ブラックリストに登録されていると借金一本化が難しい3つの理由

司法書士市川有美

監修者:グリーン司法書士法人   市川有美
【所属】大阪司法書士会 登録番号大阪第4555号 【保有資格】司法書士

借金返済の知識
ブラックリストに登録されていると借金一本化が難しい3つの理由

この記事は約 9 分で読めます。

 この記事を読んでわかること
  • ブラックリストで借金一本化が難しい理由
  • ブラックリストでもおまとめローン審査に通りやすくするコツ
  • おまとめローンの注意点
  • おまとめローンの審査に通らない場合の対処法(債務整理)

ブラックリストに登録されていると、借金一本化は難しくなります。

借金一本化とは、主におまとめローンなどを利用して、複数社からの借入れを一社にまとめることです。

複数の借金をまとめれば借入額も大きくなりやすいため、ブラックリスト扱いで審査に通ることは難しいといえます。

そのため、ブラックリストに登録されている方の借金一本化では、審査に通りやすくなるコツを押さえた上での申し込みが必要です。

この記事では、ブラックリストに登録されていると借金一本化が難しい理由や、通らない場合の対処法を解説します。

1章 信用情報機関のブラックリストに登録されていると借金一本化は難しい3つの理由

信用情報機関がブラックリスト扱いである場合は、借金一本化は難しいといえます。

信用情報機関とは
信用情報機関とは、個人のクレジットやローンの契約・申し込みなどの金融取引に関する客観的な事実を登録・している機関。
ブラックリストとは
ブラックリストとは、信用情報機関の管理する信用情報に、借金滞納や債務整理などの事実が事故情報として登録されている状態。

借金一本化で申し込むおまとめローンにおいても、申込者の返済能力を確認するため、信用情報機関に照会をかけます。

信用情報機関がブラックリスト扱いでは、以下の3つの理由で借金一本化は難しくなります

  1. 信用情報機関の事故情報は複数の機関で共有されている
  2. ブラックリストに登録された情報は完済から5年間は登録される
  3. ブラックリストを消す方法はない

それぞれ説明します。

1-1 信用情報機関の事故情報は複数の機関で共有されている

ブラックリストでは借金一本化が難しい理由として、ブラックリストに登録されているとローンの審査はほとんど通らなくなり、この信用情報機関の事故情報は複数の機関で共有されていることが挙げられます。

銀行系カードローンの審査には落ちたけれど、消費者金融系のローンであれば通るわけではありません

そのため、借金一本化を理由におまとめローンを申し込んでも、ブラックリストでは審査に通らないと考えられます。

1-2 ブラックリストに登録された情報は完済から5年間は登録される

ブラックリストでは借金一本化が難しい理由として、登録された事故情報が完済から5年間、登録され続けることが挙げられます。

借金一本化よりも前に借金の完済が必要になるため、ブラックリストでおまとめローンを利用する意味はないといえます。

1-3 ブラックリストを消す方法はない

ブラックリストでは借金一本化が難しい理由として、債務者本人で事故情報を消す方法はないことが挙げられます。

事故情報を消すためには、早く借金を完済して、年数の経過による削除を待つしかありません

現時点でブラックリストに登録されており、さらに返済が遅れれば削除までの期間は延長されます。

2章 ブラックリスト入りしている人がおまとめローンの審査に通りやすくするコツ

ブラックリスト入りしている方が借金一本化でおまとめローンを利用するのなら、​以下のコツを押さえた上で申し込みましょう​

  1. 自分の信用情報を確認してみる
  2. 金利が低いおまとめローンの申し込みは避ける
  3. 銀行系のおまとめローンの申し込みは避ける
  4. 短期間で複数のおまとめローンに申し込みは避ける

それぞれ説明します。

2-1 自分の信用情報を確認してみる

おまとめローンを利用するのなら、まずは自分の信用情報を確認してみましょう。

信用情報機関に、本人が開示請求をすれば、現時点で事故情報が登録されているのか確認できます。

おまとめローンの審査に落ちた場合は、その原因がブラックリスト扱いであるからとは限りません。

事故情報の記載が消えていた場合、他の理由で審査に通らないと考えられるため、まずは信用情報を確認することをおすすめします。

2-2 金利が低いおまとめローンの申し込みは避ける

借金一本化では、金利の低いおまとめローンへの申し込みは避けましょう。

金利が低ければ発生する利息も少なくなるため、金融機関側が負う貸付リスクは高くなります。

貸付リスクが高い分、審査は厳しくなると考えられるため、金利の低いおまとめローンは避けたほうがよいでしょう。

2-3 銀行系のおまとめローンの申し込みは避ける

借金一本化では、銀行系のおまとめローンへの申し込みは避けましょう。

銀行系のおまとめローンは、消費者金融系や信販系よりも金利が低いことがメリットですが、審査が厳しく通りにくいといえます。

おまとめローンの審査に通らない不安がある場合は、銀行系以外のおまとめローンに申し込むことをおすすめします。

2-4 短期間で複数のおまとめローンに申し込みは避ける

おまとめローンで借金一本化を目指すなら、短期間で複数の金融商品への申し込みは避けましょう。

短期間で複数の金融会社にローンを申し込むと、「申し込みブラック」として扱われ、審査に通りにくくなります。

1〜3か月の間で3社以上に申し込むと、6か月間は審査に通りにくくなることが多いといえます。

おまとめローンの審査に通らない場合において、複数の金融会社に申し込みをしたいときには、6か月は期間を空けましょう。

3章 【注意】おまとめローンは闇金など違法業者の恐れもある

おまとめローンは、「審査不要」などの甘いうたい文句を使う業者は、闇金など違法業者の恐れもあるため注意しましょう。

総量規制の導入後は、「貸します詐欺」などの被害例も増えています。

有利な条件を提示した上で申し込みを急がせて、先に取引実績が必要であるなどの理由で、お金を支払わせるケースもあるようです。

しかし、実際に実績を作ったとしてもお金を借りることはできず、むしろいつまでも実績作りを強要され、支払いのみを続けなければなりません。

知らない業者には申し込まないことや、必ず信用できる銀行や消費者金融を利用することが大切です。

4章 おまとめローンの審査に通らない場合は債務整理も検討しよう

借金一本化でおまとめローンを申し込んでも、審査に通らない場合は、以下の債務整理も検討できます。

  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

それぞれ説明します。

4-1 任意整理

「任意整理」は、債権者と直接交渉して、借金を減額してもらう手続です。

毎月の返済負担が軽減されるため、無理なく完済を目指せます。

手続は債務者本人でも可能ですが、専門家に依頼すると返済代行サービスを活用できるため、借金を一本化できます。

4-1-1 返済代行サービスを活用すれば借金を一本化できる

専門家の扱う「返済代行サービス」を利用すれば、毎月、複数の債権者への返済額をまとめて支払いできます

毎月の返済は、専用の預り口座に月一度、送金するのみです。

預けたお金は、専門家から各債権者へ送金されるため、支払い忘れや期日管理などの不安を抱えず利用できます

4-2 個人再生

「個人再生」は、借金総額を5分の1など大幅減額し、完済を目指す手続です。

圧縮した借金は、原則3年間で返済します。

借金一本化で利息負担が軽減されたとしても、継続して返すことが厳しい場合は、個人再生も検討できます。

また、自己破産で住宅ローン返済中の持ち家を処分されることは避けたいときにも、財産を失うことなく手続できます

なお、こちらについても、返済代行サービスを利用することは可能です。

4-3 自己破産

「自己破産」とは、借金返済の義務を免除してもらうための手続です。

財産を手放すことは必要になるものの、​借金がリセットされるため、経済的な再スタートを切ることができます​。

無職や収入が少なく、借金が減額されても返済できないときは検討するとよいでしょう。

まとめ

ブラックリストに登録されていると、おまとめローンによる借金一本化は難しくなります。

まずは、自分の信用情報を確認してみることをおすすめします。

また、銀行系のおまとめローンは避けて、比較的審査ハードルの低い消費者金融系や信販系の金融商品に申し込みましょう。

借金一本化でおまとめローンを申し込んでも、審査に通らない場合は、債務整理も検討できます。

任意整理であれば、返済代行サービスの活用で借金を一本化できるため、一度グリーン司法書士法人にご相談ください。

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