【自己破産】2度の住宅ローンを組んだ方の自己破産のケース

司法書士山田 愼一

監修者:グリーン司法書士法人   山田 愼一
【所属】東京司法書士会 登録番号東京第8849号 / 東京都行政書士会所属 会員番号第14026号 【保有資格】司法書士・行政書士・家族信託専門士・M&Aシニアエキスパート 【関連書籍】「世界一やさしい家族信託」著者・「はじめての相続」監修など多数

解決事例
【自己破産】2度の住宅ローンを組んだ方の自己破産のケース

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  • 自己破産
  • 50代
  • 女性
  • 看護師

【借金の理由】住宅ローン、生活費、教育費

債務整理前
借金総額
5,500万円
月々返済額
40万円
借入社数
12社
借金の期間
25年
債務整理後
借金総額:0円月々返済額:0円
減額できた借金総額:5,500万円減額できた月々返済額:40万円

依頼前の状況

※ご相談者様の特定を防ぐために、内容を若干変更しております。

結婚し、一度目の住宅ローンを組んだ。
しかし夫に振り回されて転居をを繰り返し、住宅ローンと家賃の二重払いとなった。

家賃は夫が払ってくれているものと思い込んでいたが実は最初の1回以外は払っておらず、大家に言われて退去となった。
その際、住宅は任意売却して残りを任意整理して返済することとなり、支払いは夫がする約束であった。

その後、3人の子を育て上げた後、マイホームの夢を諦めきれずに二度目の住宅ローンを組んだ。
審査も通ったので安心していたが、実は夫が一度目の住宅ローンの残りを滞納しており、連帯債務者だった依頼人に一括請求が来てしまった。ここで流石に愛想が尽きて夫と離婚し、返済の相談に来所。

依頼内容・対応と結果

長年、看護師として働いており、退職金が250万円以上あった。
そのため、自宅を残して個人再生をすると清算価値が高くなり返済可能性が危ぶまれた。

依頼者が自己破産を希望していたこともあり、退職金のため管財になることを説明の上で方針を破産に決定

申立ては当初から管財事件として準備を進めた。
管財人とのやり取りが少し長引いたものの、依頼者が非常に真面目な方であったため、管財事件にしては大きな問題もなく進めることができた。

特記事項

依頼者自身も自覚して反省していたことだが、連帯債務者になることの意味をしっかり理解しておかないと大変なことになるという良き例であろう。

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