家族信託では費用が毎年かかる?ランニングコストがかかるケースとは

家族信託では費用が毎年かかる?ランニングコストがかかるケースとは
facebookでシェアする Twitterでシェアする このエントリーをはてなブックマークに追加する LINEでシェアする
司法書士山田 愼一

 監修者:山田 愼一

この記事を読む およそ時間: 2
この記事でわかること

  • 家族信託でランニングコストがかかるケース
  • 家族信託でランニングコストを抑える方法

家族信託とは、信頼する家族に自分の財産の管理や運用、処分を任せる制度です。
家族信託は家族を受託者とすることも多く、制度利用後はランニングコストがほとんどかからないこともあります。
一方、信託契約の内容によっては、毎年信託報酬や信託監督人に支払う報酬が発生するのでご注意ください。

本記事では、家族信託のランニングコストについて詳しく解説していきます。

家族信託とは|メリット・デメリットや活用事例をわかりやすく解説

1章 家族信託はランニングコストがかかる?

家族信託はランニングコストが高く、富裕層向きの制度だと考えている方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、家族信託のランニングコストはケースバイケースであり、信託契約の内容によってはほとんどかからない場合もあります。

例えば、受託者が子供など近しい家族であり、無報酬で財産管理を行う設計の場合、信託報酬や家族信託の利用開始後に専門家に払う報酬などは発生しません。

一方、信託契約の内容によっては、毎年費用がかかる場合もあります。
次の章では、家族信託で費用が毎年かかるケースを詳しく解説していきます。

家族信託が認知症対策に一番おすすめな7つの理由と具体的な解決事例
相続でお悩みの方は、今すぐ無料相談!相続相談実績4,762件。今すぐ無料相談したい方はこちら

2章 家族信託で費用が毎年発生するケース

信託報酬を設定した場合や、専門家を信託監督人とした場合には、毎年報酬がかかります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

2-1 信託報酬を設定するケース

信託契約において受託者に報酬を支払う設計にしている場合、毎年の信託報酬が発生します。
信託報酬を設定するかは任意ですが、受託者の負担に対して感謝の気持ちから信託報酬を設定する場合や、兄弟姉妹間の公平性を保つ目的で設定する場合もあります。

2-2 専門家を信託監督人とするケース

家族信託では、受託者の行動をチェックする役割を担う信託監督人を設定できます。
信託監督人を司法書士や弁護士などの専門家にした場合、年間で数万円から数十万円程度の報酬が発生することが一般的です。

なお、信託監督人の設置は必須ではなく、受託者の信頼性が高くトラブルが起きるリスクが低いのであれば、設定しなくても問題ありません。


3章 家族信託で費用が毎年かかるのを避ける方法

家族信託を利用するにあたり、ランニングコストがかからないようにしたいと考える方も少なくありません。
本章では、家族信託のランニングコストを抑える方法を解説していきます。

3-1 受託者に信託報酬を設定しない

一つ目の方法は、受託者に報酬を支払わない設計にすることです。
信託報酬を無報酬とすることは法律上まったく問題ありませんし、実際に家族間の信託では、無報酬の事例が一般的です。

ただし、家族信託は受託者の負担が大きくなることも事実ですので、事務手続きの煩雑さやトラブル時の対応なども見据えて、信託設計時に家族全体で相談しておくことが大切です。

家族信託で失敗・後悔してしまう13のケース!対処法とは?

3-2 信託監督人を設定しない

二つ目は、信託監督人を設けない設計にすることです。
専門家を信託監督人とした場合、毎年報酬がかかってしまいます。

そもそも、家族信託を利用するにあたり、信託監督人の設置は義務付けられていません。
受託者と受益者が家族であり、信頼関係がしっかりしている場合や、財産内容が複雑でない場合には、設置しなくても十分に運用可能です。


4章 家族信託の手続き時には費用がかかる

家族信託はランニングコストがかからないように設計できる一方で、利用を開始するまでには費用がかかります。
家族信託の利用時にかかる費用の内訳や相場は、以下の通りです。

家族信託にかかる費用報酬

上記のように、家族信託の利用時にかかる費用は、信託財産の金額や内容、信託契約の内容によって大きく変わります。

家族信託にかかる費用報酬の内訳・相場【家族信託専門士が解説】
相続でお悩みの方は、今すぐ無料相談!相続相談実績4,762件。今すぐ無料相談したい方はこちら

まとめ

家族信託のランニングコストがいくらになるかは、信託契約の内容によって決まります。
ランニングコストを抑えたい場合には、信託報酬を無報酬にすることや、信託監督人を設定しないことも検討しましょう。

家族信託は自由度が高い一方で、家族や資産に合った信託契約を作成する際に、専門的な知識や経験が求められます。
自分たちで信託契約を作成するのではなく、司法書士や弁護士に相談することを強くおすすめします。

グリーン司法書士法人では、家族信託についての相談をお受けしています。
初回相談は無料、かつオンラインでの相談も可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

お知らせ

           

YouTubeチャンネル「やまちゃんの5分でわかる相続チャンネル」がいよいよ9月1日から始動します!
高齢のご両親がいらっしゃる方にとって「相続」を考える必要があるけど、何から準備すればいいのかわからない。 そんな方に毎日5分観るだけで相続の全てを"やまちゃん先生"がわかりやすく解説します。

無料相談フォーム

あなたの相続のお悩み
お聞かせください!

1/7

お名前 必須

メールアドレス 必須

相談希望日 必須

第一希望日

第二希望日

電話番号 ※ハイフン無し 必須

お住いの都道府県 必須

ご相談項目 必須

メッセージ本文

遺産相続の無料資料請求

この記事を読む およそ時間: 2

遺産相続の無料資料請求

  • 遺産相続の流れ
  • 相続人調査
  • 相続関係説明図の作成
  • 要注意の相続のケース
  • 遺産分割協議書の作成
  • 名義変更手続の方法
  • 相続税の申告
  • 遺言書の作成
  • 後見について
  • 贈与について

相続について話し合うきっかけに!

グリーン司法書士法人作成の遺産相続ガイドブックのイメージ

生前にする相続対策、亡くなってからの相続手続について、わかりやすく解説させていただいております。遺産相続ガイドブックが相続を自分の問題と捉えて、対策を始めるきっかけになったり、相続手続の手助けとなれば幸いです。

無料ダウンロードはこちら

相続でお悩みの方は、今すぐ無料相談!相続相談実績4,762件。今すぐ無料相談したい方はこちら

不安なことは、
グリーン司法書士法人にご相談ください。
一緒に、最適な相続対策を考えていきましょう。

グリーン司法書士法人の強み

01
過去5年間の相続相談実績は約5,000件!
日本有数の実績で安心して任せられる。
02
サポート内容の広さと相談窓口の一元化を実現!
独自のネットワークでどこよりも早い迅速対応!
03
蓄積されたノウハウを元に相談者一人一人にあった提案が可能!

100名を超える相続のプロが徹底サポート

  • ・相続手続きといっても何から始めればいいのかわからない
  • ・しっかりとした遺言書を作成したい
  • ・認知症などの生前対策をしておきたいけどよくわからない

グリーン司法書士法人では相続に関する悩みや疑問をしっかりとお聞きし、理想の相続実現をサポートします。

相続に関して少しでも不安や疑問があればお気軽にお問い合わせください。

お電話での無料相談はお気軽にお問い合わせください。無料相談予約受付ダイヤルは0120-002-110

※「記事をみた」とお伝えください。

365日24時間いつでもメール無料相談