信用情報機関に開示請求するデメリットは?開示方法や確かめる他の方法

   司法書士山田 愼一

監修者:グリーン司法書士法人   山田 愼一
【所属】東京司法書士会 登録番号東京第8849号 / 東京都行政書士会所属 会員番号第14026号 【保有資格】司法書士・行政書士・家族信託専門士・M&Aシニアエキスパート 【関連書籍】「世界一やさしい家族信託」著者・「はじめての相続」監修など多数

借金返済の知識
信用情報機関に開示請求するデメリットは?開示方法や確かめる他の方法

この記事は約 7 分で読めます。

悩む男性
悩む男性
数年前に債務整理をして、ブラックリストに載ってしまいました。そろそろ情報が削除される頃たと思うので、信用情報機関に問い合わせたいのですが、なにか不利になりませんか?
司法書士
司法書士
安心してください。信用情報機関に問い合わせることで審査などに影響が出ることはありません。
悩む男性
悩む男性
そうなんですね!その他になにかデメリットはありますか?
司法書士
司法書士
唯一デメリットがあるとすれば、手数料がかかることです。1回問い合わせるのに、1,000円程度の手数料がかかります。

借金を滞納したり、債務整理をしたりすると、信用情報機関に情報が登録されます。いわゆる「ブラックリスト」です。

一定期間が経過すれば、信用情報機関から情報は消えますが、それが本人に通知されることがありません。

そのため、自身が信用情報機関の情報が削除されたかどうかを知るためには、自身で信用情報機関に開示請求をする必要があります。

とはいえ、信用情報機関に開示請求をすると自身にとって不利になるのではないかと思われる方もいらっしゃるでしょう。

結論から言いますと、信用情報機関に開示請求をすることで不利になることがありません。唯一デメリットがあるとすれば、手数料がかかるということだけです。

この記事では、信用情報機関に開示請求をするデメリットや、他に確かめる手段、開示請求をする際の注意点などについて解説します。

1章 信用情報機関に開示請求するデメリットは「手数料」だけ

信用情報機関に情報が登録されているかどうかを確かめるには、開示請求をする必要があります。
開示請求をすることで、情報の登録期間が延びてしまうのではないか、今後の審査に影響が出てしまうのではないか、などなにか不利に働くことを危惧する方もいらっしゃるでしょう。

しかし、開示請求をすることで本人に不利に働くことはありません。
信用情報機関に開示請求をすることで、一つデメリットがあるとすれば、手数料がかかるということです。
開示請求がクレジットカードの審査などに影響を与えることはありません。

一方で、信用情報機関にブラックリストが登録されているか確認するために、複数のクレジットカードの審査を一度に申し込むと「申込ブラック」になり、審査に影響が出る恐れがあります。
信用情報機関には「CIC」「JICC」「KSC」の3つあります。それぞれ加盟している機関や情報の登録期間、そして情報開示にかかる手数料が異なります。

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信用情報機関加盟機関事故情報の登録期間(目安)開示請求にかかる手数料
CIC信販会社・クレジットカード会社5年以内窓口:500円
郵送:1,000円
ネット:1,000円
JICC消費者金融・クレジットカード会社5年以内窓口:500円
郵送:1,000円
ネット:1,000円
KSC全国の銀行10年以内郵送:1,000円

1−1 信用情報機関の開示請求をしたくないのであればクレジットカードを作ってみよう

どうしても信用情報機関に直接情報を開示したくないという方は、クレジットカードを作ってみるのも一つの手段です。

ただし、その場合には1社ずつ申し込むようにしましょう。また、審査に落ちてしまった場合にも、最低でも3ヶ月は次の申込みを待ってください。

複数社に何度も申し込みをしてしまうと、「申し込みブラック」としてまた審査に通らなくなってしまいます。

2章 信用情報機関に開示請求をする際の注意点

信用情報機関に開示請求をする場合には、以下の点に注意しましょう。

開示方法についてはこちら

2−1 加盟機関を確認する

信用情報機関はそれぞれ加盟している機関異なります。

信用情報機関加盟機関
CIC信販会社・クレジットカード会社
JICC消費者金融・クレジットカード会社
KSC全国の銀行

また、CICもJICCはどちらもクレジットカード会社が加盟していますが、加盟しているクレジットカード会社は異なります。

そのため、自身が開示したい情報を取り扱っている機関をHPなどで事前に調べてから開示請求をするようにしましょう。

2−2 信用情報が反映されるまでタイムラグがある

信用情報機関の情報は毎日更新されているわけではありません。1ヶ月〜2ヶ月程度のサイクルで更新されていると考えておくのが良いでしょう。

そのため、「今日ダメだったから、明日にしよう」と何度も開示請求をしていても、無駄になってしまいます。

一度開示請求をしたら、焦らず一定期間開けてから試してみるようにしましょう。

3章 身に覚えのない情報が記載されていたときは、金融機関に問い合わせをする

稀に、金融機関側の手違いによって誤った情報が信用情報機関に登録されていることがあります。

信用情報機関は、あくまで各金融機関が申請した情報を記録しているだけですので、信用情報機関に何を言っても対応してくれません。

情報を開示してみて、身に覚えのない情報がある場合や、金融機関側のミスで発生したトラブルなのに事故情報として登録されている場合には、契約先の金融機関やクレジットカード会社、銀行などに問い合わせるようにしてください。

4章 まとめ

返済の滞納や債務整理などによって信用情報機関に事故情報が登録されても、一定期間が経過すれば情報は消えます。

しかし、情報が消えた時に信用情報機関から通知が来ることはないため、自身で確かめる必要があります。

確かめるには、信用情報機関に開示請求をすることになり、それによって審査等に影響がでると懸念する方もいらっしゃるでしょう。

しかし、開示請求をしたことでそのような影響が出ることはありません。デメリットがあるとすれば、費用がかかることです。

費用をかけたくないのであれば、クレジットカードを作成してみるのも一つの手段です。しかし、万が一審査に通らなかった場合に、期間を開けずに更に申し込みをしてしまうと「申込みブラック」として、さらに審査に通りにくくなってしまう可能性があるので注意しましょう。

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よくあるご質問

信用情報開示をするデメリットとは?
信用情報機関に開示請求するデメリットは、手数料がかかることのみです。
手数料は1回1,000円程度かかります。
信用情報開示請求について詳しくはコチラ
信用情報開示請求をすると、どこまでわかる?
信用情報開示請求をすると下記の内容がわかります。
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・自分の借入状況
信用情報開示請求について詳しくはコチラ
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