- 利用したサービス:相続放棄の手続き、遺産分割協議書の作成、不動産の相続登記
- 相続した財産:不動産(3地域に複数)、金融資産(金融機関口座多数)
- 居住地:関東地方
- 依頼者の立場:被相続人の長女
│ 事例の概要
目次
│ 事例の概要
ご兄弟間の相続放棄を巡る強いご懸念があった中、事務所での直接面談という確実な手法で不安を解消し、3管轄の不動産と多数の金融口座の相続を約5ヶ月で円満に完了させた事例です。
課題
- 3管轄に不動産が点在し、手続きが煩雑になる見込みでした
- ご兄弟間のご事情から、特定の相続人には財産を相続させたくないという、慎重な対応が求められる状況でした
- 相続放棄を希望されていましたが、その手続きが確実に実行されるか見通しが立たず、強い不安に直面していました
成果
- 最大の懸念事項であったご兄弟の相続放棄が、トラブルなく円満に完了しました
- 3管轄の不動産登記と多数の金融資産に関する手続きを、約5ヶ月で完了させました
- ご家族のご意向を正確に反映した、複雑な内容の遺産分割協議書を作成しました
│ 依頼の背景
お父様がお亡くなりになり、相続が開始されました。財産を調べてみると、3つの法務局管轄にまたがって不動産があり、さらに多数の金融機関に資産があることが分かりました。相続人はご依頼者様を含むご兄弟3名でした。
今回はご兄弟の内お二人に財産を集中させたいというご意向をお持ちでした。当初、別の専門家からは、残るお一人が遺産分割協議の中で「財産を取得しない」という形にする案が提示されていたそうですが、ご依頼者様は、それだけでは安心できないと感じていらっしゃいました。後々になってその方が心変わりをする可能性などを考えると、単なる合意だけでは将来の不安が拭いきれない、というお気持ちだったようです。
相続放棄の手続きには家庭裁判所への申述という法的な手続きが必要であり、期限も定められています。ご自身たちだけでご兄弟と連絡を取り、この複雑な手続きを確実に、そして円滑に進めることには限界があるとお感じになられたようです。法的な手続きを間違いなく進めることで、長年の懸念を解消したいという切実な思いから、私たちにご相談いただくことになりました。
│ 解決までの道のり / グリーングループだからできたこと
ステップ1:初回ご相談と課題の明確化
ご相談当初、ご依頼者様はご兄弟の相続放棄が本当に実現できるのか、という一点に強い不安を抱えていらっしゃいました。私たちはまず、そのお気持ちを丁寧にお伺いすることから始めました。単に遺産分割協議書を作成するだけでは、ご依頼者様の根本的な安心には繋がらないことを深く理解し、今回の手続きにおける最重要課題は「ご兄弟の相続放棄を、いかに確実かつ円満に完了させるか」であると、ご依頼者様と共有いたしました。その上で、最も確実な方法として、ご兄弟ご本人に直接お会いし、私たちのほうから手続きのご説明と意思確認を行うことをご提案しました。
法的な手続きの流れを事務的に説明するだけでなく、ご依頼者様の心の中にある一番の不安要素に焦点を当てて具体的な解決策を示したことで、ご依頼者様も「この事務所なら、私たちの気持ちを分かってくれそうだ」と、少し安堵されたご様子でした。
ステップ2:ご本人との直接面談による確実な意思確認
次なるステップは、最大の関門ともいえる、ご兄弟ご本人との面談でした。ご依頼者様は、ご兄弟が事務所へお越しいただくこと自体を承諾してくださるか、心配されていました。この重要な局面で、私たちの組織力が大きな力を発揮します。担当者が実務に専念できる体制が整っているため、ご本人のご都合に合わせて、迅速に面談日程を調整することができました。
面談当日は、担当司法書士がご兄弟様と直接対面し、相続放棄という手続きがどのような法的な意味を持つのか、今後の流れはどうなるのか、といった点を専門家の立場から丁寧にご説明しました。お手続きの説明をしたところ、ご本人様も相続放棄をする方法が良いだろうとお考えになり、相続放棄の手続きをすることで、相続に関する話し合いから離脱することを選択されました。
この直接面談が実現し、無事に完了したことで、ご依頼者様の長年のご懸念が晴れ、「これでやっと安心できます」というお言葉をいただくことができました。
ステップ3:複雑な遺産分割協議書の作成と登記手続き
最大の懸念であった相続放棄の見通しが立ったことで、次に相続人となるご兄弟お二人の間での具体的な遺産分割手続きへと進みました。不動産は3管轄に分かれ、それぞれ相続する方が異なり、金融資産も多数あるため、非常に複雑な内容です。少しでも記載に漏れや誤りがあれば、金融機関での手続きや法務局での登記が滞ってしまうため、細心の注意が求められました。
私たちは、お二人のご意向を改めて詳細にヒアリングしました。どの不動産をどなたが受け継ぐかという具体的なご希望を、法的観点に配慮して、遺産分割協議書に一つひとつ正確に落とし込んでいきました。多数の金融資産についても、口座情報をすべて明記し、後の手続きで混乱が生じないよう慎重に確認しました。これにより、すべての財産についてご意向通りの分割内容が確定し、それに基づき、各所での手続きも円滑に進めることができました。
│ 得られた結果
- 最大の懸念事項であったご兄弟間の相続放棄を、トラブルなく円満に完了させました。
- 3管轄にまたがる不動産と多数の金融機関口座に関する複雑な相続手続きを、ご依頼から約5ヶ月で完了させました。
- ご家族それぞれの実情とご意向を正確に反映した遺産分割を実現しました。
│ 担当司法書士から
相続人の中に、手続きへの協力が得られるか不透明な方がいらっしゃる場合、ご親族だけで手続きを進めるのは精神的にも非常に大きなご負担となります。特に相続放棄は、ご本人の明確な意思に基づいて家庭裁判所で行う必要があり、期限も決まっているため、感情的なこじれが許されない繊細な手続きです。
今回は、最も確実な方法として、相続放棄するご兄弟ご本人に私たちの事務所へお越しいただき、直接お会いしてご説明するという手順を踏みました。このように、関係者のご都合に合わせて迅速かつ柔軟に面談を設定できたのは、担当者が実務に集中し、迅速に日程調整ができる体制があってこそだと自負しております。
ご依頼者様が長年抱えていらっしゃったご懸念が、ご兄弟様の相続放棄手続きが無事に完了したことで解消されたと伺ったときは、本当に安堵しました。
相続は、法的な知識だけでなく、ご家族それぞれの感情が複雑に絡み合うデリケートな問題です。私たちは、法的な手続きを正確に進めるのはもちろんのこと、皆様が抱える一つひとつの不安に寄り添い、安心して次のステップに進めるよう、これからも全力でサポートさせていただきます。
兄弟間の複雑な相続でお悩みの方はご相談ください。 グリーン司法書士法人は、豊富な実績と組織力で複雑な相続問題にも対応できる司法書士事務所です。 本事例でお伝えしてきたとおり、ご家族間の事情が絡む複雑な相続手続きでお悩みの方は、グリーン司法書士法人で解決できる可能性が高いです。 気になる方は、お気軽にご相談ください。 |











