今回ご紹介するのは、相続放棄のサポートをした結果、ご相談者様が1,000万円近い借金の返済義務を負わなくてすんだときのお話です。
ご相談者様との出会い
事務所に訪れたのは40代会社員の男性でした。
疎遠だったお父様が先日亡くなり、相続手続きについて相談したいとのことでした。
具体的には、お父様の遺産が不動産や預貯金だけではなく、多額の借金もあり、自分はどうなってしまうのか不安を抱えておられました。
問題の分析
まずは、ご相談者様の経済状況を確認させていただき、相続する財産の内容を詳しく伺いました。
加えて、故人の借金も相続してしまうことをお話し、借金の返済義務を受け継ぎたくないのであれば相続放棄も可能であると提案いたしました。
相続放棄の道
ご相談者様に不動産も相続放棄となってしまうが、多額の借金を負担せずに済む相続放棄の選択肢をご提案したところ承諾してくださりました。
その後、正式にご依頼を受け、家庭裁判所に相続放棄の申立を行う法的手続きに取り掛かりました。
成功への道
幸い、ご相談者様が初回相談に訪れたのは相続が発生して日が浅かったため、手続きを進め、3ヶ月以内という期限にも間に合い、相続放棄することができました。
多額の借金を引き継ぐことなく、経済的な負担から解放され、ご相談者様はとても喜んでくださっていました。
ご相談者様の反応
無事に相続放棄が完了したことをお伝えしたら、ご相談者様は大変安心された様子でした。
40代という働き盛りの年齢で小さいお子様もいるとのことでしたので、お父様の借金を返済せずにすんで本当によかったとお話されていました。
まとめ
この経験を通して、親の借金を相続してしまい経済的に追い詰められてしまう方に、相続放棄という選択肢をご提案し手続きをさせていただくことの大切さを実感しました。
今後も相談に訪れた方のサポートをすると共に、相続放棄という手段があることを広く伝えていければと思います。