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クレジットカードを解約する際、引き落としが続くことがあります。これは、解約時点で残っている支払いが原因です。解約しても、残高の未払い分を支払う必要があります。
特に分割払いやキャッシング、リボ払いに注意が必要です。これらの支払い方法は、通常分割で支払われますが、解約時に一括で支払いが求められることがあります。
未払いが発生すると、信用情報に影響を及ぼします。今回の記事では、クレジットカード解約後も引き落としが続く理由や原因について見ていきましょう。
目次 ▼
1章 クレジットカードを解約したのに引き落としが続く理由・原因
クレジットカードを解約したのに、引き落としが続く場合の理由や原因としては、次の3項目が挙げられます。
- 公共料金や年会費の支払い先にクレジットカードを指定している
- クレジットカード解約前にカードを利用していた
- クレジットカードの利用残高が残っている
それぞれを見ていきましょう。
1-1 公共料金や年会費の支払い先にクレジットカードを指定している
クレジットカードを解約した場合でも、公共料金や月額制サービスの支払い先としてクレジットカードが指定されていると、解約する前にクレジットカードで決済処理された分の請求が来るでしょう。
そういう対象となるのは、電気、ガス、水道などの公共料金や、携帯電話料金、インターネットプロバイダー料金などです。変更手続を忘れると、公共料金やサービス料金の支払いが滞るため、注意が必要です。
1-2 クレジットカード解約前にカードを利用していた
クレジットカードを解約する前にカードを利用していた場合、支払いが来ることがあります。これは、カード利用の請求が、月をまたいでずれることがあるためです。
解約後も2〜3ヶ月程度は、支払いが続く可能性があります。また、カード解約後はオンラインでの明細確認ができなくなるため、解約前に最終の支払い額を確認しておくことが重要です。
解約手続を行う際には、解約前の利用分についても支払いが完了するまで引き続き責任を負うことを理解しておく必要があります。
1-3 クレジットカードの利用残高が残っている
クレジットカードの解約時に利用残高が残っている場合も、引き落としが続く原因のひとつです。これにはリボ払い、分割払い、キャッシングなどが含まれます。
特にリボ払いや分割払いでは、毎月一定額の支払いが設定されており、カードを解約しても完済となるまでこれらの支払いは続きます。キャッシングを利用している場合も、同様です。
クレジットカードを解約する前に、これらの支払い方法について残高を確認し、必要に応じて一括返済などの手続を行うことが重要です。解約時に残っている支払いについては、一括で請求される場合もあります。
なお、リボ払いの仕組みや手数料の計算方法、早期完済に向けたコツについて、以下の記事でくわしく取り上げています。
ぜひそちらも、参考にご覧ください。
2章 クレジットカードを解約する際の注意点
クレジットカードを解約する際には、次の3つに注意しておきましょう。
- クレジットカード解約後の引き落とし額を確認しておく
- 追加カードも使用できなくなる
- 解約後も年会費は返金されない
2-1 クレジットカード解約後の引き落とし額を確認しておく
クレジットカード解約後の引き落とし額を、事前に確認しておきましょう。とりわけ、クレジットカードの引き落としで給与振込額が全部ふっとぶ場合には、要注意です。
なぜなら、クレジットカードを解約してしまうと、日々の生活ができなくなる可能性があります。解決方法は、おおむね次の3つです。
- クレジットカードの利用を減らして手元に残る給料を徐々に増やしていく
- リボ払いに変更する(月々の負担を減らす)
- 引き落としのタイミングの前に債務整理をする(給料がまるごと残った状態で債務整理に入る)
ただし、1つ目の場合は、家計の改善中にクレジットカードの利用停止があるとお手上げになるので、注意が必要です。
2-2 追加カードも使用できなくなる
クレジットカードを解約すると、それに付随する追加カードも使用できなくなります。たとえば、ETCカードや家族カードはクレジットカードに追加されるサービスであり、クレジットカード(親カード)の解約に伴い、これらも自動的に解約処理されます。
追加カードで利用した金額が親カードから請求されるため、親カードが解約となれば、そもそも追加カードの利用ができないからです。
ETCカードの場合、親カードを解約したことを忘れて高速道路のETCレーンに進入すると、開閉バーが上がらず、重大な事故につながる可能性があります。
したがって、クレジットカードを解約する前には、追加カードが紐付いていないかを確認しておくことが大切です。
2-3 解約後も年会費は返金されない
クレジットカードの年会費は、一度決済してしまうと取消せません。解約後に年会費の返金を期待することはできませんので、解約を決定する前には年会費の支払い状況を確認することが重要です。
年会費を払った直後の解約は、少しもったいないでしょう。多くのクレジットカードでは、年会費の支払いが入会月の翌月や翌々月となっており、解約するタイミングによっては年会費分を無駄にしてしまうことがあります。
したがって、解約を検討している場合は、年会費が発生する前に手続をするのが賢明です。
特にゴールドカードなどのステータスカードは、付帯サービスが豊富なため、みすみす放棄するのはもったいないです。このような場合は、次回の入会月までクレジットカードを利用し、タイミングを見計らって解約するとよいでしょう。
まとめ
クレジットカードを解約する際には、解約後の引き落としや返済額の確認が重要です。解約後にも引き落としが続く場合や、解約前の未払い分が負担となる場合があります。
このような状況では、解約を急ぐ前に、クレジットカード会社に相談することが重要です。また、追加カードや年会費に関しても、解約前に確認し、必要な手続を行うことが必要です。
クレジットカードの解約は、単にカードを使わなくなるだけではなく、さまざまな手続や確認事項が伴います。解約後のトラブルを避けるためにも、事前の準備と確認を徹底しましょう。
もし解約後の引き落としや返済額が負担となる場合は、専門家に相談することもひとつの手段です。たとえば、債務整理についてグリーン司法書士法人などの専門機関に相談することで、適切なアドバイスを受けることができます。
借金問題を抱えていながら自力返済が難しくなり、お困りのみなさんは、新たに借入をしないで解決する方法を検討しましょう。
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よくあるご質問
- クレジットカードを解約しても引き落としが続く理由とは?
- クレジットカード解約後も引き落としが続く理由は、下記の通りです。
- 公共料金や年会費の支払い先にクレジットカードを指定している
- クレジットカード解約前にカードを利用していた
- クレジットカードの利用残高が残っている
- クレジットカードを解約するとCICに登録される?
- クレジットカードを解約したとしても、CICには情報が5年間保管されます。