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結婚という大切なライフイベントを控えている中で、借金を抱えている方は、「結婚したら借金がバレてしまうのでは・・・」と不安になりますよね。
しかし、結婚をしたからといって、直ちに借金がバレることはありません。
とはいえ、借金があることで起こる生活や家計への影響によってバレてしまう可能性は否めません。
この記事では、結婚相手に借金がばれる理由や、結婚前に借金を整理する方法について解説します。
目次 ▼
1章 きちんと返済しているのであれば結婚しても借金はばれない
結論から言いますと、結婚したからといって借金の詳細が結婚相手に知らされることはありません。
また、探偵などを利用して調べられたとしても、第三者の問い合わせに対して、貸金業者や信用情報機関が情報を開示することはありませんので、借金の事実にたどり着くとは考えにくいです。
そのため、きちんと期日までに、自身の収入から借金を返済しているのであれば、勝手にバレることはないでしょう。
一方で、借金を借金で返済する自転車操業になっていたり、滞納が続いていたりと、返済が上手く行かない状態が続くのであればバレてしまうのは時間の問題です。
- 借金を隠している人の共通点
家族に借金を隠している方には共通の特徴があります。借金返済による家計のズレで借金がバレてしまうことを恐れ、借金を新たな借金でごまかし、多重債務化というケースが非常に多くあります。
自転車操業になってしまうと、返せたはずの借金も返せなくなってまいますので、そうなる前に早い段階で家族に相談したり、債務整理をしたりと対処することが大切です。
家族に借金を隠している方には共通の特徴があります。
借金返済による家計のズレで借金がバレてしまうことを恐れ、借金を新たな借金でごまかし、多重債務化というケースが非常に多くあります。
自転車操業になってしまうと、返せたはずの借金も返せなくなってまいますので、そうなる前に早い段階で家族に相談したり、債務整理をしたりと対処することが大切です。
2章 結婚相手に借金がばれる6つの原因
前述した通り、借金の存在が結婚相手に通知されることはありません。
しかし、同じ家で生活をしていく中で、ひょんなことから結婚相手にバレてしまうことはあるでしょう。
借金がばれる原因として考えられるのは以下のことです。
- 滞納して、督促状などが自宅に届く
- 将来ローンを組むときに審査に影響する
- 家計を一緒にして明細などを確認される
- 消費者金融などのカードが見つかる
- ブラックリストに載り、ローンやスマホの分割払いの利用ができない
- 法的措置が取られ、裁判所から書面が届く
それぞれ詳しく解説します。
2−1 滞納して、督促状・催告書などが自宅に届く
借金を滞納すると、債権者(貸金業者など、お金を貸している人)から督促状や催告書が届きます。自宅に督促の電話がかかってくることもあるでしょう。
明細などをネットで完結していたとしても、督促状や催告書は自宅に届きます。届かないようにするのは困難です。
書面が届いたり、自宅に連絡が届いたりすることで家族に見つかり、バレてしまう可能性はあるでしょう。
2−2 将来ローンを組むときに審査に影響する
借金の滞納歴があると、住宅ローンや自動車ローンを組む時の審査に通らない可能性が高いでしょう。
また、滞納歴がないとしても、借金があるだけでも審査に影響します。
結婚後のライフイベントして住宅や車を購入する機会が訪れる方も多いかと思います。そのような場面で審査に通らないと、結婚相手から怪しまれるでしょう。
2−3 家計を一緒にして明細などを確認される
結婚して、家計を一緒にするご家庭も多いのではないでしょうか。お互いの通帳などを共有しているケースもあるでしょう。
貸金業者からの引き落としが通帳に記載されていることから、バレてしまうことがあります。
2−4 消費者金融などのカードが見つかる
消費者金融などでは、キャッシュカードのようなカードが発行されます。
財布の中のそのカードが見つかったとき、借金をしているのではと疑われてしまうでしょう。
2−5 ブラックリストに載り、ローンやスマホの分割払いの利用ができない
借金を滞納していると、信用情報機関に事故情報が載ります。いわゆる「ブラックリスト」です。
一度ブラックリストに載ると、以下のことが制限されます。
- 新たなローン・借入れの利用
- クレジットカードの利用・作成
- スマートフォン本体の分割払い
ブラックリストは滞納が解消されてから5年程度は解消されることはありません。
上記のことができないことで、家族が疑問に思い、追及される可能性があるでしょう。
とはいえ、借金を期日までにしっかり払っていればブラックリストに載ることはありません。
2−6 法的措置が取られ、裁判所から書面が届く
借金の滞納を続け、督促状や催促書をも無視していると、債権者は法的措置を取るでしょう。
その場合、自宅に裁判所から訴状や支払督促などが届きます。
裁判所からの書面は日常生活であまり届くものではありませんので、家族が疑問に思い開封する可能性が高いでしょう。
そのような書面から借金の存在がバレてしまう可能性があります。
3章 借金は結婚前に整理しておこう
借金を隠したまま結婚するのは、信用関係にも影響するため、あまりおすすめできるものではありません。
数万円、十数万円程度で、コツコツ返済すれば完済までそれほど時間がかからないのであれば、告げずに返済し続けても問題ないでしょう。
しかし、返済がギリギリになっている、返済し続けるのが困難、という状況なのであれば、結婚前に一度整理し、身ぎれいにしておくことをおすすめいたします。
借金の整理方法には以下の3つがあります。
- 自己破産
- 個人再生
- 任意整理
以下では、借金の整理方法について解説します。
なお、借金の整理(債務整理)をすると、ブラックリストに載ることになります。最短でも5年はローンを組めなかったり、クレジットカードが使えなかったりしますので、その点は注意してください。
3−1 任意整理
任意整理とは、債権者と交渉することで将来発生する利息や遅延損害金をカットしてもらう手続きです。
任意整理は、他の債務整理と異なり当事者同士で解決を目指す手続きですので、家族などに知られるリスクが低いといえます。そのため「家族に知られたくない」という方には任意整理が適しているでしょう。
裁判所を通すことはなく、あくまで当事者間での交渉ですので、自己破産や個人再生ほど複雑な手続きではありません。
ただし、カットするのは利息や遅延損害金だけですので、減額の効果としては自己破産や個人再生には劣ります。
クレジットカードの支払いや、借入れが少額の方には任意整理をおすすめしています。
3−2 自己破産
自己破産とは、支払不能の状態になった人が裁判所に申し立てることで、借金の返済義務を免除してもらう手続きです。
借金がなくなる代わりに、所有している一定以上の財産は裁判所によって処分されます。そのため、マイホームなどの大きな財産は残すことができません。
収入がない方、借金が高額な方には自己破産をおすすめしています。
3−3 個人再生
個人再生とは、裁判所に申し立てることで、借金を5分の1〜10分の1程度に圧縮し、原則3年で返済する再生計画を立てる手続きです。
借金の一部は残りますが、裁判所によって財産が処分されることはありません。
ただし、個人再生が認められる要件として、安定した収入があることがありますので、定職についている必要があります。
安定した職についていて、失いたくない財産があるという方には個人再生をおすすめしています。
3章 借金トラブルならグリーン司法書士法人にお任せください
結婚したからといって、結婚相手に借金の事実が知らされることはありません。しかし、一緒に生活をする中で、バレてしまう原因は多くあります。
借金があることが後からバレてしまうと、信頼関係に影響します。
借金があることを後ろめたく思う気持ちは分かりますが、今後長く一緒に過ごすのですから、できるだけ正直にお話しましょう。
借金の支払いがままならないのであれば、債務整理をして身ぎれいになるのも一つの手段です。
グリーン司法書士法人では、これまで多くの借金トラブルを解決に導いてまいりました。
初回相談は無料です。オンライン相談にも対応していますので、借金トラブルでお困りであれば、お早めにご相談ください。
借金返済に関する記事を沢山公開していますので、合わせてご覧ください。
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よくあるご質問
- 借金は結婚したらバレる?
- 結婚により借金がバレるケースは、下記の通りです。
・滞納して、督促状・催告書などが自宅に届く
・将来ローンを組むときに審査に影響する
・家計を一緒にして明細などを確認される
・消費者金融などのカードが見つかる
・ブラックリストに載り、ローンやスマホの分割払いの利用ができない
・法的措置が取られ、裁判所から書面が届く
- 妻の借金の返済義務を夫が負う必要ある?
- 原則として妻の借金を夫が返済する必要はありませんが、下記のケースでは夫が返済義務を負います。
・妻の借金が日常家事債務の場合
・妻の連帯保証人になっているとき
・妻が夫の名義等を使って借りている場合
妻の借金の返済義務について詳しくはコチラ