リボ払いは他社借入に含まれる?ローン審査での扱いや総量規制を解説

司法書士市川有美

監修者:グリーン司法書士法人   市川有美
【所属】東京司法書士会 登録番号東京第9784号 【保有資格】司法書士

借金返済の知識
リボ払いは他社借入に含まれる?ローン審査での扱いや総量規制を解説

この記事は約 12 分で読めます。

クレジットカードのキャッシング枠のリボ払い残高を、カードローンや住宅ローンを申し込む際の「他社借入」の欄に記載すべきか悩んでいませんか。
申告内容を間違えて審査に落ちてしまう事態は避けたいものです。

この記事を読めば、ご自身の利用するリボ払いが他社借入に該当するかを正しく判別し、各種ローン審査への影響を理解した上で、申込時に正確な情報を記入できるようになります。

今後の返済計画を立てる上でも、正しい知識を身につけましょう。

目次 ▼

1章 リボ払いは「他社借入」として申告する必要がある?

リボ払いを「他社借入」として申告する必要があるかどうかは、そのリボ払いの種類によって異なります。

クレジットカードには、商品やサービスの購入代金を後払いする「ショッピング機能」と、現金を借り入れる「キャッシング機能」の2つが存在します。
このどちらを利用したリボ払いかによって、法律上の扱いや申告義務の有無が大きく変わるため、自身の利用状況を正しく把握することが重要です。

2-1 キャッシングリボは借入、ショッピングリボは対象外

結論として、クレジットカードの「キャッシングリボ」は「他社借入」として申告が必要です。
一方で、「ショッピングリボ」は「他社借入」には該当しないため、原則として申告の必要はありません。

この違いは、それぞれに適用される法律が異なることに起因します。

キャッシングは直接現金を借りる行為である一方、ショッピングはあくまで商品代金の立て替え払いと見なされるため、ローン申込時の扱いが変わります。

キャッシングリボの支払い方法やメリット・デメリットについては以下の記事で解説しています。

1-2 なぜショッピングリボは「借入」に該当しないのか?

ショッピングリボが「他社借入」に該当しない理由は、その取引が「割賦販売法」という法律に基づいているためです。

割賦販売法におけるショッピング利用は、消費者が購入した商品の代金をクレジットカード会社が一時的に立て替える「立替金」として扱われます。
これは、金融機関から直接的にお金を借りる「借金」とは法的に区別されます。

そのため、カードローンなどの申し込みで問われる「他社借入」の定義には含まれません。

1-3 キャッシングリボが「借入」となる法律上の根拠とは?

キャッシングリボが「他社借入」として扱われるのは、「貸金業法」という法律が適用されるためです。

貸金業法は、貸金業者(消費者金融やクレジットカード会社など)がお金を貸し付ける際のルールを定めた法律です。
キャッシングは、この法律に基づいて行われる明確な金銭の貸し借り、つまり「借入金」に当たります。

したがって、ローンを申し込む際には、他社からの借入金として正確に申告する義務が生じます。

債務整理の無料相談ならグリーンへ
メールで聞いてみる 24時間受付中!
LINE
LINEで聞いてみる トークで相談OK!

2章 カードローン申込時、他社借入として申告すべき項目とは?

カードローンを申し込む際には、貸金業法で定められた借入金に該当するものを他社借入として正確に申告しなければなりません。

金融機関は信用情報機関を通じて申込者の借入状況をすべて把握しているため、誤った申告や意図的な隠蔽は虚偽申告とみなされ、審査落ちの直接的な原因となります。

自身の借入内容を正しく理解し、求められた情報を正直に記入することが、審査通過のための第一歩です。

他社からの借入状況がバレる理由については以下の記事で解説しています。

2-1 申告が必須となる借入金の一覧

ローン申込時に「他社借入」として申告が必要となる借入金は、主に以下のものが該当します。
これらは、一部例外を除き、貸金業者からの借入、またはそれに準ずるものとして扱われることがあります。

  • 消費者金融からのカードローン
  • 銀行からのカードローン(ただし、申込先が貸金業者である場合は他社借入に含まれないことがあります)
  • クレジットカードのキャッシング利用残高
  • 信販会社のフリーローンや目的別ローン(教育ローンなどを除く)

複数の会社から借り入れている場合は、それらの合計金額を正確に申告する必要があります。

2-2 申告が不要なローンやクレジットの具体例

一方で、以下の項目は「他社借入」に含める必要はありません。
これらは貸金業法の対象外であるか、性質が異なるためです。

  • 住宅ローン
  • 自動車ローン(マイカーローン)
  • クレジットカードのショッピング利用残高(一括、分割、リボ払いを含む)
  • 奨学金
  • 個人間の借金

ただし、これらの支払い状況も信用情報には記録されており、返済能力を判断する際の参考情報として審査に影響を与える場合があります。

2-3 自分の正確な借入状況がわからない場合の確認方法

複数の金融機関から借り入れがあり、正確な借入総額がわからない場合は、信用情報機関に情報開示を請求することで確認できます。

日本の主な信用情報機関は、「CIC(株式会社シー・アイ・シー)」「JICC(株式会社日本信用情報機構)」「KSC(全国銀行個人信用情報センター)」の3つです。

インターネットや郵送で手続きが可能で、自身の契約内容、借入残高、返済状況などを正確に把握できるため、ローン申込前に確認しておくと安心です。

LINEならトークで気軽に相談!LINE登録はこちら

3章 リボ払いの残高は総量規制(年収の3分の1制限)に含まれる?

リボ払いの残高が総量規制の対象になるかどうかは、これも「キャッシング」か「ショッピング」かによって決まります。

総量規制とは、貸金業法で定められたルールで、個人の借入総額を原則として年収の3分の1までに制限するものです。
これは、過度な借入れから消費者を保護することを目的としています。

したがって、貸金業法が適用される借入が計算の対象となり、他社借入の状況によっては新たな借入が制限される可能性があります。

総量規制の対象外となる借金については以下の記事で解説しています。

3-1 キャッシングリボは総量規制の計算対象になる

キャッシングリボの利用残高は、貸金業法に基づく借入であるため、総量規制の計算対象に含まれます。

消費者金融や他のクレジットカード会社からのキャッシング利用分もすべて合算され、その借入総額が年収の3分の1を超えている場合、原則として新たな貸金業者からの借入はできません。

他社借入が多い場合は、自身の総量規制枠がどの程度残っているかを把握しておく必要があります。

3-2 ショッピングリボの利用残高は総量規制の対象外

ショッピングリボの利用残高は、割賦販売法が適用される「立替金」であるため、貸金業法の総量規制の対象にはなりません。

したがって、ショッピングリボの残高がいくらあっても、それが直接の原因で年収の3分の1を超えるとして新たな借入がストップすることはありません。

ただし、クレジットカード会社は利用者の支払能力を調査する義務があり、残高が多すぎるとカード自体の利用が制限される可能性はあります。

4章 住宅ローン審査でリボ払いはどのように影響する?

住宅ローンのような高額なローン審査では、リボ払いの利用状況が審査結果に大きな影響を与える可能性があります。
たとえショッピングリボが法的な「他社借入」に該当しなくても、金融機関はこれを実質的な債務とみなし、申込者の返済能力を厳しく評価します。

リボ払いの残高があること自体が、計画的な家計管理ができていないという印象を与えかねないため、特に注意が必要です。

4-1 法的な借入でなくても「返済負担率」の計算で不利になる仕組み

住宅ローン審査で重視される指標の一つに「返済負担率」があります。
これは年収に占めるすべての年間返済額の割合を示すものです。

銀行などの金融機関は、新たに組む住宅ローンの年間返済額に、リボ払いの年間返済予定額(ショッピングリボ含む)を合算してこの比率を算出します。

リボ払いの残高が多いと返済負担率が高くなり、返済能力に余裕がないと判断され、希望する借入額が減額されたり、審査自体に通らなかったりする要因となります。

4-2 銀行が申込者のリボ払い利用状況を特に厳しく見る理由

銀行がリボ払いの利用状況を厳しく見るのは、それが申込者の財務状況や金銭感覚を示す指標になると考えているためです。

特に、リボ払いの残高が長期間減っていない、あるいは複数のカードでリボ払いを利用している場合、「資金繰りが厳しいのではないか」「計画的な返済が苦手なのではないか」という懸念を持たれやすくなります。
将来の住宅ローン返済が滞るリスクが高いと判断され、審査で不利に働く傾向があります。

5章 ローン審査で不利にならないために事前にできることはある?

ローン審査を有利に進めるためには、申込前に自身の借入状況を正確に把握し、可能な限り整理しておくことが不可欠です。
審査では、申込内容の正確性と返済能力の高さが重要視されます。

特にリボ払いの残高は審査においてマイナスに評価されやすいため、計画的に対策を講じることで、審査通過の可能性を高めることができます。まずは現状を把握することから始めましょう。

借金返済を早く行うための方法については以下の記事で解説しています。

5-1 もし申告内容を間違えると虚偽申告と判断される?

はい、キャッシングリボの残高など、申告すべき他社借入を故意に、あるいはうっかり間違えて申告すると「虚偽申告」と判断されるリスクがあります。
金融機関は審査の過程で必ず信用情報機関に照会をかけるため、他社借入の状況は正確に把握されます。

申告内容と信用情報に相違があれば、申込者の信頼性が著しく損なわれ、審査に通過することは極めて困難になります。
正直かつ正確な申告が絶対条件です。

5-2 審査通過の可能性を高めるリボ払い残高の整理方法

審査通過の可能性を高める最も効果的な方法は、リボ払いの残高をできるだけ減らしておくことです。

具体的には、ボーナスなどを活用した「繰り上げ返済」や「一括返済」が有効です。
これにより、月々の返済負担が軽減され、審査における返済負担率も改善します。

複数の債務がある場合は、より金利の低い「おまとめローン」に借り換えることで、金利負担を減らしつつ返済管理を一本化する方法も検討に値します。

5-3 申込前に信用情報を自分で開示して内容を確認する手順

ローン申込前には、自身の信用情報を開示して内容を確認することをお勧めします。
手続きは、CIC、JICC、KSCといった信用情報機関の公式サイトから行えます。

多くの場合、スマートフォンやPCを使ったオンラインでの開示請求が可能で、手数料を支払うことで報告書を確認できます。
なお、KSCのインターネット開示手続きでは、最短3営業日~5営業日ほどで報告書を確認できます。

これにより、現在の正確な借入総額や契約状況を把握でき、申告内容の誤りを未然に防ぐことが可能です。

リボ払いと他社借入に関するよくある質問

ここでは、リボ払いと他社借入に関して特に多く寄せられる質問について回答します。
ショッピングリボの申告義務や、住宅ローン審査前の返済、総量規制との関係など、多くの人が疑問に思うポイントを明確にすることで、ローン申込時の不安を解消します。

正しい知識を持つことが、スムーズな手続きと審査通過につながります。

Q.ショッピングリボの残高を他社借入として申告しなくても問題ありませんか?

はい、問題ありません。

ショッピングリボは貸金業法上の「借入」には該当しないため、ローン申込時に「他社借入」として申告する義務はありません。

ただし、申込書の様式によってはクレジットカードの利用残高を記入する欄が別途設けられている場合があるため、その際は正直に申告する必要があります。

Q.住宅ローンの審査を受ける前にリボ払いは完済した方が有利ですか?

はい、完済した方が審査では格段に有利になります。

リボ払いの残高がゼロになることで、返済負担率が下がり、返済能力が高いと評価されるためです。
また、計画的に資産管理ができるという好印象にもつながります。

借入希望額の満額承認や、より良い金利条件を引き出すためにも、可能な限り完済を目指すべきです。

Q.リボ払いの残高が多いと、総量規制によって他のローンが組めなくなりますか?

キャッシングリボの残高が多い場合は、その可能性があります。

キャッシングリボの残高は他社借入と合算され、借入総額が年収の3分の1に達すると、総量規制により新たな貸金業者からの借入はできなくなります。
一方、ショッピングリボの残高は総量規制の計算に含まれないため、直接的な原因にはなりません。

まとめ

リボ払いが他社借入に含まれるかどうかは、その種類によって明確に区別されます。

キャッシングリボは貸金業法上の「他社借入」として申告義務があり、総量規制の対象にもなります。
一方、ショッピングリボは「他社借入」には該当せず申告義務もありません。

ただし、住宅ローン審査などでは、ショッピングリボの残高も返済負担率の計算に含まれ、返済能力を評価する上で重要な要素と見なされます。

ローンを申し込む前には、自身の借入状況を正確に把握し、可能な限り残高を整理しておくことが、スムーズな審査通過の鍵となります。

グリーン司法書士法人では、これまで10,000件以上の債務整理相談を受任・解決してきた実績があり、豊富な経験を有しています。状況を丁寧にお伺いしたうえで、一人ひとりに合った解決方法をご提案いたしますので、安心してご相談いただけます。

初回のご相談は無料です。借金問題は、早く相談するほど選択肢が広がり、より良い解決につながりやすくなります。一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。

\

お気軽にお問い合わせください!

借金返済のご相談はグリーンへ

\

【解決に向けた次のステップへ進む】

STEP A

1分でわかる借金整理の費用

  1. いくらかかる?
  2. 分割払いはできる?
  3. 着手金は必要?
費用ページを見る →
STEP B

はじめての無料相談の流れ

  1. 相談はどのように進む?
  2. 匿名でも大丈夫?
  3. すぐに契約しなくていい?
相談の流れを見る →

借金返済に関する記事を沢山公開していますので、合わせてご覧ください。

アクセス数が多いキーワード:債務整理 クレジットカード

借金返済の無料相談ならグリーンへ

借金返済・債務整理の相談ならグリーンへ
電話相談は9:00~20:00(土日祝9:00~18:00)で受付中です。「借金返済のブログをみた」とお問い合わせいただけるとスムーズです。相談ではなく、まずはどれくらい減らせるか知りたいという方は、借金返済無料診断をご利用ください。

借金返済無料診断フォーム

無料相談フォーム

あなたの借金のお悩み
お聞かせください!

1/7

お名前 必須

メールアドレス 必須

相談希望日 必須

第一希望日

第二希望日

電話番号 ※ハイフン無し 必須

お住いの都道府県 必須

ご相談項目 必須

メッセージ本文

  • LINEで送る
LINEアイコン LINEならトークで気軽に相談 >

TOPへ
借金問題でお悩みの方へ