- 利用したサービス:金融機関の財産調査および解約手続きサポート、貸金庫開扉の同行サポート、遺産分割協議書の作成、不動産の相続登記
- 相続した財産:不動産(マンション2件)、金融資産、貸金庫
- 居住地:関東地方
- 依頼者の立場:相続人(被相続人のお子様)
目次
│ 事例の概要
遺言書と実情が異なる不動産や特殊な手続きを要する貸金庫の相続を、実情に即した遺産分割協議のサポートによって円満に解決した事例です。
課題
- 遺言通りに相続すると、住む予定のない不動産を管理する負担を抱えてしまう状況でした
- 貸金庫の解約に代理人の立ち会いも求められるという、金融機関独自の特殊な要件に直面していました
- 遺言書は存在するものの、ご親族間の関係性を踏まえ、どのように遺産分割を進めるべきか判断が難しい状態でした
成果
- ご親族全員が納得する、実情に沿った円満な遺産分割が成立しました
- 貸金庫の開扉と中身の確認を無事に完了させました
│ 依頼の背景
お父様がご逝去され、相続手続きを開始されたご依頼者様。お父様が作成された遺言書が残されており、その内容は「財産はすべてご依頼者様に相続させる」というものでした。
しかし、遺産の中には、既にお亡くなりになっているお兄様(被相続人の子)の配偶者(その子供が共同相続人の一人)が長年お住まいのマンションが含まれていました。ご依頼者様ご自身はそこに住む予定がなく、遺言通りに相続すれば、将来にわたってその不動産の管理という負担を抱え込むことになってしまいます。また、遺産には貸金庫も含まれており、その解約には金融機関の特殊な規定で専門家の同行が必要であることも判明しました。
遺言書の内容と、ご親族が送る現在の生活実態との間で、どう手続きを進めるのが最善なのか。また、専門家の同行が必須という通常とは異なる貸金庫の手続きなど、ご自身だけで進めるには複雑な課題が山積していました。ご親族間の良好な関係をこれからも大切にしながら、誰もが納得できる形でスムーズに手続きを終えたいという切実な思いから、私たちにご相談いただくことになりました。
│ 解決までの道のり / グリーングループだからできたこと
ステップ1: 遺言書にとらわれない、実情に即した解決策のご提案
ご依頼者様は当初「全てお任せします」というスタンスでいらっしゃいましたが、内心では、遺言書通りに進めるとご自身が住まない不動産を抱えることになり、かといって他にどうすれば円満に解決できるのか、具体的な方法が分からずお困りのご様子でした。
私たちは初回のご相談で、遺言書が存在する場合であっても、相続人全員の合意があれば遺産分割協議によって柔軟に財産を分けられることをご説明しました。その結果、ご親族間の良好な関係性を土台に、当該のマンションは現在お住まいになっている方のお子様(代襲相続人)へ、その他の財産はご依頼者様へ、という皆様の生活実態に合わせた協議が当事者間で成立しました。これは、単に手続きを代行するだけでなく、ご家族の将来のリスクまで見据えた総合的な提案力があってこそ可能なアプローチです。
画一的な対応ではなく、ご自身の状況に合わせた最適な道筋が示されたことで、ご依頼者様は安心して協議に臨むことができたご様子でした。
ステップ2: 代理人同行が必須な貸金庫開扉への柔軟な対応
相続財産に含まれていた貸金庫の解約手続きでは、金融機関の独自規定により、ご本人だけでなく私たち専門家の立ち会いも必要という、通常とは異なる対応が求められました。
そこで、担当者がご依頼者様とともに金融機関まで赴き、必要な手続きを一つひとつ確認しながら丁寧に進めました。こうしたイレギュラーな手続きにも臆せず対応できるのは、過去に多種多様な財産手続きを数多く経験してきた実績があるからです。
これにより、ご依頼者様は大きな不安を感じることなく、無事に貸金庫の中身を確認することができました。
ステップ3: 密なコミュニケーションによる、半年間の丁寧なサポート
金融機関の財産調査などに時間を要したため、すべての手続きが完了するまでには半年以上の期間を要しました。手続きが長期にわたると、進捗が見えずに不安を感じられるお客様も少なくありません。
私たちは、ご依頼者様とこまめに連絡を取り合い、現在の状況や次に必要なことを丁寧にご説明することで、常に安心して手続きの全体像を把握していただけるよう努めました。ご依頼者様からもいつも迅速なご返信をいただけたことで、親密な連携体制を築くことができました。
長期間にわたる手続きでしたが、お互いにストレスを感じることなく、まさに二人三脚でゴールまでたどり着くことができました。最終的にすべての手続きが完了した際には、共に安堵の表情を浮かべることができたことを、今でも鮮明に覚えています。
│ 得られた結果
- 遺言書の内容とは異なる、ご親族全員が納得する実情に沿った遺産分割協議が成立しました。
- 将来の管理負担となる不要な不動産を抱え込むリスクを回避できました。
- 代理人同行が必須という特殊な要件があった貸金庫の開扉と中身の確認を無事に完了させました。
│ 担当司法書士から
遺言書が残されている場合、その内容に沿って手続きを進めるのが一般的です。しかし、今回のように遺言の内容が必ずしもご家族の現在の生活実態に合わないケースでは、故人の遺志とご親族のお気持ちの両方を汲み取った、繊細な手続き説明が求められます。
私たちは、単に遺言書通りに手続きを進めるのではなく、ご親族間の良好な関係性を大切にしながら、皆様が納得できる遺産分割協議という道筋をご提案しました。また、金融機関独自の規定による貸金庫開扉への同行など、予期せぬ事態にも柔軟に対応できたのは、複雑な財産手続きに関する豊富な経験があったからこそです。
手続きが一つ終わるごとに安堵されるご様子を拝見し、私たちもご負担を少しでも軽くできたことに喜びを感じておりました。
相続人で同じような課題を抱えている方は、グリーングループにご相談ください グリーン司法書士法人は豊富な知見に基づき、複雑な相続も円満解決へ導く司法書士事務所です。 本事例でお伝えしてきたとおり、遺言書の内容や複雑な手続きでお困りの状況で悩んでいる方は、グリーン司法書士法人でお力になれる可能性があります。 気になる方は、お気軽にご相談ください。 |











