リボ払いは一括返済できる?メリットや繰り上げ返済との違いとは

司法書士山田 愼一

監修者:グリーン司法書士法人   山田 愼一
【所属】東京司法書士会 登録番号東京第8849号 / 東京都行政書士会所属 会員番号第14026号 【保有資格】司法書士・行政書士・家族信託専門士・M&Aシニアエキスパート 【関連書籍】「世界一やさしい家族信託」著者・「はじめての相続」監修など多数

借金返済の知識
リボ払いは一括返済できる?メリットや繰り上げ返済との違いとは

この記事は約 11 分で読めます。

リボ払いとは、毎月定額の支払いで利用残高を返済していく方法です。この支払い方法は、大きな買い物や月々の支払い負担を軽減したいときに選ばれがちです。

リボ払いは一括返済も可能であり、特定の状況下ではこの選択が非常に有益になります。一括返済には、支払い利息を減らすなど複数のメリットがある返済方法です。

今回の記事では、リボ払いの一括返済のメリットや、繰り上げ返済との違いにフォーカスして解説します。また、一括返済を行う際の具体的な方法や注意点についても触れておきましょう。
リボ払いとは分割払いの違いは、以下の記事でくわしく紹介しています。あわせてお読みください。

1章 リボ払いは一括返済できる

リボ払いの残高は、基本的に一括で完済できます。これはすべての弁済金を、一度に支払う返済方式です。

一括返済の手続きは通常、電話やインターネットを介して簡単に行うことができます。利用者は、指定口座からの引き落としや銀行振込みによって支払うことが一般的です。

一括返済を行うことで、クレジットカードの利用可能枠に余裕が生まれます。また、支払い期間が短縮されるため、結果的に手数料の総額も削減されます。

リボ払いの一括返済に関しては、多くのクレジットカード会社が具体的なガイドラインを提供しています。利用者は、自身のクレジットカード会社の規定を確認することが重要です。

なお、リボ払いの仕組みや手数料の計算方法、早期完済に向けたコツについて、以下の記事でくわしく取り上げています。ぜひそちらも、参考にご覧ください。

1-1 リボ払いの一括返済と繰り上げ返済の違い

一括返済は、リボ払いの全残高を一度に返済することで、リボ払いを完結させる方法です。これに対し繰り上げ返済は、余裕がある時に定期的な返済額に加えて追加で返済を行う方法を意味します。

一括返済を選択すると、リボ払いにかかる手数料を大幅に削減できる可能性があります。利用残高に応じて、数千円から数万円、場合によっては数十万レベルの節約が見込める場合があります。

繰り上げ返済も返済期間の短縮と手数料の削減に寄与しますが、一括返済ほどの効果はありません。

一括返済は信用情報においても「完済」として記録され、将来的な金融取引における信用度向上に貢献します。繰り上げ返済も返済意志の高さを示すものとして、ポジティブな影響を与える可能性があります。

なお、リボ払いが払えないとどうなるのか、払えないときの対処法について、以下の記事でくわしく取り上げています。ぜひそちらも、参考にご覧ください。

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2章 リボ払いを一括返済するメリット

リボ払いを一括返済する主なメリットを挙げると、以下のとおりです。

  • 手数料を安く抑えられる
  • 利用可能枠に余裕ができる

それぞれを見ていきましょう。

手数料を安く抑えられる

リボ払いを一括返済する最大のメリットは、長期にわたる手数料の負担を減らせる点です。手数料は利用残高に対して発生し、その利用残高が大きいほど、返済期間が長引くほど、支払う手数料総額も増えてしまいます。

一括返済によって、支払い期間を短縮でき、結果として発生する手数料の総額を大幅に削減できます。特に、実質年率15.0%と設定されているケースが多い中で、この節約は大きなメリットといえるでしょう。

たとえば50万円の借入で年率15%、返済額が月1万円の場合は、返済総額が80万円近くになります。つまり、一括返済によっておおむね30万円ほどカットできるわけです。

利用可能枠に余裕ができる

リボ払いを一括返済すると、クレジットカードの利用可能枠に再び余裕が生まれます。特に、リボ払いの利用残高が大きい場合、一括返済は利用可能枠を大きく回復させ、クレジットの使い方の自由度を高める効果があります。

これは、大きな買い物や急な出費に対応できるようになることを意味します。それに加えて、信用情報においてもポジティブな影響をもたらす可能性があります。

多額のリボ払いが完済するまでの期間や、完済が難しい理由などについて、以下の記事でくわしく取り上げています。ぜひそちらも、参考にご覧ください。

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3章 リボ払いを一括返済する方法

リボ払いを一括返済するためには、各クレジットカード会社で異なる、指定の方法に従う必要があります。リボ払いの一括返済の方法は、主に以下のとおりです。

  • 口座振替
  • 銀行振り込み
  • ATMでの振り込み
  • ネットバンキングでの返済

一括返済の際には、返済方法によって別途手数料が発生する場合がありますので、その点も事前に確認しておくのが賢明でしょう。特に、銀行振り込みを選択する場合、振込手数料が利用者の負担になることがあります。

このように、リボ払いの一括返済方法は多岐にわたりますが、最適な方法を選択するためには、事前にカード会社の公式サイトを確認するか、カスタマーサービスに問い合わせて、一括返済の手続き方法と必要な情報を確認しておく必要があります。

なお、リボ払いを減額する方法とその仕組み、手続するメリット・デメリットについて、以下の記事でくわしく取り上げています。ぜひそちらも、参考にご覧ください。

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4章 リボ払いを一括返済するときの注意点

リボ払いの一括返済は、手数料の負担を軽減し、支払い期間を短縮するメリットがある一方で、いくつかの注意点があります。

まず、一括返済によって手元の現金が大幅に減ることの、家計への影響を事前に検討することが重要です。また、リボ払いの手数料は、返済日によって手数料が変わるので、一括返済予定日における残高などの確認も必要となります。

リボ払いの一括返済の目的で他社に借入する場合

リボ払いの一括返済の目的で、他社のカードローンなどで借入する方法があります。これはおまとめローンと同じ考え方のアプローチです。

その際の前提として、借り換え先の金利がリボ払いの手数料の比率より低く、返済計画がきちんとしていることです。それらがクリアできていれば、借り換えローンと同様の有効な手段です。

ただし、一括返済で空いたクレジット枠をすぐに再利用をしてしまい、借り換え先への返済とクレジットの支払いの二重苦になっては本末転倒です。

なお、おまとめローンの審査が通らない原因と落ちた場合の対策方法について、以下の記事でくわしく取り上げています。ぜひそちらも、参考にご覧ください。

お金がうまく回らず、リボ払いの支払いやその他の借金が重なって「自力返済」が難しいと感じたときには、司法書士などの専門家に借金問題を相談しましょう。

借金問題を抱えていながら自力返済が難しくなり、お困りのみなさんは、新たに借入をしないで解決する方法を検討しましょう。

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5章 一括返済以外でリボ払いの手数料を抑える方法

一括返済以外でリボ払いの手数料を抑えるためには、以下の2つが挙げられます。

  • 毎月の支払額の設定を増やす
  • 余裕がある月に繰り上げ返済を行う

個別に見ていきましょう。

5-1 毎月の支払額を増やす

毎月の支払額を増やすことで、利用残高を早く減らし、結果的に支払う手数料の総額を減らすことができます。手数料が利用残高にもとづいて計算されるため、残高が少なくなればなるほど、支払う手数料もそれに応じて少なくなるからです。

たとえば毎月の返済額を5,000円から10,000円に増やすことで、手数料負担を大きく軽減できます。特に、手数料率が高い契約内容の場合、この差はより顕著になります。

ただし、支払額を増やす場合は、家計に余裕があるかどうかを考慮する必要があります。無理な支払額の増加は、家計に影響を及ぼすおそれがあるため、慎重に計画を立てましょう。

5-2 余裕がある月に繰り上げ返済を行う

ボーナスや臨時収入がある月には、繰り上げ返済を検討することが有効です。繰り上げ返済を行うことで残高を一気に減らし、手数料の総額を抑えることができます。

繰り上げ返済は、カード会社のオンラインサービスや電話を通じて手続きが可能です。事前にカード会社に問い合わせることで、繰り上げ返済の手続き方法や必要な情報を確認しましょう。

繰り上げ返済を行う際は、手数料の計算方法や、繰り上げ返済による手数料の減少効果を理解することが重要です。

クレジット会社によってはサイト上で、繰り上げ返済によって実際にどれだけ手数料が減少するのかをシミュレーションできる場合があります。それをあらかじめ知ることで、より現実的な返済計画を立てることが可能です。

以下の返済シミュレーションツールを使えば、返済計画の目安が簡単にわかるので、お試しください。

なお、リボ払いの元金がなかなか減らないと感じられる原因について、以下の記事でくわしく取り上げています。ぜひそちらも、参考にご覧ください。

クレジットカードの使いすぎや、ローンの借金問題を抱えてお困りのみなさんは、新たに借入をしないで解決する方法を検討しましょう。

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まとめ

リボ払いの一括返済は、手数料を節約し、支払い期間を短縮する大きなメリットがあります。しかし、一括返済を行う際には、家計への影響や手数料の計算方法などを事前に確認し、計画的に進めることが重要です。

一括返済以外にも、毎月の支払額を増やすことや、余裕がある月に繰り上げ返済を行うことで、リボ払いの手数料を効果的に抑えることができます。これらの方法は、リボ払いを利用しつつ、支払い総額を計画的に管理する上で非常に有効です。

リボ払いの利便性を享受する一方で、その手数料の負担を軽減するためには、利用残高や返済計画を常に見直し、手数料の負担を感じる場合は、借り換えによる一括返済や繰り上げ返済を検討するのもよいでしょう。

しかしほかにも借金があって思うように返済ができず、苦しい状態であれば、新たに借入をしないで解決する債務整理という方法もあります。無理して借金を増やさず、早い段階で専門家に相談することをおすすめします。

借金問題を抱えて借金を返すために借金を繰り返し、お悩みのみなさんは、新たに借入をしないで解決する方法を検討しましょう。

ぜひグリーン司法書士法人にお気軽にご相談ください!当司法書士法人では借金問題に関する個々のケースに応じた解決方法をご提案し、その実行をサポートできます。

よくあるご質問

リボ払いの賢い返し方は?
リボ払いの返済負担を軽くするなら一括返済だけでなく、下記の方法をお試しください。

・毎月の支払額を増やす
・余裕がある月に繰り上げ返済を行う
リボ払いを一括返済するメリットとは?
リボ払いを一括返済するメリットは、下記の通りです。

・手数料を安く抑えられる
・利用可能枠に余裕ができる

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