消費者金融の借金を完済=解約ではない?信用情報への影響も解説

司法書士渡邊優太

監修者:グリーン司法書士法人   渡邊優太
【所属】大阪司法書士会 登録番号大阪第4454号 / 大阪府行政書士会所属 会員番号第17260997号 【保有資格】司法書士・行政書士

借金返済の知識
消費者金融の借金を完済=解約ではない?信用情報への影響も解説

この記事は約 6 分で読めます。

 この記事を読んでわかること
  • 消費者金融からの借金における完済と解約の違い
  • 消費者金融を解約するステップ
  • 消費者金融解約のメリットとデメリット
  • 消費者金融を解約すべきかどうか

消費者金融は完済しても利用しなければ、勝手に契約更新されていきます。更新手数料も必要ないため、解約手続きが面倒で放置している人も多いでしょう。解約せずそのままにしておくことにメリットもありますが、今後の利用予定がないならば解約するのをおすすめします。

この記事では、消費者金融の解約について詳しく解説します。

1章 消費者金融での借入れを完済した時点で解約になるわけではない

消費者金融で借りたお金をようやく完済できたので、これで消費者金融との契約は終了した、もう関係は終わったのだと思っている人は多いのではないでしょうか。

しかし、消費者金融で借り入れた金額を全て返済し終えたとしても契約は残っているため、審査なしでまたお金を借りることは可能です。たとえローンカードの有効期限が切れてしまったとしても、有効期限が更新された新しいカードがまた郵送されてきます。

消費者金融を解約するには、完済した後に手続きが必要です。解約すると、また借入れする際には再び申し込みと審査が必要になるので注意しましょう。

また、完済したと思っていても千円未満の端数が残っている場合があります。千円未満の金額は利息がつかず、返済期限などもついていない「無利息残高」として扱われているため、解約を希望する際にはコールセンターやインターネットで問い合わせて無利息残高が残っていないかも確かめておく必要があります。

2章 消費者金融を解約する手順

消費者金融を解約する手順を解説します。

STEP1 完済する日を決める

消費者金融からの借入は、利息が日割りで決められています。そのため、何日に完済するかによって金額が変わってきます。

完済に充てる金額は余裕を持って準備し、完済予定日は明確に決めておきましょう。

STEP2 消費者金融へ解約の連絡をして完済に必要な金額と支払い方法を確認する

完済する日が決まったら、次のいずれかの方法で消費者金融へ解約の連絡をします。

  • 電話
  • インターネット
  • 自動契約機(会社による)

会社によって解約の方法は異なりますが、コールセンターに連絡するのが一般的です。

会社によっては自動契約機でも解約できますが、1円単位の端数はATMで受け付けられません。無利息残高が残らないように、電話やネットで完済金額を確認して振込や口座振替で支払うのが確実な方法です。

STEP3 カードを処分する

全て完済し終えたら、借入れに使用していたカードを念のために処分します。ハサミを入れて廃棄するか、手間でなければ消費者金融へ返送すれば解約は完了です。

解約したからといってカードを放置していると、万が一盗難にあったときになりすまして悪用される可能性があります。そのままゴミ箱に捨てることのないように、捨てる時は必ず名前がわからないように分割して封筒に入れて捨てると良いでしょう。

3章 消費者金融を解約するメリットとデメリットとは?

今の借入れ分を完済しても、解約手続きしなければ消費者金融との契約は継続します。借入れをしなければ、他になにか支払いを求められるわけではないので、そのままにしていても特に困ったことになるわけではありません。

しかし、契約がそのまま続いているということは、借りようと思えばいつでもすぐに借りられる状態だといえます。

この章では、あえて消費者金融を解約するメリットとデメリットを解説します。

3-1 メリット:安易に借りられないので信用情報への悪影響も防げる

契約中は限度額の枠内なら何度でも借入れが可能でしたが、解約後は当然利用できなくなります。

「ちょっと手持ちのお金が足りないから消費者金融で借りよう」と気軽に利用できなくなるため、借入れを抑えられるのがメリットです。

消費者金融で借入れがあると、住宅ローンやカーローンなど他のローンを利用するとき、審査に影響することがあります。解約してしまえば、消費者金融の借入れが影響することはありません。ただし、利用した履歴は解約後も5年は残るので注意しましょう。

3-2 デメリット:再契約には審査が必要なので借入に時間がかかる

解約のデメリットとしては、解約した会社で再び借入れを希望しても改めて審査が必要になるので、時間がかかる点が挙げられます。

その上、前回の契約時と同じ条件で審査されるとは限りません。転職したりキャッシング機能付きのクレジットカードを新たに作成したりしていると、審査には通っても限度額は前回より少なく設定される可能性があります。

4章 消費者金融を解約しても信用情報は残る

消費者金融を利用すると、信用情報に記録が残ります。そのとき順調に返済すれば、「完了」という情報が5年間は残ります。解約自体が他のローン審査に影響を与えることは少なく、完済した事実や遅れずに返済した経歴が、むしろ評価されます。

返済が遅れたり滞納するなどの事故情報を含む利用情報が消えるのは、解約した時点から5年後です。

5章 消費者金融を解約せずに放置してもいい?

結論からいうと、完済してから利用がない消費者金融は放置せずに解約しましょう。

特に、次の状況に当てはまる人は完済したらできるだけ早く解約するのをおすすめします。

  • 住宅ローンを利用する予定がある
  • カードローンの返済時に滞納や遅延があった

消費者金融での契約情報の履歴が住宅ローンの審査に影響するかどうかは、担当者の判断によります。

何度か借入れをしていても返済が順調だったり完済が早かったりして、返済能力を評価されるケースもあれば、消費者金融を利用しなければならない経済状況を危ぶまれるケースもあります。解約したこと自体が審査に良い影響を与えるわけではありませんが、消費者金融での借入れをローン審査に影響させたくなければ、早めに解約するのがおすすめです。

また、返済時に支払いの滞納や遅延があった場合には、その借入れを完済しても利用した消費者金融を解約しなければ事故情報は消えません。利用がなかったとしても、完済したまま放置しているとずっと事故情報は残るため、他のローン審査に悪影響が出てしまいます。

6章 借金でお悩みの方は

消費者金融での借金を完済したら、必要に迫られていなければ一旦解約することをおすすめします。特に、住宅ローンなどの利用を検討している場合は、審査に影響がないよう早めに解約しておきましょう。事故情報などがなくても、解約してから5年間は信用情報に利用履歴や契約内容が登録されています。

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