住宅ローンをおまとめローンにするデメリットは?利用する時の注意点

司法書士山田 愼一

監修者:グリーン司法書士法人   山田 愼一
【所属】東京司法書士会 登録番号東京第8849号 / 東京都行政書士会所属 登録番号第10262380号 【保有資格】司法書士・行政書士・家族信託専門士・M&Aシニアエキスパート 【関連書籍】「世界一やさしい家族信託」著者・「はじめての相続」監修など多数

住宅ローン問題
住宅ローンをおまとめローンにするデメリットは?利用する時の注意点

この記事は約 3 分で読めます。

 この記事を読んでわかること
  • 住宅ローンとほかの借入はまとめることができない
  • 住宅ローンにほかの借金を組み込める可能性はある
  • 住宅ローンでほかの借金をまとめる場合は審査が必要になる
  • おまとめローンを完済できないと家を失ってしまうので注意

住宅ローンを利用したいけれど、ほかの借金があって、審査に通過するか心配な方も多いのではないでしょうか。銀行によっては、カードローンなどの借金がある方に向けた、住宅ローンにまとめられる「おまとめローン」のサービスを提供しているので、審査に通過しやすくなる可能性があります。

しかし、住宅ローンでおまとめローンにするにはデメリットがあるので注意が必要です。特に、返済ができなくなった場合は家を手放さなければいけなくなるので覚えておきましょう。

この記事では、住宅ローンをおまとめローンにするメリットとデメリットを解説します。おまとめローンの仕組みを知って賢く利用しましょう。

1章 おまとめローンとは?

おまとめローンとは、複数の借入を一つのローンにまとめることで、返済負担を軽減できるローンです。

複数の借入があると、返済日や返済額がそれぞれ異なるため管理が大変だと感じる方も少なくありません。おまとめローンを利用すると、借入がまとめられるので管理が簡単になります。

また、金利が低めに設定される傾向があるため、月々の返済額を減らしたり総返済額を抑えたりすることが期待できます。ただし、新たな借入であるため審査が必要で、場合によっては金利が変動する場合もあるので契約条件をよく確認するようにしましょう。

2章 住宅ローンとほかの借入はまとめられない

おまとめローンは、消費者金融や銀行など多くの金融機関で契約が可能です。しかし、借入先が大量にあって、返済先を一本化したいと思っても、住宅ローンとほかの借入はまとめられません。

また、一般的なおまとめローンは住宅ローンの金利よりも高額に設定されているため、そもそも利用するメリットがないでしょう。

3章 住宅ローンにほかの借金を組み込める可能性はある

住宅ローンとほかの借入はまとめられませんが、住宅ローンの中にほかの借金を組み込める可能性はあります。

一般的には、住宅購入時に必要な諸費用やリフォーム費用など住宅関連の借金などですが、中にはカードローンのような無目的型ローンも組み込める住宅ローンサービスを提供している銀行もあります。

ただし、住宅ローンに追加してほかの借金を組み込む場合は、金融機関の審査を通過しなければいけません。借入総額や返済能力が厳しくチェックされるので、審査の条件をよく確認して計画的に利用する必要があります。

3-1 まとめられるローンの種類

住宅ローンとまとめられる可能性のあるローンは以下のものです。

  • マイカーローン
  • 教育ローン
  • フリーローン
  • カードローン<
  • 家電購入費用などのフリー資金

ただし、住宅ローンの借入金額によっても借入限度額が変動するため、思い通りにまとめられるとは限りません。

また、あくまでも「おまとめ」なので原則既存の借金がまとめられるだけです。投資目的や生活資金など新たな借金はできません。金融機関によってまとめられるローンが異なるので、まとめたいローンが該当するかそれぞれ確認しておきましょう。

4章 住宅ローンでほかの借金をおまとめするデメリット

住宅ローンを利用してほかの借金をまとめると、毎月の返済管理が簡易的になるため、選択肢の一つとして有効です。しかし、住宅ローンでほかの借金をまとめるには審査や金利面からデメリットになる可能性もあります。

では、住宅ローンでほかの借金をおまとめするデメリットを具体的に見ていきましょう。

4-1 利用できる金融機関が限られている

住宅ローンは目的が決められた借入になるため、ほかの借金をまとめることを許可している金融機関は少数派です。利用する金融機関の選択肢が限られるため、借入条件や金利の競争が少なく、必ずしも有利な条件で契約できるわけではないので注意しましょう。

また、おまとめローンを許可している場合でも全ての借金をまとめられるとは限りません。

利用を検討している場合は、選ぶ金融機関や条件を慎重に比較して、自分に合ったローンであるか確認する必要があります。

4-2 金利が高くなる可能性がある

住宅ローンは、家の購入を目的とした借入になるため、完済を前提とした低金利が適用されるケースが多いです。しかし、ほかの借金を含めると返済リスクが上がることから、金融機関が通常より高い金利を設定する場合があります。

特に、借金の種類や返済期間によっては、住宅ローン全体の金利が上がり、結果的に返済総額が増える可能性も考えられます。

金利が上昇すると毎月の返済額が高くなるため、家計への負担が増える点もデメリットです。

4-3 審査に通過するのが難しい

住宅ローンは、数千万単位で借入するのが一般的です。そのため、借入希望額や収入、返済能力や信用情報などを厳しくチェックして審査に通すべきか慎重に判断します。

住宅ローンに加えてほかの借金を含める場合は、さらに審査基準が厳しくなるので注意しましょう。また、まとめる借金の種類や金額によっては、金融機関側でリスクが高いと判断されることもあります。

すでに借金がある場合は、先に債務整理をして信用情報をきれいにしてから申込をするほうが早く審査が通る可能性があります。特に、完済まで10年以上かかる場合は一度専門家に相談するのがよいでしょう。

4-4 手続きに手数料がかかる可能性がある

住宅ローンでほかの借金をおまとめするには、住宅ローンの契約内容を変更する手続きや新たなローン契約の締結が必要です。そのため、登記手数料や保証料、印紙代などの費用がかかるので注意しましょう。

手数料は金融機関によって異なりますが、借入金額の1.1%から2.2%が相場です。借入金額によっては予想以上に高額になり、結果として節約できる利息以上の負担が増える可能性もあります。

5章 住宅ローンでほかの借金をおまとめするメリット

住宅ローンでほかの借金をおまとめするにはデメリットもありますが、一つのローンにまとめたことでメリットも多く発生します。特に、カードローンなど金利が高額な借入をしている場合は、毎月の返済額を抑えられる可能性があるでしょう。

では、ここからは住宅ローンでほかの借金をおまとめするメリットを解説します。

5-1 返済計画が立てやすくなる

複数の借入をまとめることで、毎月の返済日や返済額が統一されるため、返済計画が立てやすくなります。また、返済の複雑さが解消されることで、支払い忘れや延滞リスクが減るのもメリットです。

毎月の返済額が固定になれば、1か月の支出がわかりやすくなるので、長期的に安定した返済ができるでしょう。

5-2 毎月の返済額が減る可能性がある

住宅ローンはカードローンやフリーローンよりも金利が低く設定されているため、住宅ローンとまとめることで、全体の利息負担を軽減できるメリットがあります。

また、住宅ローンは返済期間が長く設定できるため、月々の返済額を抑えられる可能性もあるでしょう。家計の負担が減り、生活費や貯蓄に回せる余裕が生まれることも期待できます。

5-3 住宅ローンの審査が通りやすい

複数の金融機関で借金をしていると、そもそも住宅ローンの審査に落ちる可能性が非常に高いですが、借金を住宅ローンにまとめることで審査に通りやすくなります。

おまとめローンは、ほかの借金があることが前提のサービスのため、住宅ローンの審査に通る可能性があります。そのため、ほかの借金が原因で住宅ローンを借入できない方にとってメリットになるでしょう。

6章 おまとめローンを完済できないとどうなる?

おまとめローン型の住宅ローンを滞納すると、金融機関によって家が差押えられてしまうので注意が必要です。住宅ローンは不動産を担保にしているため、返済が滞ると最終的に競売にかけられてしまいます。

さらに、おまとめローンでは複数の借金をまとめているため、返済が難しくなるとすべての借入に影響するデメリットもあります。

また、完済できないことでブラックリストに登録されるので、将来的に新たな借入が難しくなります。長期的にデメリットが大きいので、返済計画をしっかり立てて無理のない借入額に抑えるようにしましょう。

7章 住宅ローン型おまとめローンを債務整理する場合は注意が必要

おまとめローンをどうしても完済できない場合は、債務整理を検討しましょう。ローンの返済ができないと、給料や預金残高などのお金や家などの財産から強制的に回収することになるため、どのみち踏み倒すことはできません。

債務整理は、借金を減額したり全額なくしたりできる手続きで、借金が返済不能に陥った場合に有効な手段です。しかし、住宅ローン型おまとめローンは複数の借金をまとめているため、債務整理をする場合は、まとめた借金すべて整理対象となります。

そのため、おまとめローンに失いたくない財産が含まれている場合でも、引き上げられてしまう可能性があるため注意が必要です。

7-1 家を失う可能性がある

住宅ローンは家を担保に設定しているため、住宅ローン型おまとめローンの返済を滞納したり債務整理したりする場合、金融機関が担保権を行使し、家を差し押さえてしまいます。家が差押えられると、最終的には競売にかけられ、家を手放さざるを得なくなるので注意しましょう。

債務整理のなかでも、任意整理と個人再生は家を失わずに借金を減額できる手続きですが、住宅ローンが債務整理の対象になった場合は家を失ってしまいます。

そのため、住宅ローン型おまとめローン自体が厳しいときは、家を失わず債務整理することはできません。

カードローンなど住宅ローン以外の借金の返済が厳しい場合は、住宅ローン型おまとめローンは対象にせず、他の借金を任意整理するしかありません。詳しくは専門家に相談しましょう。

8章 住宅ローンとほかの借金をまとめるのはデメリットもあるので慎重に判断しよう!

住宅ローン以外の借金がある場合、住宅ローンとおまとめする方法も有効です。しかし、返済の負担を軽減できる一方で、返済期間の延長や家を担保にするリスクなどのデメリットもあります。

住宅ローンとほかの借金をまとめたい場合は、メリットとデメリットを十分に理解し、長期的な返済計画をしっかり立てた上で判断しましょう。

もし、借金の返済が厳しいと感じた場合は早めに専門家に相談をして、借金の解決策を提案してもらうのもおすすめです。

家を失わないためにも、安易におまとめローンに手を出さずに慎重に判断しましょう。

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