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自己破産をすると一定期間ローンを組むことができなくなり、車やスマートフォンの本体なども一括で購入する必要があるため、できるだけ貯金をしておきたいですよね。
しかし、自己破産後の生活があまり想像できず、「貯金できるかな…?」と不安に思う方もいらっしゃるでしょう。
結論から言いますと、自己破産手続き後でも、手続き前と同じように貯金をすることができます。むしろ、借金の返済がなくなりますので、貯金しやすくなるでしょう。
一方、自己破産をした場合、99万円以上の預貯金は処分の対象になります。
では、どの時期から貯金ができるようになるのでしょうか。
この記事では、自己破産後の貯金について解説します。
目次 ▼
1章 自己破産の手続き開始後、貯金ができるのは免責決定以降
「自己破産の手続き」とひとくちに言っても、以下のように様々なタイミングがあります。
- 自己破産を専門家に依頼
- 自己破産の準備
- 裁判所へ自己破産の申立て
- 破産手続き開始決定
- 免責決定
ここではタイミング別の貯金の取り扱いについて解説します。
1−1 【専門家依頼後〜自己破産申立て前】自己破産の手続き費用を貯金する
自己破産を専門家に依頼してから、裁判所に自己破産を申し立てるまで期間は、自己破産にかかる費用や専門家への依頼費用を積み立てます。
専門家に依頼すると債権者からの取り立てがストップしますので、それまで返済に充てていた分を入金するようにしましょう。
1−2 【破産手続開始決定時】99万円を超える預貯金は換価処分される
破産決定開始時点で所有している預貯金のうち、99万円を超える部分については換価処分され、債権者への返済に充てられます。
逆に言えば、(他の財産と合わせて総額で)99万円までは貯金ができるということです。
なお、自己破産時には預貯金だけでなく、他の資産についても回収され処分されてしまいます。
1−3 【免責決定後〜】通常通り貯金することができる
破産開始決定後に財産の処分が終了し、免責決定が下りたら、通常通り貯金することができます。
自己破産手続きをしても給与などの収入はこれまで通り受け取ることができますので、できる範囲で貯金を始めましょう。
なお、自己破産手続き中は口座が凍結される可能性がありますので、給与口座が凍結する場合には手続き前に口座を変更したり手渡しにしてもらったり、対策をしておきましょう。
2章 自己破産後は貯金をしながら生活を立て直そう
自己破産をすると、
- クレジットカードの利用・作成
- 各種ローンの利用
- スマホ・携帯電話本体の分割払い
などが一定期間できなくなります。
つまり、これまでは分割で支払えていたものが、一括払いしかできなくなるのです。
生活をする上で、家具・家財をクレジットカードの分割払いを利用して支払っていたり、車をローンで購入したりしていた方も多いでしょう。特にスマホの分割払い(割賦払い)は多くの方が利用しているかと思います。
そのような支払い方ができなくなりますので、自己破産前よりも現金がとても大切です。
自己破産後は借金の返済がなくなりますので、その分をきちんと貯金しながら生活を立て直すようにしましょう。
3章 自己破産はグリーン司法書士法人にお任せください
自己破産は借金を免除してもらえるというメリットがありますが、その後の生活がどうなるのか不安を抱えている方も多いかと思います。
これまで貯めてきた貯金を手放さなければいけなくなりますし、手続き後は大きな買い物を気軽にできなくなってしまいます。
グリーン司法書士法人では、自己破産がどのような流れで進むのか、その後の生活はどうなるのかなどについても、分かりやすく丁寧にお話させていただきます。
初回相談のご相談は無料です。オンラインでのご相談も可能ですので、お気軽にご相談ください。
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よくあるご質問
- 自己破産手続き中にしてはいけないことは?
- 自己破産の手続き中は、下記の行動を守りましょう。
・裁判所の指示に従うこと
・財産は隠さずに申告すること
・借金はすべて申告すること
・申立て直前に大量の借金をしないこと
・専門家の指示やアドバイスに沿った行動をする
・管財事件のときは破産管財人の指示に従うこと
自己破産中にしてはいけないことについて詳しくはコチラ
- 自己破産中に貯金はできる?
- 自己破産手続き後でも、手続き前と同じように貯金をすることができます。むしろ、借金の返済がなくなりますので、貯金しやすくなるでしょう。
自己破産中の貯金について詳しくはコチラ