携帯料金未払いでブラックリストに載る?契約できない2つの理由とその対処法

   山田 愼一

監修者:グリーン司法書士法人   山田 愼一
所属東京司法書士会登録番号東京第8849号東京都行政書士会所属会員番号第14026号
保有資格司法書士・行政書士・家族信託専門士・M&Aシニアエキスパート
関連書籍「世界一やさしい家族信託」著者・「はじめての相続」監修など多数

借金返済の知識
携帯料金未払いでブラックリストに載る?契約できない2つの理由とその対処法

ブラックリストに載るのは借金の返済ができなくなったときというイメージが強いでしょうが、携帯料金の未払いでもブラックリストに載ってしまうことがあります。

実際にブラックリストという名簿は存在しませんが、信用情報機関に借金返済の未払いや延滞など事故情報が登録されてしまうことを俗に「ブラックリストに載る」といいます。

携帯料金の未払いでブラックリストに載ってしまうと、携帯電話の契約ができなくなってしまいますが、その理由として考えられるのは2つです。

そこで、携帯電話のブラックリストに載ってしまい契約できない理由や、その場合の対処法を次の3つを章ごとに詳しく説明していきます。

  1. 携帯電話の契約ができない2つの理由
  2. ブラックリストが解除されるまでの期間
  3. ブラックリストで携帯電話の契約ができないときの対処法

「ブラックリストに載っているのではないか?」

と悩んでいる方はぜひ参考にされてください。

1章 携帯電話の契約ができない2つの理由

携帯電話の申込みをしたものの、契約ができないときには携帯電話関連の「ブラックリスト」に登録されている可能性があります。

ただ、携帯電話に関するブラックリストには2種類あり、契約できない理由はどちらのブラックリストに登録されているかで異なります。

  1. キャリア間が共有する「携帯ブラックリスト」に登録されている
  2. 信用情報機関の「ブラックリスト」に登録されている

それぞれ説明していきます。

1-1 キャリア間が共有する「携帯ブラックリスト」に登録されている

「携帯ブラックリスト」とは、携帯料金や端末分割代金の未払い・延滞などの情報が一定の機関に登録されることで、新規で契約できなくなるといった不都合を生じさせます。

実際には「ブラックリスト」という名簿は存在しませんが、携帯料金の「未払い」や、携帯端末の分割払いに「滞納」があれば、「携帯ブラックリスト」扱いになると考えられています。

携帯ブラックリストとして登録される機関は、次の2つのケースによって異なります。

  1. 携帯料金を未払いの場合
  2. 携帯端末の分割払いを滞納している場合

それぞれ説明していきます。

携帯料金を未払いの場合

1999年4月以降に携帯料金を滞納したまま携帯電話の契約を解除していると、その事実が携帯電話キャリアの加盟する「TCA」や「TELESA」に「不払者」として登録される場合があります。

TCA(一般社団法人 電気通信事業者協会)とは
TCA(一般社団法人 電気通信事業者協会)とは、電気通信事業の健全な発展と国民の利便を確保していくことを図りつつ、電気通信事業者の共通問題を処理する団体です。
TELESA(一般社団法人テレコムサービス協会)とは
TELESA(一般社団法人テレコムサービス協会)とは、情報通信産業において競争市場が健全に発展し、事業全体を成長させることを目的として設立された団体です。

ドコモ・au・ソフトバンクなど大手キャリアと呼ばれる携帯電話会社では、過去の滞納で現在でもまだ支払われていない「不払者」について、次の情報を「共有」しています。

  • 氏名
  • 性別
  • 生年月日
  • 住所
  • 契約解除前の携帯電話番号(PHS番号)
  • 連絡先の電話番号
  • 料金不払い状況

仮にauで料金未納状態のまま契約を解除し、まだ支払いが終わっていなければ、その情報はドコモやソフトバンクでも共有されるため、au以外のキャリアでも新しく契約できなくなってしまいます。

携帯端末の分割払いを滞納している場合

携帯端末を分割払いで契約していたのに分割代金を支払わずに滞納していると、「信用情報機関」にも「事故情報」として登録されてしまいます。

信用情報機関とは
信用情報機関とは、
  • クレジットやローンなどの信用取引の契約内容
  • 返済・支払状況
  • 利用残高

などの客観的な取引事実を登録した個人情報を保管・管理する機関のことです。
CIC、JICC、全銀協の3つがあります。

たとえばドコモなどの「d払い」など「キャリア決済」の滞納も同じ扱いとなります。

信用情報機関に事故情報として登録されれば、その情報が消えるまで携帯端末の分割払いの契約はできなくなるでしょう。

1-2 信用情報機関の「ブラックリスト」に登録されている

携帯端末の分割払い代金だけでなく、金融会社などからの借入れの返済が遅れているときやクレジットカードなどの支払いが滞っている場合にも、信用情報機関に「ブラックリスト」として登録されます。

また、通常の借金について自己破産や任意整理などの債務整理をしたことによって、「支払不能」となった情報が信用情報機関に登録されている場合にも、携帯端末の分割契約はできなくなるでしょう。

2章 ブラックリストが解除されるまでの期間

ブラックリストに登録される期間は永遠ではなく、一定期間が経てば消えますが、次の2つのブラックリストごとに登録される「期間」は異なります。

  1. キャリア間で共有する携帯ブラックリストの期間
  2. 信用情報機関のブラックリストの期間

それぞれの期間について説明していきます。

2-1 キャリア間で共有する携帯ブラックリストの期間

「TCA」や「TELESA」に登録される携帯ブラックリストの場合、未払いの料金を支払い「完済」すれば情報が削除されますし、携帯電話契約を解除して「5年」経てば削除されます。

ただ、携帯電話会社が独自で管理している「自社ブラックリスト」に登録されていると、半永久的に対象のキャリアでは契約できなくなってしまうので注意しましょう。

携帯電話の「自社ブラックリスト」とは
携帯電話の自社ブラックリストとは、
  • 過去の携帯電話料金の滞納・未納
  • 強制解約
  • 虚偽の申告

などの行為があったユーザーについて携帯電話会社独自が管理している情報であり、半永久的に保管されます。

たとえば過去に料金を支払わずに強制的に解約させられた場合、その情報は携帯電話会社に半永久的に保管されるため、TCAなどの不払者情報が削除されても対象のキャリアやグループ会社での契約は断られてしまう可能性が高いと考えられます。

2-2 信用情報機関のブラックリストの期間

信用情報機関のブラックリストとして登録されている場合、滞納している代金を支払っただけですぐに事故情報が削除されるわけではなく、消えるまで「滞納を解消してから約 5年」かかってしまうため、より注意が必要です。

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登録される期間とブラックリストの種類解除までの期間
「TCA」「TELESA」が管理する「携帯ブラックリスト」5年
携帯電話会社各社が独自で管理する「自社ブラックリスト」解除なし
信用情報機関が管理する一般的な「ブラックリスト」5年
信用情報機関のブラックリストの期間

3章 ブラックリストで携帯電話の契約ができないときの対処法

ブラックリストに登録されていて携帯電話の契約ができなくても対処法はあります。

ただ、キャリアと回線契約ができないのか、それとも携帯端末を分割契約できないのかによって対処法は異なるため、状況によって次の4つの対処法を検討するとよいでしょう。

  1. 未払いの料金を支払う
  2. 携帯端末を一括購入する
  3. 10万円未満の端末を選ぶ
  4. プリペイド式の携帯電話を購入する

それぞれの対処法について説明していきます。

3-1 未払いの料金を支払う

携帯電話会社との「回線契約」は、滞納している「未払い料金」を支払い、携帯ブラックリストを「解消」できれば契約できる可能性が高くなります。

もしもまだ支払っていない料金があり、キャリアの回線契約ができないのなら、早めに支払って未払いを解消させましょう。

3-2 携帯端末を一括で購入する

携帯端末の分割代金などを支払っておらず、用情報機関に登録されている状態では、新しく分割払いで購入することはできなくなります。

しかし現金で「一括購入」することはできるため、中古端末と格安SIMカードを一括払いで手に入れれば、携帯電話として使うことはできます。

3-3 10万円未満の端末を選ぶ

返済能力の判定に不安がある場合には、10万円未満の端末なら審査に通る可能性もあります。

クレジットには、個別クレジットと包括クレジットがありますが、携帯電話端末の分割払い契約は「個別クレジット」に含まれます。

  • 個別クレジット…対象となる商品を購入するためのクレジット分割払い
  • 包括クレジット…クレジットカード会社から発行されたカードを使う信用に基づいた分割払い

個別クレジットの場合、「例外措置」として比較的少額の生活に必要な耐久財については、遅延などがなければ支払可能見込額を超える場合でもクレジット利用が可能とされています。

そのため携帯電話の端末が10万円未満であれば、例外措置が適用され審査に通る可能性もあります。

3-4 プリペイド式の携帯電話を購入する

キャリアの回線契約ができない場合でも、「プリペイド式」の携帯電話であれば購入できます。

プリペイド式の携帯電話は「料金前払い」で使用することになるため、毎月の基本使用料はかからず後払いやキャリア決済なども利用できません。

通話やパケット通信など、使用する分を先に支払うため、使い過ぎを防ぐことも可能です。

まとめ

実際にブラックリストという名簿は存在しませんが、信用情報機関に借金返済の未払いや延滞など事故情報が登録されてしまうことを「ブラックリストに載る」といいます。

携帯ブラックリストとして登録される機関は、携帯料金を未払いの場合と携帯端末の分割払いを滞納している場合によって異なります。

さらにキャリアと回線契約ができないのか、それとも携帯端末を分割契約できないのかによって対処法は異なるため、状況に応じた対処法を検討するとよいでしょう。

もし携帯ブラックリストに載っていることで悩んでいるときや、いつまでブラックリスト扱いなのか詳しく知りたいなら、一度グリーン司法書士法人グループへ気軽にご相談ください。

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