自己破産にかかる期間を最短にするには?種類別の流れを詳しく解説

司法書士山田 愼一

監修者:グリーン司法書士法人   山田 愼一
【所属】東京司法書士会 登録番号東京第8849号 / 東京都行政書士会所属 登録番号第10262380号 【保有資格】司法書士・行政書士・家族信託専門士・M&Aシニアエキスパート 【関連書籍】「世界一やさしい家族信託」著者・「はじめての相続」監修など多数

自己破産
自己破産にかかる期間を最短にするには?種類別の流れを詳しく解説

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 この記事を読んでわかること
  • 自己破産の種類別にみる期間の目安と流れ
  • 自己破産を最短で終わらせるためのポイント

自己破産とは、借金の返済が難しくなった人が裁判所の手続きを通じて、原則すべての債務の支払い義務を免除してもらう制度です。

経済的に立ち直る大きなきっかけになる一方で、「結婚を控えているので気持ち的に楽になりたい」「数年後に住宅ローンを組んでマイホームを購入したい」といった理由で、一日でも早く手続きを完了させたいと考える人は多いでしょう。

この記事では、自己破産の種類別にかかる期間の目安を解説します。最短で終えるためのポイントも紹介しているので、手続き完了を急いでいる方はぜひ最後までご覧ください。

1章 自己破産の種類別にみる期間の目安と流れ

自己破産の手続きは一律ではなく、申立人の財産状況や借金の内容によって種類と期間が異なります。財産が少なく短期間で終わるケースもあれば、破産管財人が選任されて調査を行うために長期化するケースもあります。

手続きの種類によって、裁判所での審理の進み方や必要書類の量、免責までの期間が変わります。まずは主な3つの手続きである同時廃止事件、管財事件、少額管財事件の違いと、それぞれの期間の目安を確認しておきましょう。

1-1 同時廃止事件:最短3ヶ月

同時廃止事件とは、裁判所が破産手続開始の決定と同時に、破産管財人を選任しないと判断した場合に適用される手続きです。具体的には、保有する財産が20万円に満たないなど、債務者に換価できるような財産がほとんどない場合に適用されます。

同時廃止事件では、破産手続開始から免責許可決定までの流れが非常にスムーズで、最短で3ヶ月ほどで完了することもあります。書類に不備がなく、裁判所から追加資料を求められない場合には、手続きが短期間で進行します。

1-2 管財事件:最短4ヶ月

管財事件とは、裁判所が破産手続開始の際に破産管財人を選任し、債務者の財産や取引状況を詳しく調査する手続きです。保有する財産が一定額を超える場合や、過去の借入・資金の使い道に不明点がある場合など、慎重な確認が必要と判断された際に適用されます。

破産管財人は、債務者の財産を調査・換価し、債権者に公平に配当する役割を担います。そのため、同時廃止事件よりも手続きが複雑で、最短でも4ヶ月程度かかるのが一般的です。

一定以上の財産を保有している場合、個人事業主・会社代表者が申し立てる場合、免責不許可事由に該当する場合などは、管財事件になる可能性が高いでしょう。

1-3 少額管財事件:最短4ヶ月

少額管財事件とは、破産管財人を選任する点では通常の管財事件と同じですが、
手続きを簡略化して短期間で進められるようにした制度です。同時廃止事件としては扱われないものの、財産や債権者の数が少なく、破産手続の範囲が限定的な場合に適用されます。

少額管財事件では、財産の調査・換価処分、債権者集会などが簡略化されており、最短4ヶ月で手続きが完了します。

ただし、少額管財事件は弁護士を代理人として申立てを行う場合にのみ適用される制度です。そのため、司法書士や本人申立てでは利用できません。さらに、そもそも少額管財の制度自体を採用していない裁判所もあるため、地域によって運用が異なる点にも注意が必要です。

1-4 準備期間(最短2ヶ月)

ここまで紹介した期間は、いずれも裁判所に申し立てを行った後の手続き期間です。実際には、申立てを行う前に、必要書類の準備や費用の支払いといった申立て前の準備期間が発生します。

自己破産を進めるには、債権者一覧表や通帳のコピー、給与明細、家計簿など多くの資料を揃える必要があります。また、弁護士・司法書士などの専門家に依頼してから費用を積み立てるケースが多く、払い終えるまでは裁判所に申し立てることができません。

一方で、家族や知人の援助などにより費用を一括で支払える場合は、最短2ヶ月程度で申し立てが可能です。

2章 自己破産を最短で終わらせるためのポイント

自己破産を最短で終わらせるためのポイントは以下の通りです。

  • 専門家に早めに相談する
  • 書類を正確にそろえて早めに提出する
  • 財産・債務を正直に申告する
  • 弁護士に依頼する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

2-1 専門家に早めに相談する

自己破産を最短で終わらせるために最も大切なのは、できるだけ早い段階で専門家に相談することです。自己破産の申立てには、収入・財産・借入先などの情報整理や、複数の書類の準備が必要になります。専門家に早めに相談すれば、必要な資料のリストアップや家計簿の作成など、事前準備を効率的に進められます。

また、自己破産の手続きには専門家費用の支払いが完了していることが前提となるため、費用の積み立てを早く始めるほど手続き開始も早くなります。

さらに、本当に自己破産が最適な方法なのかを、客観的に判断してもらえる点も大きなメリットです。個人再生や任意整理のほうが状況に合っている場合には、そちらを提案してもらえるため、自分にとって最も負担が少なく、早く解決できる方法を選ぶことが可能です。

専門家に相談することで、手続きの選択ミスや書類不備による遅延を防げるだけでなく、借金問題そのものの早期解決にも繋がります。最短で経済的な再出発を図るためには、借金問題で困ったらすぐに弁護士・司法書士に相談することが大切です。

2-2 書類を正確に揃えて早めに提出する

自己破産の申立てでは、収入・財産・債務の状況を証明する様々な書類が必要になります。裁判所は、これらの書類をもとに「支払い不能かどうか」「どの手続きが適切か」を判断するため、書類に不備や不足があると補正を求められ、手続き全体が長引いてしまいます。

主な必要書類には、源泉徴収票・給与明細・通帳の写し・住民票・資産目録・債権者一覧などがあります。必要書類を正確に揃え、自己破産申立書と矛盾がないように整えておくことが、短期間での免責許可に繋がります。

2-3 財産・債務を正直に申告する

自己破産の手続きをスピーディーに終えるためには、財産や債務の内容を正確かつ正直に申告することが欠かせません。もし申告内容に虚偽があると、免責不許可事由に該当する可能性があり、最短で終わる同時廃止事件として扱われなくなるためです。

例えば、預金口座の一部を申告しなかったり、家族名義の財産を自分のものとして隠していたりすると、裁判所や破産管財人による調査が厳しくなり、手続きが長期化する恐れがあります。一方で、最初から全ての財産・債務を誠実に申告しておけば、裁判所や破産管財人とのやり取りがスムーズになり、免責許可までの期間を短縮できる可能性が高まります。

2-4 弁護士に依頼する

自己破産を最短で終わらせたい場合、弁護士への依頼を検討しましょう。財産を一定程度保有しており管財事件になる見込みがある場合、弁護士に依頼すれば少額管財事件として手続きを進められる可能性があります。

手続きが簡易的になる他、裁判所に納める予納金を通常の管財事件の約50万円前後から、20万円前後に抑えることが可能です。

さらに、地域によっては弁護士に依頼することで、手続きをスピーディーに進められます。例えば、東京地方裁判所では即日面接制度を実施しており、代理人である弁護士と裁判官との面談によって同時廃止事件として扱われる可能性があります。

3章 返済に困ったら一人で抱え込まずに早めに専門家に相談しよう

借金の返済が難しくなっても、「もう少し頑張れるかもしれない」「家族や職場に知られたくない」と考え、一人で抱え込んでしまう方は少なくありません。しかし、その間にも利息や遅延損害金は増え続け、悩んでいる間に状況が悪化してしまうケースが多くなっています。

そうならないためにも、借金の返済に困ったらすぐに弁護士・司法書士に相談するのがおすすめです。専門家であれば、現在の借入額・収入・生活状況などから、適切な債務整理方法を提案してくれます。

特に、早い段階で相談することで、裁判所への提出書類を整えたり、債権者とのやり取りをスムーズに進めたりと、実際の手続き期間を短縮できる可能性も高まるでしょう。

一方で、滞納が長期化すると利息や遅延損害金が増えるだけでなく、給与や口座が差し押さえられるなど、日常生活に支障が出るリスクもあります。「もう少し様子を見よう」と先延ばしにするよりも、早めの相談が結果的に最短での解決に繋がります。

グリーン司法書士法人では、借金問題で自己破産の手続きのサポートだけではなく、適切な債務整理方法の提案も行っています。相談は無料で承っておりますので、カードローンやクレジットカードなどの返済にお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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まとめ

自己破産の期間は、手続きの種類や財産の有無によって異なります。財産がほとんどない場合に適用される同時廃止事件なら最短3ヶ月程度、少額管財事件や管財事件では最短4ヶ月程度です。

ただし、これらは全て最短の場合であり、対応次第では半年以上を要します。そのため、自己破産を検討しているなら、以下のようなポイントを押さえておく必要があるでしょう。

  • 専門家に早めに相談する
  • 書類を正確にそろえて早めに提出する
  • 財産・債務を正直に申告する
  • 弁護士に依頼する

早く行動すればスピーディーな解決が望めるだけではなく、選択肢を広げることにも繋がります。そのため、借金の返済に困ったら少しでも早く弁護士・司法書士に相談しましょう。

グリーン司法書士法人では、経験豊富な専門家が借金問題の解決をサポートしております。「誰にも言えずに悩んでいる」「どの手続きを選ぶべきかわからない」といった方も、まずはお気軽にご相談ください。

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自己破産の期間に関してよくある質問

ここでは、自己破産の期間に関してよくある質問について見ていきましょう。

自己破産が終わるタイミングはいつですか?
自己破産の手続きが正式に終了するのは、裁判所から免責許可決定が確定した時です。免責許可決定とは、裁判所が「借金の支払い義務を免除する」と認めた判断のことを指します。
この決定が出ると、1〜2週間ほどで官報に公告されます。その後、2週間以内に債権者から不服の申立てがなければ、決定が確定し、手続きはすべて完了です。
制限される職業・資格の場合、どれくらいで復帰できますか?
破産手続開始の決定が出ると、一部の資格・職業(例:警備員、保険募集人、宅地建物取引士など)に一定の制限がかかります。しかし、この制限は免責許可決定が確定した時点で自動的に解除されます。
つまり、同時廃止事件なら最短3ヶ月、管財事件・少額管財事件では最短4ヶ月で復帰が可能です。ただし、どの手続きでも長引く可能性があるので、仕事復帰を急ぐ場合は早めに専門家に相談し、自己破産に向けた準備を進めましょう。
次のローンを組めるようになるまでどれくらいかかりますか?
自己破産をすると、信用情報機関(CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センター)に事故情報として登録されます。この間はローンを組むことが難しいですが、7年程度が経過して事故情報が削除されれば、再びローン審査やクレジットカード審査に通る可能性があります。

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