20年以上放置されて相続登記できない…過去の経緯を確認して「真正な登記名義の回復」で解決した事例

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  • 利用したサービス:真正な登記名義の回復、不動産の相続登記、贈与登記
  • 相続した財産:不動産(マンションの持ち分と、それに対応する土地)
  • 居住地:関東地方
  • 依頼者の立場:被相続人の兄弟

│ 事例の概要

管理会社の変更で20年以上放置された土地の名義問題を、極めて例外的な手続きと、相手方法人との緻密な連絡で解決し、ご希望の相続・贈与まで一貫して実現した事例です。

課題

  1. 土地の名義が20年以上も旧管理会社のままで、正常な相続ができない状態でした
  2. 現在の管理会社は手続きの協力に難色を示しており、解決の糸口が見えないという状況に直面していました
  3. 複雑な権利関係に加え、手続き中に数次相続が発生し、計画が頓挫しかねないリスクを抱えていました

成果

  1. 20年以上放置されていた不動産の登記を正常な状態に回復させました
  2. 当初のご希望通り、不動産を特定のご親族へ集約し、その後の贈与までを完遂しました
  3. 数次相続という不測の事態にも対応し、約半年間でお客様の負担を最小限に抑え、すべての手続きを完了させました

20年以上放置されて相続登記できない…過去の経緯を確認して「真正な登記名義の回復」で解決した事例


│ 依頼の背景

約20年前に亡くなったご兄弟の相続手続きを進める中で、予期せぬ問題が発覚しました。お住まいだったマンションの敷地のうち、一つの土地の名義が被相続人ではなく、20年以上前の管理会社のままになっていたのです。

詳しくお話を伺うと、過去に管理会社からマンションの住人へ土地を分配する決定がなされたものの、本人が既にお亡くなりになっていたため、手続きがされないまま長年放置されてしまっていたとのことでした。さらに問題を複雑にしていたのは、分配決定の時点で管理会社が別会社に変わっており、現在の管理会社に問い合わせても「会社が変わり、当時の担当者もいないため手続きのやり方が分からない」と言われてしまう状況だったことです。

ご自身たちではどうにもならない複雑な権利関係を前に、このままでは土地を正しく相続できず、ご希望されていたご親族への名義変更、そして最終的なお孫様への贈与も実現できないという現実に直面されました。加えて、ご相談の準備を進めている中で、共同相続人であったご兄弟のお一人がお亡くなりになるという不幸も重なり、事態はさらに複雑化していました。これ以上問題を先送りにできないという切実な思いで、私たちにご相談を寄せられました。


│ 解決までの道のり / グリーングループだからできたこと

ステップ1: 極めて例外的な登記手続きへの対応

ご相談いただいた当初、お客様は解決の糸口が全く見えない状況に大きな不安を抱えていらっしゃいました。通常の所有権移転登記は不可能であり、「真正な登記名義の回復」という、法務局でも原則として認められにくい手続きが必要でした。

そこで私たちは、事務所内に蓄積された豊富なノウハウと、経験豊かな先輩司法書士にいつでも相談できる組織力を活かしました。一人で抱え込むのではなく、チームとして知見を結集し、登記の原因を証明するための書類を法的な観点から緻密に作成しました。また、申請前に法務局と何度も折衝を重ねることで、この難しい手続きの道筋を確かなものにしていきました。

ステップ2: 難航する法人への説明と緻密な書類準備

次なる壁は、手続きの鍵を握る現在の管理会社への説明でした。相手方は法人であり、当初は手続きへの協力に難色を示していました。代表取締役が直接対応できない中、担当者の方から署名をいただき、法人の印鑑証明書を取得するなど、複雑な書類を漏れなく手配する必要があり、お客様だけでは進めるのが困難な状況でした。

私たちは、相手方の事情を考慮しつつも、法的に不可欠な手続きであることを丁寧にご説明しました。必要な書類を一つひとつリストアップして明確に提示し、最終的には必要なご協力をいただくことができました。

お客様ご自身では精神的な負担も大きかったであろう法人とのやりとりや、煩雑な書類手配を一括してサポートすることで、お客様には安心して手続きの進捗を見守っていただくことができました。

ステップ3: 数次相続への迅速な対応と最終目標の実現

手続きの途中で、相続人のお一人がお亡くなりになる「数次相続」が発生しました。これにより、再度戸籍等の書類を集め直す必要が生じ、計画が大幅に遅延したり、最悪の場合は頓挫したりするのではないかという新たな不安がお客様に重くのしかかりました。

私たちは、このような予期せぬ事態にも冷静に対応しました。当初計画していた「名義回復 → 相続 → 贈与」という流れに、数次相続の手続きを迅速に組み込み、全体の計画を再設計しました。複数の複雑な登記手続きが絡み合う状況でしたが、全体の進捗を緻密に管理し、必要なご案内から登記申請までを滞りなく実行いたしました。

そして最終的に、20年来の懸案であった土地の名義問題は無事に解消され、当初からのご希望であった不動産の集約と、お孫様への贈与という最終目標を無事に実現することができました。


│ 得られた結果

  • 20年以上も解決できなかった複雑な権利関係の土地登記を完了させました。
  • ご希望通り、不動産の名義を特定のご親族に集約し、最終的な受贈者への贈与までを実現しました。
  • 約半年という期間で、予期せぬ数次相続にも対応し、お客様の負担を最小限に抑えながらトラブルなくすべての手続きを終えました。

    │ 担当司法書士から

    今回の「真正な登記名義の回復」という手続きは、単に書類を整えれば認められるものではなく、法務局に対しても登記を認めるべき正当な理由を理論的に説明する必要がある、司法書士業務の中でも特に慎重な対応が求められる案件でした。

    すべての手続きが完了し、お客様が長年の懸案事項から解放され、安堵されたご様子を拝見したときは、この仕事の大きなやりがいを改めて感じました。同時に、困難な課題を乗り越えられたのは、最後まで私たちを信頼してくださったお客様のご協力があったからこそだと、心から感謝しております。

     

    複雑な不動産相続でお悩みの方は、ご相談ください

    グリーン司法書士法人は豊富な実績と組織力で難易度の高いご相談にも対応する司法書士事務所です。

    本事例でお伝えしてきたとおり、長年放置された不動産の名義問題で悩んでいる方は、グリーン司法書士法人でサポートできる可能性があります。

    気になる方は、お気軽にご相談ください。

     

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