【借金返済で困っている人へ】支払計画立て直しのコツを徹底解説!

司法書士山田 愼一

監修者:グリーン司法書士法人   山田 愼一
【所属】東京司法書士会 登録番号東京第8849号 / 東京都行政書士会所属 会員番号第14026号 【保有資格】司法書士・行政書士・家族信託専門士・M&Aシニアエキスパート 【関連書籍】「世界一やさしい家族信託」著者・「はじめての相続」監修など多数

借金返済の知識
【借金返済で困っている人へ】支払計画立て直しのコツを徹底解説!

この記事は約 12 分で読めます。

 この記事を読んでわかること
  • 支払計画を立て直すコツ
  • 借金の支払いが苦しくてもやってはいけないこと
  • 支払計画を立て直しても苦しいときの対処法

借入前に支払い計画を立てても、急な出費や思わぬトラブルで計画通りにいかなくなるのはよくあることです。最初に余裕がない返済計画を立てていると、継続して返済し続けるのは難しいでしょう。

返済計画は、収入や状況に応じてときどき見直すことが大切です。もし見直したとしても返済が苦しいなら、早めに専門家へ相談しましょう。

本記事では、返済計画を立て直す方法について詳しく解説します。返済計画のコツを知りたい方、特にいま毎月の返済に悩んでいる方は、ぜひ内容を参考にしてください。

1章 支払計画を立て直すときの7つのコツ

支払計画を立て直すといっても、何から手を付ければいいかわからない人もいるのではないでしょうか。

支払い計画を立て直すときのコツとして、以下の7つが挙げられます。

  • 返済計画表を作成して全体像を把握する
  • 借金返済シミュレーションを活用する
  • 先に完済できそうなところは完済する
  • 家計の収支を見直す
  • 毎月の返済額が適正か考え直す
  • 過払い金がないか確認する
  • おまとめローンを検討する

それぞれ詳しく解説していきます。

1-1 返済計画表を作成して全体像を把握する

返済計画表とは、借入に関する以下の内容をまとめた表です。

  • 借入金額
  • 借入残高    
  • 借入日    
  • 毎月の返済額(元金と利息の合計)
  • 返済利息    
  • 毎月の返済期日 

返済計画表を作成すると、どの会社からいくら借りているかという借金の全体像が明確になります。また、毎月いくら支払わなければならないかがはっきりするため、毎月の支出計画を立て直す上でもメリットとなります。

返済計画表をすでに一度作成していたという人は、それから増えた借入や収入の変化をふまえて見直してみましょう。

返済計画書の作成について、詳しくはこちらの記事も参考にしてください。

1-2 借金返済シミュレーションを活用する

返済計画表で借金の全体像をつかめたら、借金返済シミュレーションを活用して毎月いくらなら無理なく返済できるか検討しましょう。

返済方法や返済金額によって完済時期や総支払額が変わることもあるため、「月々の返済額を上げて早く完済する」「月の返済額を押さえて生活に余裕を持たせる」などさまざまなパターンを試してみると良いでしょう。

借金返済シミュレーションは、銀行や消費者金融などのサイトで公開されています。グリーン司法書士法人でも借金返済シミュレーション「バーチャル債務整理」をご用意していますので、ぜひ活用してください。

1-3 先に完済できそうなところは完済する

借入先が複数ある場合、ボーナス時などまとまった収入があったときに借金残高が少ない借入先はできるだけ先に完済しましょう。

借入先を減らすことで、返済日や返済額の管理がしやすくなる上、返済へのモチベーションも高まります。また、返済が長引くとそれだけ利息がかかるため、早く完済できればそれだけ支払う金額も少なくてすみます。

1-4 家計の収支を見直す

家計簿などをつけ、毎月の収支を正確に把握しましょう。

支出を丁寧に見直すと、意外と無駄が多いことに気づけるかもしれません。サブスクリプションの契約や通信費・固定費の見直しをおすすめします。

1-5 毎月の返済額が適正か考え直す

家計の収支の見直しと同時に、返済額の見直しも必要です。家計簿の収支を見直した結果、返済額が増やせそうなら増やしましょう。

逆に、返済額が多すぎて生活を圧迫しすぎている可能性もあります。

借入先へ相談しても減額は難しいなら、弁護士や司法書士などの専門家に相談して債務整理を検討するのも一つの選択肢です。債務整理であなたの借金がどれだけ減額できるか知りたい方は、こちらからご確認ください。

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1-6 過払い金がないか確認する

2010年6月17日以前に消費者金融からの借入やクレジットカードでのキャッシングの経験がある人は、過払い金がないかどうかを確認してみてもよいでしょう。

過払い金とは、利息制限法の上限を超えた利率での貸付で発生するもので、簡単に言えば「払いすぎた利息」です。

過払い金が多ければ、今の借金と相殺できる可能性があります。自分に過払い金があるかどうかや、いくらあるかなどを知りたい方は、インターネットの過払い金診断で簡単に調べられます。

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過払い金の対象となる人や借入について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

1-7 おまとめローンを検討する

支払い計画を立て直すにあたって、おまとめローンに申し込むのも一つの選択肢です。

おまとめローンは借入先が複数ある場合、別の会社で全額借り換えて借金を一本化できるものです。借金をまとめることで返済の管理がしやすくなる上に、金利が下がる可能性もあります。

メリットは多いものの、おまとめローンによって返済が長期化したことで支払総額が増える可能性があるデメリットも見逃せません。

利用の際には自分なりのメリット・デメリットを見極めて申し込みましょう。

おまとめローンのデメリットについて詳しくはこちらの記事も参考にしてください。

2章 借金返済が苦しくてもやってはいけない5つのこと

返済はいつも支払計画どおりにいくとは限りません。

借金返済が苦しくなると、つい安易な解決方法に流されそうになるものです。しかし、うまい話の中には、かえって借金を増やしてしまったり犯罪に巻き込まれてしまったりするリスクがあります。

ここでは、借金返済が苦しくても絶対にやってはいけないことについて解説します。

2-1 他社から借入れして返済に充てる

返済期日にお金が足りないからといって、他社から新たに借入して返済に充てるのは危険です。

その場はうまく乗り切れるかもしれませんが、根本的な解決にはなりません。お金が足りない、苦しいという事実は変わらないため、一度では終わらず何度も繰り返した挙句、自転車操業へ陥ることになります。

借入れすると利息が加わるため、借金の負担はますます膨れ上がり、気づくと借金地獄に落ちているかもしれません。

借金地獄がどのような状態なのか詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

2-2 ギャンブルでお金を増やそうとする

手持ちのお金を借金返済のためにギャンブルで増やそうとするのもやめましょう。

初めのうちは順調に勝てていたとしても、負けが続くと止められなくなり、却って借金を増やす結果になりかねません。

やりすぎると依存症にもつながってしまうため、借金の返済をギャンブルで賄おうとするのは危険です。

2-3 闇金や個人間融資・闇バイトを利用する

どれだけ返済に困ったとしても、闇金・個人間融資や闇バイトを利用するのは絶対に厳禁です。

最近SNSやネット掲示板などインターネット上で個人間融資の募集が増えています。このような場で募集される個人間融資は法律に違反しているものがほとんどで、個人と見せかけて闇金会社が運営しているケースも多々あるため、接触しないようにするのが無難です。

闇金や個人間融資は少額借りただけのつもりでも、法外な利息や厳しい取り立てで苦しめられます。また、自分だけではなく周りにも迷惑が及ぶこともあると知っておきましょう。

また、SNSを中心に、闇バイトに誘う情報も多く存在します。簡単な仕事で高額な報酬が得られると謳っているバイトには注意しましょう。自分は大丈夫だと思っていても、借金で精神的に追い詰められていると、違和感に気付けないこともあります。

なにか不安なことがあれば、身近な人や専門家に必ず相談するべきです。

個人間融資のリスクについてはこちらの記事も参考にしてください。

2-4 クレジットカードを現金化する

クレジットカードの現金化とは、ショッピング枠で購入した物品を売却して現金を得る方法です。

ショッピング枠の現金化はクレジットカードの規則に違反しているため、発覚すると利用停止や強制退会の処分を受けます。

手持ちの現金がないとき、借金の代わりになって返済の負担もないと思われがちですが、当然クレジットカードの請求は翌月以降に行われます。そもそも現金化する際に手数料などを取られるため、実際に受け取れる金額は少なく、実質損をする行為なのです。

クレジットカードの現金化について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

2-5 税金や社会保険料を払わず滞納させる

返済が負担になっていると、税金や社会保険料の支払いも滞りがちになるでしょう。しかし、税金や社会保険料は滞納していると遅延損害金が積み重なり、支払いを無視していれば借金の滞納と同様、家やその他の財産の差押えを受けます。

借金は自己破産手続きをすれば免責されますが、税金や社会保険料の支払い義務は残ります。

税金や社会保険料がどうしても払えなければ、役所や年金事務所へ事情を話し、分割での支払いや免除を相談しましょう。

3章 支払計画を立て直しても返済が苦しいときの対処法

支払計画を見直して返済を再スタートさせても、負担はそれほど変わりないように感じるかもしれません。どうしても返済が苦しいならば、借金そのものを減額・帳消しする必要があります。

ここでは、苦しい借金への対処方法を詳しく解説します。

3-1 借入先へ相談する

支出や家計を見直した上で、どうしても返済が難しい場合、まずは借入れ先へ相談しましょう。

現在の状況について話をし、支払う意思があることを誠実に伝えれば、支払いの猶予や負担の少ない分割条件などの解決策を提示される可能性があります。

相談するのは、できれば早い方が良いでしょう。滞納して督促されても連絡せず放置していると、支払う意思がないものとみなされます。

3-2 専門家へ債務整理を相談する

すでに督促を受けているなど、借入先へ相談できない状況になった場合は、司法書士や弁護士に相談して債務整理を検討しましょう。債務整理には、次の3つの方法があります。

  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

借金の額や返済能力によって最適な方法が異なるため、専門家と相談して決めるのをおすすめします。

なお、督促を受けていなくても、借金が負担だと感じるならば、できるだけ早い段階で相談すべきです。負担になっているまま放置していても状況は改善しません。手遅れになる前に行動するのが大切です。

債務整理の詳しい内容について、以下で詳しく解説します。

3-2-1 任意整理

任意整理とは、債権者との交渉を通して将来発生する利息をカットし、返済額を減額する方法です。ただし、返済条件について債権者の同意を得られなければ、他の方法へ切り替えなければなりません。

裁判所への手続きが不要なので、個人再生や自己破産よりも簡便かつスピーディーに進められるのがメリットです。

借金の総額が少なく、安定した収入がある人や特定の借入先に対して金利の負担を感じている人に向いています。

任意整理について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

3-2-2 個人再生

個人再生は、裁判所への手続きを通して借金の総額を5分の1から1/10に減額して原則3〜5年で完済する再生計画を立てる方法です。

自己破産とは異なり、車や家などの財産を残して借金を減らせるため、財産を守りたい人や再生計画にそって返済できる定期的な収入がある人に向いています。

ただし手続きが複雑であり、完了するまでに時間がかかるのがデメリットです。

参考記事:個人再生のメリット・デメリット|向いている人の特徴とは?

3-2-3 自己破産

借金が高額である、あるいは返済能力がないなど、返済不可能な場合は自己破産を選ぶことになります。

自己破産の免責許可を裁判所へ申立て、手続きが完了すれば借金はゼロになります。

ただし、家や車など一定の財産は売却して手放さなければなりません。また、手続きの間は一部の職業に就労できない、郵便物を管財人に閲覧されるなど生活上の制限があることにも注意が必要です。

4章 支払計画を立て直しても返済が難しい借金の相談はグリーン司法書士法人へ

借金の支払いが難しくなったら、支払い計画を見直し、再度立て直すことが大切です。返済計画表を作り直して借金の全体像を把握し、現在の収支を見直すことで返済の負担が軽くなる可能性があります。

しかし、一人では支払い計画の見直しが難しい場合もあるでしょう。そんなときはグリーン司法書士法人へご相談ください。

借金の支払いに関して家計相談を承っているほか、どうしても返済が難しければ、そのまま債務整理の手続きをスピーディに進められるのが一番のメリットです。

債務整理の経験豊富なスタッフが、あなたに適した解決方法をご提案いたします。

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