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- 20代の借金平均額と借金の理由
- 20代で借金まみれになる人の特徴
- 20代で借金まみれの状態から脱却する方法
金融広報中央委員会の調査では、20代で借金がある人は全体でみると多いわけではありませんが、住宅ローンを除く借金の平均額が100万円前後と決して少ない額ではありません。
20代は就職したばかりで収入が少ないうえ、奨学金の返済や付き合いなどで生活費が足りなくなって借金に手を出してしまうケースが多いようです。
今回は、20代における借金の状況を解説するとともに、借金まみれになる人の特徴や借金から脱却する方法について紹介していきます。
目次 ▼
1章 20代の借金の平均額と借入れの理由
金融広報中央委員会から令和5年(2023年)に発表された調査によると、20代で借金がある人の割合や借入残高の平均は以下のようになりました。
| 借入がある人 | 借入残高の平均 (借入れがある世帯のみ) ※()内は中央値 | 住宅ローンの残高平均 | |
|---|---|---|---|
| 単身世帯 | 12.4% | 155万円(55万円) | 50万円 |
| 二人以上の世帯 | 21.1% | 1,018万円(100万円) | 887万円 |
単身世帯・二人以上世帯ともに、20代で借入れのある人の割合は1〜2割です。
二人以上世帯では持ち家を購入して住宅ローンを抱えている世帯もあるため、借金の平均金額は1,000万円を超える結果になりました。
しかし、住宅ローンを除いた20代での借金額の平均は100万円前後です。借入残高の中央値(※)が100万円であることから見ても、住宅ローンを抱えている世帯は全体からいえば少数だということでしょう。
つまり、20代では住宅ローンよりもその他の理由で平均100万円ほど借金を抱えているということがいえます。
なお、単身世帯に関しても同様に、住宅ローンを除いた借金平均額は100万円程度です。
※中央値…データを小さい値から並べたとき、真ん中に位置する値
1-1 借金の内訳と特徴
20代の借金の内訳については、以下のような調査結果が出ています。
| 医療費や災害復旧資金 | こどもの教育・結婚資金 | 住宅の取得または増改築などの資金 | 日常の生活資金 | 耐久消費財の購入資金 | 旅行、レジャーの資金 | 株式等金融資産への投資資金 | 土地・建物等の実物資産への投資資金 | 相続税対策の資金 | その他 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 単身者世帯 | 13.2% | 4.4% | 4.4% | 35.3% | 16.2% | 10.3% | 4.4% | 4.4% | 4.4% | 33.8% |
| 二人以上の世帯 | 11.1% | 11.1% | 30.6% | 22.2% | 19.4% | 5.6% | 11.1% | 8.3% | 2.8% | 16.7% |
ところで、令和2年国勢調査によると、20代の未婚率は7〜9割を占めており、単身者世帯の方が多いと考えられます。
それをふまえると、20代で借金する理由としては「日常の生活資金」が最も高い割合を占めているといえます。
また、他の年代と比較すると「耐久消費財の購入資金」の割合が高いのも特徴です。20代は単身者・二人以上世帯ともに、初めて一人暮らしや結婚を経験するケースが多いので、生活を整える資金としての借金が多いと考えられるでしょう。
さらに、「旅行、レジャーへの資金」や「株式等金融資産への投資資金」「土地・建物等の実物資産への投資資金」など、レジャーや投資のために借金する割合も多くなっています。
2章 20代で借金まみれになる人の特徴6つ
20代は初めての就職や一人暮らしなど、新しい生活を始める人が多い世代です。そのため、初めて手にした給与や生活費の使い方に慣れず、使いすぎてしまうことなども借金のきっかけの一つと考えられます。
借入れやクレジットカードは計画的に利用すれば生活を助けることもありますが、うまくコントロールできなければ借金まみれになる危険と隣り合わせです。
ここでは、20代で借金まみれになる人の特徴について解説していきます。
2-1 人に相談できない
人生には病気など予期せぬ出来事が起こって家賃が払えなくなったり、カードの支払いができなくなったりするといった、金銭トラブルが突然起こることは珍しくありません。
そんな時に相談できる人がいるかどうかで、借金に手を出すかどうかが変わってきます。
なかなか人に相談できない人は、自分一人でなんとか解決しようとしてしまいます。手っ取り早くお金を手に入れられる手段として借金を選んだ結果、その後に家計を立て直せずそのまま借金まみれになってしまうのです。
2-2 収入が低い
20代は、就職したばかりで収入がまだ少ない人が多いでしょう。そのうえ、正社員ではなく派遣やアルバイトなど非正規雇用で働いていると、一人暮らしでも毎月の生活費がぎりぎりだということはよくあります。
収入が低いゆえに、足りない生活費を補填するために借金を積み重ねているうち、借金まみれになってしまいます。
2-3 奨学金が負担になっている
20代はまだ収入が多くない中から奨学金を支払っているため、返済の負担で生活が圧迫されているケースがみられます。
急な出費で生活費がすぐ足りなくなって借金する、というループができてしまうと、すぐに借金まみれになるでしょう。
2-4 ギャンブルやショッピングに依存してしまう
ギャンブルやショッピングに依存していると、自分の力だけでは止めるのが難しくなります。結果的に借金を繰り返して借金まみれになるでしょう。
ギャンブルやショッピングが好きでも、お金がないのに借金してまでやろうとするのは依存症です。解決するにはこれ以上借入れができないように借入れ自粛制度へ申告するなど、周囲の協力が必要になります。
2-5 生活をよく見せようとする
最近は20代などの若い人を中心に、SNSで自分の生活を発信するのが流行しています。
実際はお金に余裕がないのに、素敵な生活をしているように見せたいという見栄がある人は、借金してまでブランド品を購入したり旅行に出かけたりすることもあるでしょう。
少しなら大丈夫と借金を繰り返し、気がつくと借金まみれになっているケースです。
2-6 楽観的である
借金をしても罪悪感がなかったり、根拠なくすぐ返せるから大丈夫だと思っていたりする楽観的な人は、借金まみれになりやすいでしょう。
借金はいつ、どのぐらいの額なら返せるといった返済計画を立ててから借入れしなければなりません。無計画に借入れする人は、すぐに破綻して借金まみれになります。
ここまで、20代で借金まみれになる人の特徴を解説しました。借金まみれになるとどんなリスクがあるのかなどをさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
3章 20代で借金まみれから脱却する方法7つ
20代で借金まみれになると、将来的に住宅ローンや車のローンなどの生活に必要なローンが組めなくなるかもしれません。20代で借金まみれになっている人は、将来のためにも今すぐ借金問題を解決するべく行動しましょう。
20代が借金まみれから脱却するために、今すぐできることは以下の7つです。
- 債務総額を正しく把握する
- 家計簿をつけて毎月の収支を知る
- サブスクリプションや外食費などを節約する
- 副業や転職をして収入を増やす
- 身近な人に相談する
- 借金を増やさない
- 自分の心を守る
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
3-1 債務総額を正しく把握する
まずは、自分がいくら借金しているのかを正しく把握することが大切です。
複数の金融機関から借入れしているせいで、借金の総額がわからなくなっているケースは多いものです。また、クレジットカードでリボ払いに設定していると、毎月の支払額が一定なのにカードの限度額いっぱいまで利用できるため、気付かない間に借金総額が膨らんでいることもあります。
いざ返済計画を立てようと思っても、総額がいくらなのかわからなければ立てようがありません。借入れ先と総額が把握できれば、返済を一本化できるおまとめローンを利用することで借金を返しやすくなります。
3-2 家計簿をつけて毎月の収支を知る
借金まみれになりがちな人は、自分が一体何にお金を使っているのか、どれだけ使っているのかをはっきりと分かっていない傾向があります。
まずは、自分が何にどれだけお金を使ったかを知るところから始めましょう。いきなり家計簿をきちんとつけるのが難しいならば、お金を使ったら簡単なメモを残すだけでもざっくりとしたお金の流れがわかります。
無駄遣いしていたところが分かれば、借入れをしなくて済むだけでなく返済に回せるお金が増えるかもしれません。
3-3 サブスクリプションや外食費などを節約する
毎日の楽しみで動画のサブスクリプションを契約している人や、付き合いで外食をすることが多い人もいるかもしれません。
しかし、全てが今の生活に必ず必要なものとは限りません。利用していないサブスクリプションを解約する、付き合いを少し減らすなど、今までの生活を見直すだけで数万円節約できる可能性もあります。
3-4 副業や転職をして収入を増やす
収入があまりにも低い場合は、副業や転職して収入を増やすのも一つの方法です。
20代は転職しやすい年代です。収入が増えれば借金の返済もしやすくなり、新たに借金する必要もなくなるかもしれません。副業を始めたり転職先を探したりするのは不安もあるかもしれませんが、検討してみるべきでしょう。
3-5 身近な人に相談する
借金のことや生活が苦しいことを、身近な人に相談するのは大切なことです。自分一人で考えていても答えが出なかったことでも、誰かに相談することで新しい視点を得られる可能性があります。
借金まみれで一人暮らしの生活が苦しい人は、もし頼れるのなら借金を返済する間だけでも実家に戻ると生活費の負担が減るため、早く借金問題を解決しやすくなるでしょう。
3-6 借金を増やさない
借金まみれの状態から脱却したいならば、新しい借金を増やさないようにすることが大切です。お金が足りないなら借りればいいという意識があるなら、そこから改める必要があります。
借金すると返済にどのくらいかかるか、借金することで自分の生活にどのような負担がかかるかなどを考え直しましょう。
3-7 自分の心を守る
ギャンブルやショッピングでストレス解消している人は、他にリラックスや気晴らしできる方法を持っておくことも大切です。
日々の生活でストレスを溜めやすい人は、借金問題が解決してもストレスが強くなるとまたギャンブルやショッピングにはしってしまいます。自分の心を健康的に保つ習慣を身につけておきましょう。
4章 借金まみれで生活できないなら債務整理を検討しよう
もし生活できないほど借金に追われているなら、勇気を出して債務整理を検討してみましょう。債務整理とは、債権者との話し合いや裁判所への手続きを通して借金問題を解決する方法です。
債務整理は会社の経営者や、もっと上の世代がやることだと思っている人もいるかもしれません。しかし、最近は20代でも債務整理をする人は増えています。債務整理をすることで、督促を止めたり借金解決までの時間を早めたりできるメリットがあります。
債務整理には以下の3種類があります。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
それぞれ、詳しい内容を解説していきます。
4-1 任意整理
任意整理とは、債権者との話し合いのうえで利息をカットして借金を減額する方法です。借金の元金は減らせないものの、月々の返済額は減額できます。
債務整理の中でも手続きが簡単で、周囲に借金を隠したままで行えるのがメリットです。ただし、借金が高額な場合や安定した収入がなければ債権者が任意整理に応じないこともあるため、他の方法を検討することになります。
任意整理に関して手続きなどを詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
4-2 個人再生
個人整理は、裁判所の認可を受けて借金を5分の1から10分の1へ減額し、原則3年で支払う計画を立てる方法です。利息だけでなく元金も減額できるため、任意整理よりも大幅に借金を減らせます。
しかし、裁判所へ認可を得なければならないため、その分手続きは複雑で時間もかかります。
個人再生について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
4-3 自己破産
自己破産は、裁判所から免責をうけることで今ある借金を全てゼロにしてもらう方法です。
借金の支払い義務がなくなり、新しく生活をやり直せるのがメリットです。しかし、借金をゼロにするまでに、債務を果たせるだけ果たす必要があるため、車や貯金などの財産を失うという大きなデメリットがあります。
借金が多すぎて払えそうにない、財産はあまりないという人に向いている方法です。
自己破産について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ
令和5年の金融広報中央委員会の調査によると、20代の住宅ローンを除いた借金平均額はおよそ100万円前後でした。借金の理由としては、生活費の補填が最も多い割合を占めています。
20代で早くも借金まみれになる人の特徴は以下のとおりです。
- 人に相談できない
- 収入が低い
- 奨学金が負担になっている
- ギャンブルやショッピングに依存してしまう
- 生活をよく見せようとする
- 楽観的である
20代で借金まみれになっていると、将来家を購入するときに住宅ローンを利用できないリスクがあります。早く借金問題を解決するためにも、毎月の返済にお困りの方はグリーン司法書士法人へ債務整理をご相談ください。
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