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- カードローンの借金は住宅ローンの審査で絶対にバレる
- 借金の内容によっては住宅ローンの審査に通る可能性がある
- カードローンの借金を家族にバレないようにするのは難しい
- 完済まで5年以上かかる場合は債務整理を検討しよう
「カードローンの借金があるけれど、バレずに住宅ローンの審査に通るかな?」
住宅ローンを申し込むの際に、印象が悪くなるからとカードローンの借金を隠して審査に申し込もうと考えている方は少なくありません。しかし、カードローンの借金は住宅ローンの審査でバレるので注意しましょう。
この記事では、カードローンの借金がバレる理由を解説します。家族にバレるのを防ぐ方法も解説するので、家族バレしたくない方は参考にしてください。
目次 ▼
1章 カードローンの借金は住宅ローンの審査でバレる!
結論から言うと、カードローンの借金は住宅ローンの審査でバレてしまいます。
住宅ローンの審査では、他社で借金をしていないか調べるため、カードローンの借金がある場合はあらかじめ申告しておきましょう。
1-1 隠して審査をしても必ずバレるので注意
住宅ローンの審査で印象が悪いからと、カードローンの借金を隠す方も少なくありません。しかし、カードローンの借金は隠しても必ずバレます。
住宅ローンの審査では、信用情報機関に照会をして、借金や債務整理などの事故、延滞履歴がないか調査します。借金の履歴は信用情報機関に載るので、隠して審査を申し込んでも意味がありません。
逆に、借金を隠して審査を申し込んだことが発覚すると、審査に悪影響になるおそれもあるので注意しましょう。
2章 住宅ローンの審査をすると家族にカードローンの借金はバレる?
カードローンの借金をしている方のなかには、家族に借金を隠しているケースも少なくないでしょう。しかし、住宅ローンの審査がある以上はカードローンの借金をバレずに隠し通すのは難しいといえます。
では、どのタイミングでバレるのか見ていきましょう。
2-1 申込書類を記載するときにバレる
住宅ローンを借入する際、金融機関に書類を提出しなければいけません。
書類には、ほかの金融機関からの借入状況や返済予定を記載する必要があるため、この書類に借金を記載することで家族にバレてしまいます。
バレないためには、家族に見られないように書類を提出する必要がありますが、どのみち審査落ちして原因を追求される可能性があるので注意しましょう。
2-2 個人信用情報を確認したときにバレる
住宅ローンの審査をする前に、審査が通るかあらかじめ個人信用情報の開示請求をする場合があります。個人信用情報の開示請求とは、信用情報機関に問い合わせて借金の返済状況や事故・延滞情報の有無を調べることです。
請求した個人信用情報は書面で届く場合があるので、この書面を家族に見られて借金がバレるケースが考えられます。
個人信用情報はネットで確認する方法もあるので、事故・延滞情報が載っている可能性がある方は、ネットで確認しておくとよいでしょう。
2-3 審査に落ちた原因を追求されたときにバレる
カードローンの借金を抱えながら一か八かで審査を申し込んだものの、審査落ちしてしまい家族に追及されるケースは珍しくありません。
審査落ちする原因は、カードローンの借金以外にも、ローンの借入額に見合わない収入だった場合や年齢などで完済できるか不安な場合などさまざまです。
しかし、収入も年齢も審査に問題がないにもかかわらず審査落ちした場合、家族が不思議に思って追求する可能性があるでしょう。ここで初めて借金の存在を白状する方も少なくありません。
2-4 不動産業者の話の流れでうっかりバレる
自分が気を付けていても、不動産業者の話の流れでうっかりバレてしまうケースです。
不動産会社で住宅ローンの相談をしている際に担当者が口を滑らせてしまったり、開示請求した個人信用情報を見せてしまったりと、審査の前に家族に借金がバレてトラブルになる場合もあるので注意しましょう。
3章 家族にカードローンの借金を隠して住宅ローンは通る?
家族にカードローンの借金を隠したい方にとって、借金を残したまま住宅ローンが通るかが一番心配な材料かと思います。
家族にカードローンの借金を隠して住宅ローンの審査をするのは可能ですが、難しいといえるでしょう。
ここからは、家族にバレにくくするためのポイントを解説します。
3-1 内緒の借金に理解してくれる不動産業者を選ぶ
自分は隠したいと思っていても、不動産業者が借金のことに触れたり、個人信用情報の照会を家族に説明したりすることでバレるおそれがあります。
そのため、家族に借金がバレないためには、不動産業者の協力が必要不可欠でしょう。
多くの不動産業者は、住宅ローンを借入できる金融機関を紹介してくれます。その際に、電話やメールなどで借金があることを伝えておくとよいでしょう。
カードローンでの借金の内容によっては、審査に通るためのコツを教えてくれるケースもあるので、相談してみるのをおすすめします。
3-2 住宅おまとめローンを組む
家族にバレずに住宅ローンの審査に申し込みたい場合、住宅おまとめローンを組む方法があります。住宅おまとめローンとは、住宅ローンと今ある借金をまとめて返済するプランのことです。
住宅ローンは持ち家という性質上、貸し倒れリスクが低いため、ほかの借金を比較して低金利で借りることができます。そのため、普通の借金と住宅ローンをまとめるのは、一般的には難しいです。
しかし、例外としてマイカーローンや教育ローンがある場合は、住宅おまとめローンとしてまとめることが可能なケースがあります。たとえば、複数の地方銀行や住信SBIネット銀行がプランを提案しているため、調べてみてはいかがでしょうか。
ただし、上限金額が設定されているため、利用する際は必ず確認する必要があります。
4章 家族にカードローンの借金があったら審査でバレる?
もし、家族にカードローンの借金があった場合でも審査でバレることはありません。
住宅ローンの審査は、あくまで契約者の信用情報を確認するため、家族にカードローンの借金があってもバレないのでご安心ください。
また、基本的に家族の借金は審査には影響しません。ただし、例外としてペアローンを組む場合は、審査に影響するので注意が必要です。
4-1 家族の借金は審査には影響しない
家族が借金を返済している途中だったり、過去に債務整理をした経験があったりと、信用情報に問題がある場合でも住宅ローンの審査には影響しません。
なぜなら、家族の信用情報と契約者の信用情報は別だからです。住宅ローンは申込をした本人が支払うため、家族の返済義務はありません。
そのため、もし今後家族が借金の返済ができずに債務整理をした場合でも、契約者が返済を続けられる状況なら購入した家を守れます。
4-2 ペアローンを組む場合は審査に影響する
ただし、ペアローンを組む場合は審査に影響します。ペアローンとは、夫婦または親子が、それぞれ契約者として住宅ローンを組む方法です。
ペアで組むことで借入できる金額が増えるため、物件の予算幅が広がるメリットがあります。そのため、共働きの夫婦を中心に人気が高い返済プランです。
ペアローンはどちらも借入するため、夫婦または親子のどちらも審査が必要になります。よって、どちらかがカードローンで借金をしている場合は、審査に影響するので注意しましょう。
5章 借金をした状態で住宅ローンは通る?
結論から言うと、借金の総額や借金の内容によっては、住宅ローンの審査が通る可能性があります。
たとえば、ギャンブルや浪費が原因の借金は今後も借金を繰り返すリスクがあるため、審査落ちするかもしれません。
実際に信用情報に借金の原因が記載されているわけではありませんが、借入の履歴は確認できます。そのため、短期間で借入と返済を繰り返している方は、滞納リスクがあると見なされるおそれがあるでしょう。
また、住宅ローンの通過率は返済負担率も関係します。返済負担率とは、収入に占める年間の返済額の割合のことです。返済負担率が小さいほうが余裕を持って返済できるため、できるだけ低めにしましょう。
返済負担率の相場は30~35%以下といわれており、手取り収入が30万の場合は、9万〜10万円程度がおすすめです。
5-1 借金がカーローンや奨学金なら通る可能性がある
借金をした状態でも住宅ローンは通るケースは、カーローンや奨学金などの借金がある場合です。カーローンや奨学金は、繰り返しの借入がないため滞納履歴がなければ通る可能性があります。
ただし、滞納をしたり総額が大きかったりと返済に不安がある場合は、審査落ちする場合もあるので注意が必要です。
住宅ローンのプランのなかには、住宅おまとめローンを適用できるケースもあるので調べてみるとよいでしょう。
5-2 多重債務の場合は審査落ちする可能性が高い
住宅ローンの審査で落ちる可能性が高いケースが、多重債務に陥っている場合です。多重債務とは、複数の金融機関から借入をしている状態で、複数社で借入と返済を繰り返している状態を指します。
多重債務に陥っている場合、すでに完済が難しい状況の方も多く、自転車操業のケースも珍しくありません。
その状態でさらに住宅ローンの返済を始めても滞納するリスクが高いため、審査に通ることはほとんどないといってよいでしょう。
6章 住宅ローンの審査前に対策すべきこと
注意点として、落ちると分かっていて住宅ローンの審査に申し込みをするのはおすすめしません。なぜなら、信用情報には審査に落ちた情報も載るからです。
審査落ちして次の金融機関に申し込みをする際、ほかの金融機関で審査落ちしたことがバレるので、より審査に通りにくくなるおそれがあります。
審査になるべく落ちないためにも、住宅ローンの審査に申し込む前に、審査に通りやすくするための対策を考えましょう。
では、住宅ローンの審査前に対策すべきことを解説します。
6-1 カードローンの残債を減らす
カードローンの借金が残っている場合は、カードローンの残債を減らしましょう。毎月決められた額を返済している場合は、ボーナスなどを利用して前倒しで返済することで返済能力をアピールできます。
カードローンの借金があっても、残債が少なく完済の目処が立っていると判断されたら、住宅ローンの審査に通る可能性が高くなるでしょう。
もし払えるのであれば、できるだけ払い切ってから審査に申し込むことをおすすめします。
6-2 完済証明書を取得する
カードローンの借金が完済できた方は、完済証明書を取得するのも有効でしょう。完済証明書は、その名前の通り借金を完済したことを証明する書類です。
借金をしても完済できることを証明できれば、信用につながるので住宅ローンの審査にもプラスにはたらきます。
6-3 使用しないカードは解約する
クレジットカードやキャッシングなど使用していないカードは解約しておきましょう。とくに、カードローンは残高がなくても契約が継続されるので解約をおすすめします。
住宅ローンの審査では、利用限度額も審査に影響します。利用限度額が高いと、使いすぎのリスクが考えられるため、使用しないカードは解約してまとめておきましょう。
7章 カードローンの完済に時間がかかるなら債務整理をするのも手
家族で持ち家の話が出たものの、明らかに審査に通過できないほどカードローンの借金が膨れて困っている方は債務整理を検討しましょう。
債務整理では、今の借金の支払い負担を軽減してくれるので、完済までのプランが立てやすいです。
債務整理は、大きく分けて3種類の方法があるため、返済が難しいと判断したらぜひ検討してみてください。
債務整理の種類 | 手続きの方法 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
任意整理 | 利息や手数料など元金以外の支払いをカットする手続き | 返済が長期化して利息が膨らんでしまった人 カードローンの借金だけを整理したい人 |
個人再生 | 借金そのものを大幅にカットして完済を目指す手続き | 借金の理由がギャンブルや浪費の人 失いたくない財産がある人 |
自己破産 | 借金自体を免除して支払い義務をなくす手続き | 完済の目処が立たず返済不能に陥った人 借金を返済するための支払い能力がない人 |
ただし、債務整理をするとしばらく住宅ローンは借入できません。そのため、債務整理で完済したからといってすぐに審査に通るわけではないので覚えておきましょう。
7-1 債務整理をすると5年間は審査落ちするので注意
債務整理をすると5年間は審査落ちします。任意整理と個人再生は完済してから5年間、自己破産は破産手続き開始決定から7年間は住宅ローンを借入できません。
ただし、借金が膨らんでいる以上は、住宅ローンの審査の通過も難しいでしょう。最低でも5年以内で完済できる見込みがない方は債務整理を検討してはいかがでしょうか。
7-2 債務整理をする場合は家族に正直に打ち明けよう
債務整理をする場合は、家族に正直に打ち明けましょう。
隠したいと思っても、最低でも5年以上は住宅ローンの審査が通らないことを考えると、5年は持ち家の話が出ないようにしなくてはいけません。
また、個人再生や自己破産の場合は裁判所から郵送が届くので、カードローンの借金がバレたくない方でもいずれバレます。さらに、カーローンの返済を債務整理する場合は、車がなくなるのでこちらも注意しましょう。
借金バレしたくない方でも、債務整理をする場合は家族に借金の存在を正直に打ち明けるのがおすすめです。
8章 カードローンの借金は住宅ローンの審査で絶対にバレるので注意!
カードローンの借金は、住宅ローンの審査で個人信用情報を確認した場合、絶対にバレます。金融機関にバレた場合は審査の印象が悪くなり落とされるおそれがあるので、デメリットしかありません。
また、金額によっては債務整理をした方が早いケースもあるので、専門家と相談をして最善の方法を選択しましょう。
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