債務整理を行っていても携帯電話やスマホの購入はできる?確実な購入方法とは

司法書士渡邊優太

監修者:グリーン司法書士法人   渡邊優太
【所属】大阪司法書士会 登録番号大阪第4454号 / 大阪府行政書士会所属 会員番号第17260997号 【保有資格】司法書士・行政書士

借金返済の知識
債務整理を行っていても携帯電話やスマホの購入はできる?確実な購入方法とは

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 この記事を読んでわかること

  • 債務整理中に携帯電話やスマートフォンを購入する方法はある
  • 分割払いでの購入は難しい
  • 回線を継続利用するための注意点

利用している携帯電話やスマートフォンが古くなったり壊れたりして、新しく購入する必要が出てくる可能性はどなたにでもあるでしょう。

それは債務整理を行っている方でも同じことが言えるのですが、そのような方でも新しく携帯電話やスマートフォンを購入できるのでしょうか?

また、購入する際に分割払いを利用できるのかも気になるところです。

ここでは、債務整理中に携帯電話やスマートフォンの購入が可能かどうかを詳しく解説していきます。

1章 債務整理を行っていても携帯電話やスマホ本体を購入できる

債務整理を行っている場合でも、携帯電話やスマートフォンを購入は可能です。

しかし、債務整理中に本人の名義で分割払いを利用して携帯電話やスマートフォンの購入は難しいと考えておきましょう。

その理由は、2章に詳しく記述しています。

ここでは、その購入方法について解説していきます。

1-1 一括払いで購入する

債務整理を行っている間は、個人信用情報登録機関にその情報が登録されているので、いわゆる「ブラックリスト入り」という状態になっています。

そのため、分割払いで携帯電話やスマートフォンを購入するのは、非常に困難です。

もちろん、クレジットカードを利用することもできません。

しかし、現金一括払いで購入すれば、個人信用情報機関に金融事故の情報を照会されることはないため、問題なく購入できます。

1-2 中古の端末を購入する

新品の携帯電話やスマートフォンを現金一括払いで購入するのは金額的に難しいという方は、中古の携帯電話やスマートフォンの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

中古の携帯電話やスマートフォンは、ネットショップやリサイクルショップで購入できます。

中古品であっても中には状態が良く新品同様のものあるので、性能を気にする方はそのような携帯電話やスマートフォンを購入すると良いでしょう。

ただし、中古の携帯電話やスマートフォンを購入した場合は、現在利用している携帯電話会社で、元の電話番号のまま利用するための手続きが必要となります。

1-3 家族名義で購入する

家族名義で携帯電話やスマートフォンを新しく購入するのも、良い方法です。

個人信用登録機関に債務整理中であるという情報が登録されるのは本人だけなので、家族名義で購入する場合には分割払いで購入できます。

しかし、家族名義で購入できるのは、携帯電話やスマートフォンの本体代金のみであり、携帯電話会社と契約するのは必ずその携帯電話やスマートフォンを利用する本人でなければなりません。

携帯電話会社と回線の利用契約を家族などの第三者が行い、実際にその回線を利用するのが別人である場合には「名義貸し」となり、携帯電話不正利用防止法によって禁止されているため、あくまで本体の購入のみに止めるようにしましょう。

新たに携帯電話会社と回線利用のための契約が必要になった場合には、任意整理を行っている本人以外の家族の名義で「家族割」というプランを利用すると、名義貸しにならずに新規契約が可能になります。

1-4 格安スマホに乗りかえる

格安スマホに乗りかえるのも、債務整理中の方が携帯電話やスマートフォンを購入する方法のひとつです。

格安スマホで携帯電話やスマートフォンを購入するメリットは、大手の携帯電話会社が販売している携帯電話やスマートフォンよりも安価なものが多いため、一括払いでの購入が容易になります。

また、月々の利用料金も低く設定されていることが多いので、ランニングコストを抑えながら携帯電話やスマホを利用できるでしょう。

1-5 プリペイド型の携帯やスマホを利用する

プリペイド型の携帯電話やスマートフォンは本人確認だけで購入でき、クレジットカードや銀行口座は不要です。

このタイプの携帯電話やスマートフォンの料金の支払い方法は、使いたいデータ容量や通話容量分の料金を前払いしておき、プリペイドカードにチャージするというものです。

ただし、プリペイド型の携帯電話やスマートフォンは携帯電話会社のものよりも利用料金が割高になっているため、上記の方法で携帯電話を購入できなかった場合に利用をおすすめします。

2章 債務整理中に携帯やスマホの分割払いが難しい理由

債務整理中に携帯電話やスマートフォンを購入する際に、分割払いを利用するのは非常に難しいといえるでしょう。

その理由は、債務整理を行った時点で個人信用登録機関に金融事故情報が登録され、いわゆる「ブラックリスト」入りになってしまうためです。

携帯電話やスマートフォン以外にも、何らかの商品を分割で購入しようとするときには必ず本人の情報が個人信用情報機関に照会されます。

このときにブラックリスト入りしていると、分割払いの審査を通ることができないため、分割払いでの購入ができなくなってしまうのです。

ただし、携帯電話やスマートフォンの価格が10万円以下であったり、回線使用料を延滞または滞納していない場合には、分割購入の審査に通る可能性もあります。

購入する携帯電話やスマートフォンの価格が10万円以下の場合、少額店頭販売品(少額な生活必需品)と判断されることもあり、分割払いを利用する際に信用情報が照会されない場合があるからです。

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信用情報に金融事故の情報が登録されるタイミングは、以下の表のように個人信用情報機関によって多少の違いがあります。

任意整理の情報が登録されるか「長期延滞した」場合に事故情報が登録されるタイミング「保証会社に代位弁済された」情報が登録されるタイミング
JICC(日本信用情報機構)される
(債権者が受任通知を受け取った後)
返済予定日から3か月以上滞納した時)保証会社から申告があった時
CIC(割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関)されない返済予定日から61日以上または3変えつ以上延滞した時保証会社から申告があった時
KSC(全国銀行個人信用情報センター)されない加盟している金融機関から報告があった時保証会社から申告があった時

購入する携帯電話やスマートフォンの価格が10万円以下であっても、携帯電話やスマートフォンの利用料金を延滞または滞納している方には、少額店頭販売品と認められないため、注意しましょう。

3章 債務整理中に携帯やスマホ本体の分割払いの申し込みは避けた方がいい?

債務整理中は、携帯電話やスマートフォンの分割払いの申し込みは避けた方がよいでしょう。

その理由は、割賦販売法に基づいて信用情報の照会が行われるため、審査に通る可能性が非常に低いからです。

また、審査に通らなかったという情報も個人信用登録機関に登録されてしまうので、別のローンやクレジットカード、分割払いを利用しようと思ったときにも、その情報によって審査に通りにくくなってしまう恐れがあります。

4章 債務整理で借金を完済した後に携帯やスマホ本体を購入する際の注意点

債務整理により借金を完済してからおよそ5年経過すると、ブラックリストから外れるます。

このような場合に携帯電話やスマートフォンを分割払いで購入する前に、必ず個人信用情報登録機関に開示請求を行い、自分が間違いなくブラックリストから外れていることを確認しましょう。

完済後確実に5年経過しているかはっきりと判断できないケースもあるので、自己判断で分割払いを申込むことなく、必ず自分で自分の信用情報の確認を行うことが大切です。

5章 債務整理をすると携帯やスマホの回線を継続利用できなくなるケースもある

債務整理行わなくても、携帯電話やスマートフォンの利用料金を滞納し回線の利用ができなくなった場合には、同じ携帯電話会社で回線の再登録を行うのが難しくなってしまいます。

これは、社内ブラックに登録される可能性があるからです。

債務整理の経験の有無にかかわらず、利用料金を滞納してしまった場合には、TCAまたはTERESAという携帯電話及びスマートフォンの利用料金に関する信用情報を取り扱う機関に登録されてしまうため、利用料金の滞納には注意する必要があります。

6章 債務整理中に現在使用中の回線を継続利用する際の注意点

債務整理中であっても携帯電話やスマートフォンを利用し続けることは可能ですが、そのときには2つの点に注意する必要があります。

ここでは、その2つの注意点について解説していきます。

6-1 利用料金の滞納をしない限りは利用可能なので支払忘れに注意する

債務整理中であっても、毎月の利用料金をきちんと支払っていれば、引き続きその回線を利用可能です。

そのため、利用料金は毎月確実に支払うようにしましょう。

6-2 支払い方法をクレジットカード払い以外に変更しておく

携帯電話やスマートフォンの利用料金を債務整理を行う以前にクレジットカード払いにしていた場合には、支払い方法を他の方法に変更する必要があります。

債務整理を行うと、現在使用しているクレジットカードの利用ができなくなるからです。

クレジットカード以外の方法で利用料金を一番手間をかけずになおかつ確実に支払う方法は、銀行引き落としです。

そのため、債務整理を検討している時点で携帯電話やスマートフォンの利用料金の支払い方法をクレジットカードにしている場合は、早めに銀行引き落としに変更しておきましょう。

7章 専門家に相談し債務整理後も携帯やスマホの購入が可能な方法を提案してもらおう

携帯電話は、現代社会においてはもはや生活必需品です。

そのため、携帯電話やスマートフォンが故障などの理由により利用できなくなった場合には、生活に大きな支障が出るでしょう。

このような場合に債務整理中でない方は、分割払いでも携帯電話やスマートフォンを購入できますが、債務整理中の方はほとんどの場合分割払いで購入できません。

それでも債務整理中に携帯電話やスマートフォンを購入する必要に迫られた際には、専門家に相談し購入可能な方法を提案してもらいましょう。

グリーン司法書士法人は、多くの債務整理の実績があるため、債務整理中の困りごとに関する相談に対応しており、携帯電話やスマートフォンの購入についても相談可能です。

初回の相談は無料で、電話やメールでの相談にも応じているので、お気軽に債務整理中の困りごとについてご相談ください。

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