家族信託は、とても複雑で奥が深いものです。しっかりと理解しておかないと、希望通りにできなかったり、いざというときに困ってしまう結果になったりする可能性があります。
自身の大切な財産を管理するものですので、しっかりと理解して上手に計画したいですよね。
とはいえ、どうやって勉強したら良いのかわからない方も多いでしょう。そんな方は、家族信託に関する本を参考にするのがおすすめです。
家族信託に関する本には、一般の方に向けた初級のものから、専門家に向けた上級のものまで様々あります。
そこで今回は、家族信託専門士の資格を持つ私がおすすめする家族信託の本を紹介します。自ら少し恥ずかしいのですが、私が書いた本も紹介させていただきます。(笑)
「これから家族信託について勉強したい!」という方に向けた初級編の本から、「もっと家族信託について深堀りしたい」という方に向けた専門家向けの本までピックアップしました。
ぜひ参考にしてください。
目次
1章 専門家のお墨付き!家族信託の本5選
家族信託を0から解説している初心者向けの本と、より専門的な内容が書かれている専門家向けの本を5冊ピックアップしました。
1-1 【初心者向け】これを読めば家族信託が分かる!家族信託の入門書
「家族信託について何も分からない」「初歩的なことから知りたい」という方におすすめの書籍をご紹介します。
【レベル★】世界一やさしい家族信託
最初にご紹介させていただくのが、私の書かせていただいた「世界一やさしい家族信託」です。
(すいません、いきなり宣伝みたいで)
「世界一やさしい」とタイトルにもあるよう、家族信託について分かりやすく解説することをモットーに執筆しています。
「家族信託とはなにか」という初歩的なところから、メリット、事例ごとの活用方法などがまとめられています。
「『家族信託』というワードは知っているけど、詳しいことは何もわからない…」
そんな方でもこれを読めば、家族信託をするために必要な知識は万全でしょう。
【レベル★】介護とお金の悩みを実家で解決する本 ~認知症で資産を凍結させない実家信託活用法~
「実家信託」として、不動産の家族信託について分かりやすく説明されています。
「自分の親に介護が必要になったら」と、子供世代に向けて書かれた書籍で、家族信託の仕組みだけでなく、実際に家族信託をする際の親へのアプローチ方法なども書かれています。
これからご両親と一緒に、将来のことを話し合いたいと考えている方におすすめです。
1-2 【中〜上級者向け】専門的に家族信託を勉強したい!家族信託応用編
「家族信託について専門的なところまで深堀りして知りたい」「実務で扱うために家族信託を勉強したい」という方に向けた書籍を紹介します。
【レベル★★】〈改訂新版〉相続・認知症で困らない 家族信託まるわかり読本
家族信託専門家の第一人者である宮田浩志氏によって書かれた書籍で、「家族信託とは」という基本的なことから家族信託実務のための知識についても解説されています。
家族信託を実務として扱う専門家にはもちろん、家族信託を自分でもしっかりと理解しておきたい、自身で信託計画を立てたいという方にも好評の一冊です。
【レベル★★】ゼロからはじめる「家族信託」活用術 (改訂版)
家族信託業務これから取り扱う専門家に向けて、信託業務を受任した際にスムーズに業務を遂行するための心得や手順などが解説されています。
活用事例も多く盛り込まれており、理解しやすく構成されています。
専門家向けではありますが、非常に分かりやすく書かれているので、家族信託を勉強し始めたばかりの方におすすめです。
【レベル★★★】全訂 新しい家族信託―遺言相続、後見に代替する信託の実際の活用法と文例
元公証人の弁護士によって書かれた専門書です。内容の難易度は段違いに高くなっていますが、公証人として、多くの家族信託契約に携わられたご経験から、幅広いパターンや契約内容までとても詳しく書かれています。
すぐに活かせる文例が27通りも紹介されており、実務に活かすことができます。
家族信託を実務として扱う専門家なら、一度は読んでおきたい一冊です。
2章 家族信託のことならグリーン司法書士法人におまかせ!
グリーン司法書士では家族信託に積極的に取り組んでおります! 家族信託のことなら、グリーン司法書士法人にお任せください。
家族信託で、認知症対策、相続対策、事業承継までまとめてサポートいたします。
我々は「世界一やさしい家族信託」という書籍を出版するほど家族信託に精通しており、豊富な経験を有しています。
- 「家族信託をするか悩んでいる」
- 「親に家族信託をすすめるためにメリットを理解したい」
- 「私たちにあった家族信託計画を立ててほしい」
など、家族信託に関するご相談は何でも受け付けております。
初回面談は無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
よくあるご質問
家族信託のデメリットとは?
家族信託のデメリットは、下記の通りです。
・当事者を長期間拘束する
・信託不動産から出た損失を他の所得と合算できない
・家族信託を行う事自体は節税にはならない
・遺言に比べて手間がかかる
・身上監護権がない
・受託者に司法書士・弁護士等がなる事はできない
・対応できる専門家が少ない
▶家族信託のデメリットについて詳しくはコチラ家族信託は自分でできる?
家族信託は自分で行うこともできますが、専門家に依頼するのがおすすめです。
家族信託は非常に難しい手続きなので、自分で行うとミスをしてしまう恐れがあります。
信託内容や信託財産の設定を間違えてしまうと、家族信託の目的を達成できなくなる可能性もあるのでご注意ください。
▶家族信託を自分でやる流れについて詳しくはコチラ