても、作成することはできません。
2−2 新たな借り入れ
ブラックリストに登録されている間は新たな借り入れはできません。
消費者金融からの借り入れはもちろん、カードローンや車のローン、住宅ローンなどの各種ローンも同様です。
もしブラックリストに入っていても融資可能とうたっている業者があれば、それは高確率で闇金なので絶対に手を出さないようにしましょう。
2−3 スマートフォン・携帯電話の分割購入
スマートフォンや携帯電話の分割購入も実は、信販取引ですので、信用情報が確認されます。
そのため、ブラックリストに登録されている間は、スマートフォン・携帯電話本体の分割購入ができません。
新しいスマートフォン・携帯電話が必要な場合には一括購入する必要があります。
どうしてもという場合は、配偶者や親、子など親しい人の協力を得て、その人の名義で分割ローンを組んでもらう方法は考えられます。
2−4 賃貸契約の審査に通りにくくなる
賃貸契約をする上で、保証会社からの審査があり、ブラックリストに登録されていると審査に通過できない可能性があります。
万が一審査に落ちてしまった場合には、信販系の保証会社がついていない物件や保証会社不要の物件を探すようにしましょう。
審査が必要ない物件として有名なのが、UR賃貸です。
ブラックリスト期間中に引越しをする場合、不動産業者に正直に伝えて相談することをおすすめします。
2−5 ブラックリスト期間中に代用できる決済方法
クレジットカードが使えない期間でも、銀行口座から即時引き落としされるデビットカードや、事前に現金でチャージして使うプリペイドカード、スマホ決済などは審査なしで利用できます。
また、家族名義のクレジットカードに紐づいて発行する家族カードであれば、本人の信用情報に関わらず作成が可能です。
これらの代替手段を活用すれば、クレジットカードが作れなくてもキャッシュレスでの買い物ができ、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。
3章 ブラックリストが解除されたかの確認方法
1章で解説したように、ブラックリストに登録されても滞納を解消してから5年〜7年程度経過すれば解除されます。しかし、解除されたことが本人に通知されることはありません。
解除期間も明確ではありませんので、解除されたかどうかを確認するには、自身で確かめる必要があります。
確かめる方法は以下の2つです。
- 信用情報機関に開示請求する
- カードやローンに申し込んでみる
それぞれ詳しく解説します。
3−1 信用情報機関に開示請求する
信用情報機関に、情報が登録されているかどうか開示を求めることが可能です。
開示請求することで、また情報に傷がついてしまうのではと心配される方もいらっしゃいますが、そのようなことはありません。今後の審査に不利に働くようなことはないので安心してください。
ただし、開示請求をするには500円〜1,500円程度の手数料がかかります。
信用情報機関には「CIC」「JICC」「KSC」の3つがあり、それぞれ手数料が異なります。具体的には以下のとおりです。
| 信用情報機関 | 開示請求にかかる手数料 |
|---|---|
| CIC | 窓口:なし(令和5年2月末日をもって来所開示が終了しました) 郵送:1,500円 ネット:500円 |
| JICC | データでの受け取り:1,000円 郵送での受け取り:1,300円 |
| KSC | オンライン請求:500円 郵送請求:1,679~1,800円 |
3−2 カードやローンに申し込んでみる
ブラックリストに情報が残っているかどうかを確かめるには、信用情報機関への開示請求をするのが一番よいですが、どうしても避けたいのであればカードやローンに申し込んでみるという手段もあります。
カードやローンの審査に通れば、その時点でブラックリストに情報は残っていないということです。
ただし、短い期間に何度も審査に落ちてしまうと、「申込みブラック」としてまた信用情報に傷がついてしまいます。
もし、申込みで確認したい場合には、1回の申込みから最低でも3ヶ月は期間を空けて申し込むようにしましょう。
4章 まとめ
ブラックリストが解除されるまでの期間は、信用情報機関によって異なりますが、およそ5年〜7年かかります。
この期間は明確ではなく、公表されることもありません。解除されたとしても本人に通知が来ることもありません。
解除されたかどうかを確かめるためには、信用情報機関に情報の開示請求をしましょう。
なお、解除されるまでの間は、新たな借り入れやクレジットカードの作成、携帯・スマホの購入などができなくなります。
借金返済に関する記事を沢山公開していますので、合わせてご覧ください。
アクセス数が多いキーワード:債務整理 クレジットカード
借金返済の無料相談ならグリーンへ
よくあるご質問
- ブラックリストとは?
- ブラックリストとは、信用情報機関の事故情報のことです。これに登録されるとクレジットカードの利用や新たな借入など、様々なことが制限されます。
ブラックリストについて詳しくはコチラ
- ブラックリストに載るとどうなる?
- ブラックリストに登録されると、下記のデメリットがあります。
・クレジットカードの作成・利用
・新たな借り入れ
・スマートフォン・携帯電話の分割購入
・賃貸契約の審査に通りにくくなる
ブラックリストに登録されるとどうなるか詳しくはコチラ
次に確認したいページ












