高齢の母が遺言執行者で手続きが進まない…貸金庫を含む複雑な相続を10ヶ月で完了させた事例

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  • 利用したサービス:遺言執行者の選任手続き、貸金庫の手続きを含む相続手続き全般
  • 相続した財産:自宅不動産、預貯金4件、貸金庫(金)
  • 居住地:記載なし
  • 依頼者の立場:相続人(子)

│ 事例の概要

遺言で執行者に指定されたご高齢のお母様に代わり、裁判所手続きを経て当法人が遺言執行者に就任し、貸金庫を含む複雑な相続手続きを約10ヶ月で全て完了させた事例です。

課題

  1. 遺言執行者であるお母様がご高齢で、ご自身で手続きを進めるのが困難な状態でした
  2. 相続人全員の署名が必要な貸金庫の手続きがあり、やり取りに大きな手間がかかる見込みでした
  3. 遺言執行者を変更する必要があり、判断・手続きに迷われているご様子でした

成果

  1. 裁判所への申し立てを経て、当法人が遺言執行者となり、手続きをサポートする体制が整いました
  2. 複数の金融機関や貸金庫の手続きなど、煩雑な相続手続きをワンストップで支援しました
  3. お客様の負担をできる限り軽減し、約10ヶ月という期間で全ての相続手続きを無事に終えることができました

高齢の母が遺言執行者で手続きが進まない…貸金庫を含む複雑な相続を10ヶ月で完了させた事例


│ 依頼の背景

お父様がお亡くなりになり、ご家族が遺された遺言書を開封したところ、そこにはお母様を遺言執行者とする旨が記されていました。

しかし、遺言執行者に指定されたお母様はご高齢であり、複雑な書類の作成や金融機関とのやり取りといった実務を担うことは、現実的に難しい状況でした。相続財産にはご自宅の不動産に加え、複数の預貯金、さらには相続人全員の署名が必要となる貸金庫も含まれており、このままでは手続きが全く進まなくなってしまうのではないか、という不安を抱えていらっしゃったようです。

何より、お母様に代わって遺言執行者になるためには、家庭裁判所での専門的な手続きが必要であると知り、ご自身たちだけで対応するのは限界があると感じられたそうです。そこで、専門家である私たちにご相談いただくことになりました。


│ 解決までの道のり / グリーングループだからできたこと

ステップ1:初回ご相談と解決策のご提案

最初のご相談の場で、ご依頼者様は、お母様が遺言執行者では手続きが事実上進まないこと、そして貸金庫の手続きなど、ご自身たちで進めるには負担が大きすぎることへの強い懸念をお話しくださいました。このままでは時間だけが過ぎてしまうという焦りも感じられました。

そこで私たちは、まず状況を丁寧に整理し、具体的な解決策をご提案しました。お母様には遺言執行者を辞任していただき、代わりに私どもが司法書士法人として家庭裁判所へ選任申立てを行い、裁判所の選任を受けたうえで新たな遺言執行者に就任する手続きです。これにより、ご家族の手を煩わせることなく、専門家が責任を持って全ての手続きを進められる体制を整えることをお伝えしました。

ステップ2:裁判所手続きと丁寧なコミュニケーションによる体制構築

遺言執行者の変更には、家庭裁判所への申し立てという一般の方には馴染みのない手続きが必要となります。また、お母様から「遺言執行者辞任届」にご署名をいただくなど、ご家族にご協力いただく場面もあり、スムーズに進むかご不安もあったかと存じます。

私たちは、ご不安を少しでも和らげられるよう、裁判所への申し立て手続きを迅速に進め、約1ヶ月で当法人が遺言執行者として選任されるよう手続きを完了させました。同時並行で、ご家族にお願いする必要のある書類については、何のための書類で、どこに何を記入すればよいのかを具体的に記したメモを添えるなど、きめ細やかなサポートを徹底しました。単に手続き対応をサポートするだけでなく、お客様が混乱することなく安心して関わっていただけるよう配慮することも、私たちの重要な役割だと考えています。

ステップ3:組織力を活かした包括的な相続手続きの実行

無事に私たちが遺言執行者として選任された後も、複数の預貯金解約や、相続人全員の署名が必要な貸金庫の開扉手続きなど、対応すべき業務は山積みでした。これらを一つずつ個別に対応していては、膨大な時間と手間がかかってしまいます。

この段階で、私たちの組織としての力が大いに発揮されました。相続に特化した司法書士や行政書士がチームとなり、各金融機関とのやり取りや書類の準備を効率的に、そして並行して進めました。特に手間のかかる貸金庫の書類の持ち回りについても、私たちが窓口となることで、相続人であるご家族間の負担を最小限に抑えることができました。裁判所手続きから金融機関の手続きまで、これほど多岐にわたる業務をトータルでサポートできるのは、長年にわたり相続案件に特化してきた私たちの豊富な経験と体制があってこそです。


│ 得られた結果

  • 裁判所への申し立てを経て、当法人が遺言執行者となる法的な体制を構築しました。
  • 複数の預貯金解約や貸金庫の開扉など、多岐にわたる相続手続きを約10ヶ月で全て完了させました。
  • 分かりやすい案内と包括的なサポートにより、お客様の手間と精神的な負担を大幅に軽減しました。

    │ 担当司法書士から

    遺言書で指定された方がご高齢などの理由で、遺言執行者としての務めを果たすことが難しいというケースは、実務上、決して珍しいことではありません。しかし、その場合、家庭裁判所での選任申し立てという法的な手続きが必要となり、一般の方がご自身で進めるにはハードルが高いのが実情です。

    本案件では、その裁判所手続きに加え、複数の金融機関や相続人全員の協力が必要な貸金庫の手続きなど、対応範囲が非常に広いものでした。こうした複雑な状況でも、私たちがスムーズに手続きを完遂できたのは、相続に特化したチームが連携し、包括的にサポートできる組織力があったからに他なりません。

    特に、ご依頼者様に書類のやり取りをお願いする場面では、ご負担をかけないよう、分かりやすいメモを添えることを心がけました。手続きが一つ終わるごとに安堵されるご依頼者様のご様子を拝見し、私たちも「無事に一歩進めることができた」と心から嬉しく感じたことを覚えています。

    相続は、時にご家族の力だけでは乗り越えられない壁に直面することがあります。私たちは、法律の専門家として手続きを代行するだけでなく、皆様の不安に寄り添い、共に解決の道を歩むパートナーでありたいと考えています。これからも、ご家族が安心して次のステップに進めるよう、全力でサポートさせていただきます。

    相続税申告でお悩みの方は、グリーングループにご相談ください。

    グリーン司法書士法人は、税理士など各専門家との連携により、相続の法務から税務までをワンストップでサポートする司法書士事務所です。

    本事例でお伝えしてきたとおり、相続税申告の期限が迫る中で複雑な手続きや予期せぬトラブルに悩んでいる方は、グリーングループへご相談ください。

    気になる方は、お気軽にご相談ください。

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