【自己破産】自営業者の自己破産で、事業を継続したまま破産したケース

依頼前の状況

※ご相談者様の特定を防ぐために、内容を若干変更しております。

長年清掃業を営んでおり、融資を受けながらやっていたが事業が低調になって売り上げ減少。
それまでは法人相手の仕事ばかりだったが個人顧客にも手を広げた。

しかし客単価が低い・顧客数が多いというので対応しきれず、結局そこまで売上が上がらなかった。
自分が作った借金だから自分が何とかしたい、と思いつつも返済は遅れ、資金繰りが非常に悪くなっていった。

依頼内容・対応と結果

事業融資ということで１社だけ突出していた（1000万円）。
これを整理しないと債務整理の効果が薄いので自己破産を選択。

自営業者のため管財確定であったが、何とか申立てを完了。

管財手続き中、厳しい（というより依頼者と気の合わない）管財人が就任したことで苦労した部分もあったが、管財人の取り計らいで事業を継続したまま破産手続を進めることができ、管財期間１年半かかったものの免責を得ることができた。

特記事項

管財が長引いたのは、売掛金100万円の財団組入れに１年かかったことが大きな要因。

依頼者的には管財人の態度が鼻につくと不満を募らせていたが、事務員が間を取り持つことで何とかスムーズに進めることができた。

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