ペイディの支払いは任意整理できる!メリット・デメリットとは?

司法書士市川有美

監修者:グリーン司法書士法人   市川有美
【所属】大阪司法書士会 登録番号大阪第4555号 【保有資格】司法書士

任意整理
ペイディの支払いは任意整理できる!メリット・デメリットとは?

この記事は約 7 分で読めます。

ペイディとは後払い決済サービスの1つですが、任意整理で返済負担を軽減することはできます。

スマホを使って後払いで買い物できることがペイディの魅力ですが、支払いを滞納したり放置したりすると、債権回収会社などに訴訟を起こされる恐れがあります。

そのためペイディなどの後払い決済サービスの支払いができないときは、任意整理を含めた解決方法を早期に検討しましょう。

そこで、ペイディの支払いを任意整理することについて、メリットやデメリットなど説明していきます。

 この記事を読んでわかること
  • ペイディ(Paidy)とはどのような決済方法か
  • ペイディの支払いも任意整理の対象であること
  • ペイディの支払いを任意整理するメリットとは何か
  • ペイディの支払いを任意整理するデメリットとは何か
  • ペイディを支払えなくなったときにしてはいけないことは何か

1章 ペイディ(Paidy)とは

「ペイディ(Paidy)」とは、株式会社Paidyが運営している後払いのオンライン決済サービスです。

キャッシュレス決済の利用が主流となった現在、特に20代や30代などの世代を中心として利用されている決済方法といえます。

電話番号とメールアドレスがあればコンビニ払いや銀行振込で支払いできるため、クレジットカードの登録も必要ありません。

クレジットカードを保有していない若年層や高齢者などが利用しやすいサービスといえるものの、実際にはペイディによる決済が難しくなるケースも増えつつあるようです。

1-1 ペイディの支払いが難しくなるケース

ペイディの支払いが難しくなるケースとして、以下の4つが挙げられます。

  • 未払いの請求金額が残っている
  • 支払いを2か月以上延滞したため強制退会になっている
  • 1か月の購入総額が上限額を超えている
  • 不正利用されていると判断されている

決済手続で審査に通らなかった場合には、

「今回のお支払いは承認されませんでした」

と画面に表示されます。

期日までに支払いができていなかったなどの理由で「利用停止」になると、信用に欠く利用者として登録され、承認されなくなるため注意してください。 

2章 ペイディの支払いは任意整理できる

ペイディの支払いも、任意整理の対象です。

ただペイディの支払いを任意整理する場合、サービス利用により購入した商品は「回収」されます

特にアップル製品など高額な商品は、手元になければ交渉に応じてもらえないため、商品「返却」が前提となると理解しておきましょう。

任意整理後の支払いは、原則、12分割によることが多いものの、交渉によって決まります。

3章 ペイディの支払いを任意整理するメリット

ペイディの支払いを任意整理することで、毎月の返済を軽減できることはメリットです。

後払いによる決済を利用した場合、支払い回数は購入する製品によって設定されているため、変更はできません。

分割払いが可能な場合、分割手数料は無料で3回・6回・12回のいずれかに分けて支払います。

しかし当初の返済計画が甘く、一括払いや少ない分割回数で設定したことにより、支払いが追い付かなくなってしまうケースも見られます。

この場合、ペイディを任意整理すれば、支払い回数を増やして毎月の支出を抑えることができます

4章 ペイディの支払いを任意整理するデメリット

ペイディの支払いを任意整理すれば、返済負担が軽減されることは大きなメリットといえます。

しかし手続をするのなら、次の2つのデメリットは理解しておくことが必要です。

  1. 後払いで購入した品物が回収される
  2. 信用情報機関に事故情報が掲載される

それぞれのデメリットについて説明します。

4-1 後払いで購入した品物が回収される

ペイディの支払いを任意整理するデメリットは、サービス利用により後払い購入した商品が業者に「回収」されてしまうことです。

任意整理後に完済しても、回収された商品は戻してもらえません

手元に商品は残らない状態で、代金のみを支払わなければならないことはデメリットと考えられます。

4-2 信用情報機関に事故情報が掲載される

ペイディの支払いを任意整理するデメリットとして、信用情報機関に事故情報として掲載されることが挙げられます。

いわゆるブラックリスト扱いとなるため、金融機関から新たに借入れすることや、クレジットカードの利用はできなくなります。

なお、任意整理前に期日を過ぎても払っていないペイディの未払いがあるときは、すでに事故情報が掲載されているとも考えられます。

そのため、できるだけ早めに司法書士や弁護士などの専門家に相談し、手続を進めるようにしましょう。

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5章 ペイディを支払えなくなったときにしてはいけないこと

ペイディの利用額が定額払いなどで高額になっている場合など、任意整理で返済負担を軽減できます。

早期に司法書士や弁護士などの専門家に相談することが必要ですが、どれほど返済を急いでいる場合でも、次の3つの行動は避けてください

  1. 返済のために借金をする
  2. クレジットカードの現金化をする
  3. 支払いを滞納し続ける

何をしてはいけないか、それぞれ説明します。

5-1 返済のために借金をする

ペイディを支払えなくなっても、返済のために「借金」をすることはやめましょう。

後払い決済の支払いが追いつかず、消費者金融などからお金を借りて返済していれば、借金が膨れ上がり「多重債務」となります

最終的にペイディだけでなく、複数の借入れの返済ができなくなる恐れがあるため、早めに司法書士や弁護士などの専門家に相談して解決の糸口を見つけてください。

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5-2 クレジットカードの現金化をする

ペイディを支払えなくなっても、「クレジットカードの現金化」はしてはいけません。

クレジットカードの現金化とは、ショッピング枠を利用して特定の商品などを購入し、現金化を請け負う業者へ売却して現金を受け取る仕組みです。

カード会社が利用規約で禁止している行為のため、発覚すれば強制解約されて「社内ブラック」扱いとなり、同じカード会社のサービスは利用できなくなります

そもそも低い換金率での買い取りとなるため、一時的に手元のお金は増えてもその後の支払いは膨れ上がるため、利用しないでください。

5-3 支払いを滞納し続ける

ペイディを支払えなくなっても、何もせず放置するなど、支払いを滞納し続けることはやめましょう。

期日を過ぎているのに支払わずに放置すると、「債権回収会社」や債権回収専門の弁護士へ債権が譲渡や委託されます

さらに支払いをせずに無視を続けていれば、訴訟を起こされたり給与や財産を差し押さえられたりといった最悪の結果となるため、早めに司法書士や弁護士などの専門家に相談してください。

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まとめ

ペイディなど後払い決済サービスも任意整理はできます。

ただし貸金業者よりも分割回数が少ない傾向が見られることや、購入した商品は回収されるため、支払いが終わって取り戻すことはできません。

複数の借金がある場合、その他の借金を任意整理することで、少額のペイディによる決済分を一括払いで払える可能性もあります。

ペイディの利用残高が少額の場合、同じくらいの手続費用がかかる恐れもあるため、任意整理にすることでメリットはあるのか、対象とするべき借金や解決方法など見極めが重要です。

もしも借金返済で苦しい状況にあり、悩みを抱えているのなら、一度グリーン司法書士法人にご相談ください。

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