【自己破産】遠方にお住まいの依頼者の自己破産（一人親方のケース）

依頼前の状況

※ご相談者様の特定を防ぐために、内容を若干変更しております。

若いころに自営業で飲食店をしていたが、閉店して運転資金の借入だけが残った。

これを返すために様々な業種を転々としたが、勤務先の倒産、仕事仲間による詐欺、妻との離婚、養育費の支払いなど多くのトラブルを経験し、最終的に建設業の一人親方として働くようになった。

とはいえ養育費の支払いもままならない状況で借金だけがどんどん膨れ上がる状態で困り果てていた。

依頼内容・対応と結果

養育費の支払いは、仮に自己破産しても残る。
それと並行して借金の返済をしていくだけの余裕はなかったので、自己破産を選択。

一方で、せめて養育費だけは遅れを取り戻してしっかり払うようにと強く指導した。

依頼者自身は非常にまじめな人で、なんとかしよう、なんとかしたいと考えている人だったこともあり、遠方居住とはいえ連絡に大きなトラブルはなかった。 一人親方という立ち位置であったが、実質は雇用と言える形態であり、破産手続上も問題なく同時廃止で進めることができた。

特記事項

建設業において一人親方とは、一人一人が独立して様々な会社などに雇われながら仕事をする形態のようで、一面では自営業者の性質もある。

一方で、安心して仕事ができるように一人親方を守るための保険も様々なものがある。 そのあたりの特殊事情の把握が最初はあまりできず、戸惑ったところはあるが非常に勉強になった案件であった。

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