【個人再生】住宅ローン特例を検討していたが任意売却後に再生したケース

司法書士山田 愼一

監修者:グリーン司法書士法人   山田 愼一
【所属】東京司法書士会 登録番号東京第8849号 / 東京都行政書士会所属 会員番号第14026号 【保有資格】司法書士・行政書士・家族信託専門士・M&Aシニアエキスパート 【関連書籍】「世界一やさしい家族信託」著者・「はじめての相続」監修など多数

解決事例
【個人再生】住宅ローン特例を検討していたが任意売却後に再生したケース

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  • 個人再生
  • 50代
  • 男性
  • 正社員(運送業)

【借金の理由】住宅ローン、学費、生活費

債務整理前
借金総額
1,800万円
月々返済額
30万円
借入社数
13社
借金の期間
5年
債務整理後
借金総額:390万円月々返済額:65,000円
減額できた借金総額:1,400万円減額できた月々返済額:24万円

依頼前の状況

※ご相談者様の特定を防ぐために、内容を若干変更しております。

結婚を機に住宅ローンを組み、義母を含めて一緒に住み始めた。

しかし義母に勝手にカードを使われた等があって仲が悪くなり、かつ借金ができてしまい一度個人再生をした。

その返済完了後は10年以上平穏な生活が続いたが、義母との仲はあまりよくなかった。平成28年頃には耐えきれず別居状態になった。令和元年頃に同居を再開したものの、関係の修復はできないままであった。 一方、娘の留学費用などで借金が増え、再度の個人再生を検討するため相談へ来所。

依頼内容・対応と結果

住宅ローンがあるため、特例つきの個人再生を薦めたが、義母との同居がこれ以上不可能な状態に至っており、それが波及して夫婦仲も悪くなってきていたので、離婚協議中であった。

離婚するのならばマイホームを売って少しでも負担を減らしてから整理した方が良いのではとなり、まず任意売却に着手した。
その手続きが1年ほどで完了し、その後、予定通り個人再生を進めた。

大手の運送会社に長年勤めており、退職金や各種保険の加入が多く、破産すると管財リスクが高かったことも、個人再生を選択した理由である。

特記事項

任意売却の残りを手続費用、離婚の各種清算に使ったので、そこの細かな説明が必要だった。
幸い、依頼人は真面目な人で資料をすべて残してくれていたため、分量こそ多かったものの説明自体は簡単にできた。

手続の途中で妻が離婚の撤回を主張してきたが、残す予定だった自宅も既に売却済みであり、そもそも関係の修復ができていない以上、今さら後戻りはできないと依頼者自身が突っぱねた。

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