- 利用したサービス:財産調査、不動産の相続手続き、証券の現金化と振り込み、税理士の紹介と引き継ぎ
- 相続した財産:ご自宅の土地と建物、お子様宅の土地、証券、現金、信託財産
- 居住地:記載なし
- 依頼者の立場:相続人(被相続人の配偶者と子)
│ 事例の概要
目次
│ 事例の概要
財産の詳細が不明で相続税申告の要否も判断できない状況から、確実な財産調査と迅速な税理士連携により、約6ヶ月で一連の手続きを完了させた事例です。
課題
- 複数の土地や信託財産が存在し、手続きが複雑化する可能性を抱えていました
- 財産の全体像が不明で、相続税申告が必要かどうかの判断ができない状態でした
成果
- 約6ヶ月という標準的な期間で、複雑な要素を含む相続手続きへの対応を終えました
- 財産調査や不動産手続きの支援に加え、必要に応じて税理士への引き継ぎを行いました
│ 依頼の背景
お父様が亡くなられ、ご自宅の土地・建物に加え、お子様がお住まいの土地もお父様名義であったことから、相続手続きの必要性が生じました。さらに、ご家族で設定されていた家族信託の財産もあり、手続きの煩雑さが予想される状況でした。
当初はご自身たちで手続きを進めようとお考えになったものの、財産の種類が多岐にわたるため、全体像を正確に把握することが困難でした。特に、相続税の申告が必要になるのか、それとも不要なのか、その判断基準が分からず、何から手をつければ良いのか途方に暮れてしまったそうです。
相続税の申告・納付には期限が定められています。このままでは大切な手続きに漏れが生じたり、期限に間に合わなくなったりするかもしれないというご不安が、専門家への相談を決意する後押しとなったようでした。初回のご相談では、そうした切実な状況と焦りが伝わってきました。
│ 解決までの道のり / グリーングループだからできたこと
ステップ1:初回のご相談と正確な財産調査の開始
ご相談当初、ご依頼者様は相続財産の全体像が掴めず、相続税申告の必要性も判断できないことから、大きな不安を抱えていらっしゃいました。具体的に何をどう進めればよいのか、その第一歩が分からないという状況でした。
そこで私たちは、まず現状を丁寧にヒアリングし、税理士による判断に必要な資料を整理するため、先行して財産調査を行うことを提案しました。これは、弊所が相続税申告での税理士との連携の経験を豊富に有しているため、実際の税申告に必要な書類を取得しながら財産調査することができることからのご提案です。預貯金や証券、不動産、そして信託財産に至るまで、私たちが一つひとつ調査し、法的な観点から財産の全体像を明らかにすることで、ご依頼者様の不安を取り除くことから始めました。
ステップ2:相続税申告の必要性の判断と専門税理士へのスムーズな連携
本件は財産が多く、相続税の申告について税理士との連携が必須と考えられました。ここで新たな課題となるのが、相続税申告を依頼する税理士を探す手間と時間です。通常であれば、ご自身で相続に強い税理士を探し、再度一から状況を説明し直さなければならず、大きな負担となってしまいます。
この点において、税理士・司法書士・行政書士が一体となって動く私たちの組織力が活かされました。税理士による確認の結果、申告が必要となった段階で、私たちが調査した内容を相続専門の税理士へ引き継ぎ、シームレスに相続税申告の準備へと移行しました。ご依頼者様の手を煩わせることなく、迅速かつ確実に専門家への連携を実現したのです。
司法書士法人として相続手続きのための財産整理を行った直後に、その情報を活かして税理士が相続税申告の準備に入れるため、時間的な負担の軽減につながりました。この連携体制が、ご依頼者様に大きな安心感をもたらしました。
ステップ3:各種手続きの着実な実行と完了
税理士への引き継ぎ後も、不動産の名義変更、ご依頼者様のご意向および証券会社所定の手続きに基づく証券の換価・払出し手続き、信託財産の処理など、多岐にわたる手続きが残っていました。これほど複雑な手続きが並行して進むと、通常はどこかで漏れや遅れが生じないかという心配がつきものです。
私たちは、社内のダブルチェック体制を徹底し、複数の担当者が進捗状況を常に共有・確認しながら手続きを進めました。これにより、複雑な案件であっても一つひとつの手続きを適切かつ円滑に進行させることができました。ご依頼者様には定期的に進捗をご報告し、今どの段階にあるのかを常に把握していただけるよう努めました。
ご相談から約6ヶ月後、すべての手続きが滞りなく完了しました。手続完了のご報告の際には、肩の荷が下りたように安堵された表情をされていたのが印象的です。
│ 得られた結果
- 複数の土地や信託財産を含む複雑な相続手続きを、約6ヶ月で完了させました。
- 財産調査から税理士への引き継ぎ、各種名義変更、証券の現金化までをワンストップで実現しました。
- 相続税申告の要否が不明な状態から、財産調査後、税理士と連携しながら必要な手続きを進める体制を整えました。
│ 担当司法書士から
本件のように、ご相続が発生した当初は財産の全体像が不明確で、相続税申告が必要かどうかの判断がつかないというケースは決して少なくありません。特に、家族信託のような法的な仕組みが関係する場合には、相続と相続税申告の双方の手続きについて確認が必要となる場合があり、両専門家の連携が不可欠です。
このような一般的には困難な状況でも、私たちはまず司法書士として財産調査を先行させ、相続手続きのための情報整理を行うことから始めました。その結果を基に、税理士・司法書士・行政書士が一体となったチームの強みを活かし、相続専門の税理士へスムーズに情報を引き継ぐことで、ご依頼者様のご負担軽減に配慮しながら対応を進めました。
初回のご相談時、ご不安な表情でいらっしゃったご依頼者様が、手続きが一つひとつ完了するにつれて安心されていくお姿を拝見できたことは、私たちにとっても大きな喜びでした。最終的に「無事に終わって安心しました」と安堵のお言葉をいただけた時、専門家としてお力になれたことを心から嬉しく思ったことを覚えています。
また、今回は面談の中でお母様だけでなく、今後想定されるご家族の相続手続きについて一般的なご説明も行いました。今回の相続を無事に終えることだけがゴールではありません。私たちは、ご家族皆様がこの先も安心して暮らしていけるよう、未来まで見据えたサポートを大切にしています。今後また何かご不安なことがございましたら、いつでもお気軽にお声がけください。
相続税申告で同じような課題を抱えている方は、グリーングループにご相談ください。 グリーン司法書士法人は、各専門家との連携により、相続手続きと相続税申告手続きを一体でサポートする司法書士事務所です。 本事例でお伝えしてきたとおり、財産の全体像が複雑で、ご自身での手続きに不安を感じている方は、グリーングループにて状況に応じたサポートをご提案できる可能性があります。 気になる方は、お気軽にご相談ください。 |











