借金返済のために食費を削るときのポイントは?節約する方法と注意点

司法書士山田 愼一

監修者:グリーン司法書士法人   山田 愼一
【所属】東京司法書士会 登録番号東京第8849号 / 東京都行政書士会所属 会員番号第14026号 【保有資格】司法書士・行政書士・家族信託専門士・M&Aシニアエキスパート 【関連書籍】「世界一やさしい家族信託」著者・「はじめての相続」監修など多数

借金返済の知識
借金返済のために食費を削るときのポイントは?節約する方法と注意点

この記事は約 11 分で読めます。

 この記事を読んでわかること
  • 食費を削る前に収支計画を立てて毎月の食費を可視化することが大切
  • 食費を削るときは栄養面と購入方法の見直しがおすすめ
  • 食費以外にも節約ができる部分がないか定期的に見直しをする
  • 食費を削っても返済が難しい場合は債務整理を検討することも方法の一つ

借金を最短で完済するためには、毎月の支出を見直すことが大切です。

なかでも、毎日お金がかかる食費は、工夫次第で大きく節約できる部分です。ただし、やり方を間違えると健康を損なうリスクがあるため、購入方法や栄養面に気を配りながら節約しなければなりません。

この記事では、借金返済のために食費を削るときのポイントと注意点を解説します。また、食費以外で借金返済を目指す方法も見ていきましょう。

借金返済のために、現実的かつ継続できそうな項目があれば、ぜひ実践してください。

1章 借金の返済に食費を削るとどれくらい余裕が持てる?

そもそも、借金の返済に食事を削ることは、有効な手段であるか見ていきましょう。

2024年に総務庁統計局が調査した「家計調査報告」によると、食費にかかる毎月の平均額は以下の結果でした。

単身世帯二人以上の世帯
食費の月平均額48,204円89,936円

平均額を上回っている場合は、食費を見直すことで、借金返済に充てられる額が増える可能性があります。

また、家族と暮らしている場合や同棲中など共同生活を送っている方は、まとめ買いがしやすく、無駄を減らすチャンスが多いため、協力しながら節約することをおすすめします。

平均額より大幅に食費を削っているにもかかわらず、借金の返済が苦しいと感じている方は、固定費の見直しや収入を増やすなど、食費を削る以外の方法を考えたほうがよいでしょう。

それでも返済が難しい場合は、司法書士や弁護士などの専門家に相談し、債務整理で借金を減額することも検討しましょう。

2章 食費を削る前に収支計画を立てよう

まずは、食費を削る前に「どこにどれだけお金を使っているのか」をきちんと把握することが大切です。

現状を把握することで、無駄を見つけやすくなり、効果的な節約ができます。

では、収支計画の立て方の流れを見ていきましょう。

2-1 家計簿やアプリで食費を計算する

自分が毎月どれだけ食費を使っているかを正確に把握するために、家計簿や家計管理アプリを活用しましょう。

感覚で節約を進めると、思ったより無駄遣いしていたり、逆に削りすぎて健康を損ねたりする恐れがあります。記録を続けることで、何にどれだけ使っているのかが見え、食費に必要な金額が設定できます。

また、食費以外の支出も同時に記録することで、家計全体のバランスが分かりやすくなります。電気代やガス代など固定費との比較も視野に入れると、どこを優先的に削るべきか判断しやすいです。

2-2 1か月の食費の目標を立てる

毎月の支出が分かったら、次は月ごとの目標金額を設定しましょう。

目標金額は「達成可能であること」がポイントです。あまりに厳しい設定にするとストレスがたまり、節約が続かない原因になります。週ごと日ごとなど、短期的な目標に分けて考えるとよいでしょう。

最初から無理をしすぎず、少しずつ削っていくことが成功のコツです。目標を設定することで、日々の買い物や外食の判断も変わり、節約意識が自然と高まります。

3章 借金返済のために食費を削るときのポイント

目標金額を設定したあとは、目標達成に向けて食費を節約しましょう。

ここでは、無理なく食費を減らすための工夫と、注意したいポイントを解説します。カテゴリー別に紹介するので、すぐに実践できそうな項目から始めましょう。

3-1 必要以上の食べ物を購入しない

お得だからと、つい特売品を大量に購入してしまう方が多くみられますが、必要のないものを買いすぎると、食べきれずに無駄になってしまいます。

買い物前に冷蔵庫や食品棚を確認し、必要なものをメモしてから出かける習慣をつけましょう。リストをもとにした買い物を意識すれば、無駄遣いを防ぐことができます。

また、スーパーは「空腹で行かない」ことも効果的です。空腹だと誘惑に負けやすく、余計なものを買いがちになるため、食後に買い物へ行くことを心がけましょう。

3-2 購入方法や調理法を見直す

業務スーパーや道の駅などの安い店の活用、特売日を狙って安い食材を購入する、自炊を増やすなどの工夫で食費は抑えられます。

また、同じ食材でも調理法を変えれば飽きずに食べられます。例えば、鶏むね肉を焼くだけはでなく、煮たり蒸したりとアレンジして活用すると無駄も減ります。

また、冷凍保存テクニックを身につけておくとより自炊が便利になります。余ったお肉や魚は味付けして冷凍しておくと、仕事帰りでも簡単に調理できるためおすすめです。

3-3 栄養面にも気を配る

節約しすぎて栄養が偏ると、体調を崩す原因になります。医療費がかかってしまえば、本末転倒です。

豆腐、納豆、卵、旬の野菜など、安くて栄養価の高い食材をうまく取り入れて、健康を維持しましょう。

一週間ごとにメニューのバランスを見直すと、無理のない栄養管理がしやすくなります。食べたものを食事管理アプリに入力すると、足りない栄養素や食材を教えてくれるためおすすめです。

ビタミンやたんぱく質をしっかり摂取して、余計な出費が発生しないように心がけましょう。

3-4 モチベーションを維持する方法を考える

節約は継続が大切です。途中で挫折しないよう、目に見える成果を記録しましょう。

節約できた金額をアプリで記録したり「あと○か月で完済できる」とゴールを意識した取り組みがおすすめです。安くて満足感のあるご褒美メニューを食べることも、モチベーションの維持につながります。

また、SNSで節約仲間と交流して、目標を共有することで刺激となります。小さな成功体験を積み重ねて習慣化しましょう。

4章 食費を削る以外に借金返済のためにできること

最短で借金の完済を目指すためには、どうしても食費の節約だけでは限界があります。

食費以外にも、ほかの支出を見直したり、収入を少しでも増やす工夫を取り入れましょう。

ここからは、食費を削る以外に借金返済のためにできることを解説します。

4-1 食費以外に無駄な出費がないか確認する

使っていないサブスクや、何となく継続している保険など、意外なところに無駄が潜んでいることがあります。定期的に固定費を見直して、食費以外に無駄な出費がないか確認しましょう。

特に、スマホやインターネットの契約、保険の内容などは定期的にチェックして、より安いプランに変更することで年間数万円単位の節約につながる可能性があります。

4-2 日雇いバイトやフリマアプリで収入を増やす

収入が限られている場合は、日雇いバイトやフリマアプリでの不用品販売なども立派な対策です。最近では、ポイントサイトや在宅ワークなど、自宅でできる方法も増えています。

また、趣味や得意なことを活かしてスキルシェアサービスで仕事を受けるなど、自分に合った方法で副収入を得る工夫もよいでしょう。少額でも、続けることで借金返済の大きな力になります。

4-3 固定費を見直す

食費や交際費などは「変動費」と呼ばれ、その月によって金額が変わる支出です。

一方、スマホの料金や光熱費、保険などの固定費は、一度見直すと長期的に効果が出やすい項目です。

格安SIMへの乗り換え、電力会社の変更、保険の見直しなど、固定費を削ることで大きな差が出る可能性があります。契約を見直す際は、無料の見積もりサービスや比較サイトを活用するとよいでしょう。

4-4 公的支援制度を利用する

収入が著しく少ない場合や、通院などで医療費の負担が大きい場合は、国や自治体の公的支援制度を利用することも選択肢の一つです。

生活福祉資金の貸付や住居確保給付金、生活保護など条件に合えば利用できる制度があります。困ったときは一人で抱え込まず、市役所などの専門窓口に相談しましょう。

また、学生であれば、奨学金制度や学費減免制度、学生相談室なども活用可能です。支援を活用して、借金問題の解決への第一歩を踏み出しましょう。

5章 食費を削っても借金の返済ができないなら債務整理を検討しよう

食費を削っても借金の返済が難しいときは、債務整理を検討しましょう。債務整理とは、借金の減額や免除ができる法的手続きです。

債務整理の手続きは3種類あり、それぞれ手続き内容が異なります。

債務整理の種類手続きの方法こんな人におすすめ
任意整理利息や手数料など元金以外の支払いをカットする手続き返済が長期化して利息や遅延損害金が膨らんでしまった人
借金を選んで整理したい人
個人再生借金そのものを5分の1〜10分の1に減額して完済を目指す手続き借金の理由が浪費やギャンブルの人
失いたくない財産がある人
自己破産借金自体を免除してもらい支払い義務をなくしてもらう手続き完済の目処が立たず返済不能に陥った人
働くことが難しく支払い能力がない人

債務整理は、司法書士や弁護士などの専門家に依頼して手続きをすることが一般的です。

借金の滞納が続くと財産を差し押さえられる可能性があります。まずは専門家に相談して、適切なアドバイスを受けましょう。

では、手続きの特徴を詳しく解説します。

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5-1 任意整理

任意整理は、利息や遅延損害金をカットしたり、毎月の返済額を減らしたりする手続きです。裁判所を通さず、専門家と債権者が直接交渉するため、比較的スムーズに進めることができます。

特定の債務だけを対象にすることが可能なので、家や車のローンが残っている場合でも安心です。周りに知られにくいため、内緒の借金がある方に向いているでしょう。

5-2 個人再生

個人再生は、裁判所を通して借金を大幅に減額する手続きです。任意整理と異なり、元金を減額できるため、高額な借金を整理したい場合におすすめです。

また、住宅ローン特則を利用することで、家を残したまま借金を減額できる点も特徴です。大切な財産を失わずに手続きできるため、今の生活を維持したまま借金問題を解決できる可能性があります。

5-3 自己破産

自己破産は、裁判所に申し立てをして、借金を全額免除してもらう手続きです。借金の返済義務がなくなりますが、家や車を含めた一定の財産を失うため、メリットとデメリットを比較して考えましょう。

ただし、経済状況や借金の総額によっては最も現実的な解決策となるケースも珍しくありません。司法書士などの専門家に相談して、自分に合った方法を見つけましょう。

6章 食費を削るなら栄養面を考えて楽しく節約することが大切!

借金返済のために食費を削ることは大切ですが、体調を崩してしまっては意味がありません。安くても栄養価の高い食材を選び、無理のない方法で節約を継続することがポイントです。

また、自炊スキルを磨くことで食費だけではなく、外食の誘惑にも勝ちやすくなります。調理そのものを趣味にすれば、節約がストレスではなく楽しみになるでしょう。

無理のない節約で健康と生活を守りながら、借金返済に向けて一歩ずつ前進していきましょう。

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