父と祖母の相続が重なり3名共有に!複雑な権利関係を整理し不動産を売却可能な状態へ導いた登記事例

facebookでシェアする Twitterでシェアする このエントリーをはてなブックマークに追加する LINEでシェアする
この記事を読む およそ時間: 2
  • 利用したサービス:父および祖母の相続登記、預貯金解約、遺産分割協議サポート、贈与登記、抵当権抹消登記
  • 相続した財産:不動産(土地建物)、預貯金(1,000万円以上)
  • 居住地:記載なし
  • 依頼者の立場:被相続人の子

│ 事例の概要


│ 事例の概要

お父様とお祖母様の相続が重なり複雑化した共有不動産を、約1年かけて権利関係を整理し、ご希望通りの売却可能な状態を整備した事例です。

課題

  1. お手続きの途中でお祖母様がお亡くなりになり、当初予定していた手続きが変更になるという予期せぬ事態に見舞われていました
  2. 不動産が3名の共有名義で、さらに抵当権も残ったままという、このままでは売却できない複雑な権利関係を抱えていました
  3. 相続人の一人であるおば様との連絡が必要であり、手続きの進行に不安を抱えていました

成果

  1. 円満な遺産分割と贈与手続きにより、ご希望だったご兄弟での不動産共有を実現しました
  2. 売却の障害となっていた抵当権を抹消し、いつでも売却できる状態を整えました
  3. 約1年にわたる複雑な手続きを最後まで一貫してサポートし、無事に完了させました

父と祖母の相続が重なり3名共有に!複雑な権利関係を整理し不動産を売却可能な状態へ導いた登記事例


│ 依頼の背景

当初、ご依頼者様は、お亡くなりになったお父様の相続手続きと、ご存命であったお祖母様の財産に関する信託手続きのご相談で、当法人へお越しになりました。ご家族の将来を見据え、計画的に準備を進めようとされていた第一歩でした。

しかし、お手続きを進めている最中に、お祖母様がお亡くなりになるという予期せぬ出来事が起こりました。これにより、当初予定していた信託の手続きは完遂できなくなり、お祖母様の財産についても相続手続きへと切り替える必要が生じました。その結果、対象となる不動産は、亡きお父様とお祖母様、そしてご存命のおば様の3名が持ち分を持つ共有状態となり、複雑な状況となっていました。

ご依頼者様を含むご兄弟は、将来的にこの不動産を売却し、その代金を公平に分けたいという明確なご希望をお持ちでした。しかし、そのためにはまず、この複雑に絡み合った権利関係を整理し、さらに登記簿上に残されたままの抵当権を抹消しなければなりません。相続人の一人であるおば様とのやり取りの必要もあり、専門家の包括的なサポートが不可欠な状況でした。


│ 解決までの道のり / グリーングループだからできたこと

ステップ1: 2つの相続が重なった複雑な状況の整理と全体像のご提示

ご相談当初、ご依頼者様は相次ぐご不幸により、2つの相続手続きが同時に発生したことで、何から手をつければよいのか、全体像が見えずご不安な様子でした。不動産の権利関係も複雑化しており、ゴールまでの道のりが見通せない状況にありました。

そこで私たちは、まず全ての状況を丁寧に整理することから始めました。お父様とお祖母様の相続手続き、不動産の共有状態の解消、おば様からご兄弟への贈与、そして抵当権の抹消。これら複数の手続きを個別に進めるのではなく、司法書士法人の強みを活かし、全ての登記手続きをワンストップで、かつ並行して進める全体計画をご提案しました。バラバラに見えていた手続きが、ゴールに向かう一本の道筋として明確になったことで、ご依頼者様にもご安心いただけたようでした。

ステップ2: ご家族の想いを形にする遺産分割と贈与の実行

手続きを進める上での懸念の一つが、相続人の一人であるおば様とのコミュニケーションでした。私たちは、ご家族の皆様が円満に話し合いができるように、専門家として適切な情報提供を心がけました。ご依頼者であるご兄弟の皆様には、情報に齟齬が生まれないよう、常にメールで同時にご連絡し、情報共有を徹底しました。

ご家族の間では、おば様は不動産ではなく金融資産を取得するという内容で当初から話が進んでいましたが、最終的にその金額もまとまり、ご希望であったご兄弟への贈与へとスムーズに移行することができました。

ステップ3: 権利証紛失という難関を乗り越え、不動産を売却可能な状態へ

贈与の手続きを進める中で、おば様が不動産の権利証を紛失されていることが判明しました。そのため、「事前通知制度」という法務局からの本人確認手続きを利用することにしました。

私たちは、複雑なスケジュールを的確に管理し、ご依頼者様やおば様には「いつまでに、何をしていただきたいか」を明確にお伝えすることで、期限内に対応できるようサポートしました。法務局との煩雑なやり取りは全て私たちが代行し、お客様のご負担を最小限に抑えました。そして、抵当権抹消、相続登記、贈与登記という複数の登記申請を同時に進め、約1年という期間をかけて、ついに不動産をいつでも売却できるクリーンな状態に整えることができたのです。


│ 得られた結果

  • 約1年を要した2つの相続手続きを完遂させ、ご希望であったご兄弟での不動産共有を実現しました。
  • 売却の障害となっていた抵当権を抹消し、法的にクリーンでいつでも売却可能な状態を整えました。
  • 連絡の取りづらい相続人がいる中でも円満な遺産分割協議を成立させ、ご家族間の良好な関係を維持したまま手続きを完了させました。

      │ 担当司法書士から

      今回の案件は、2つの相続が同時に発生し、共有不動産の権利整理、権利証紛失に伴う事前通知制度の利用、抵当権抹消登記など、複数の法的手続きが複雑に絡み合う、非常に難易度の高いものでした。

      これほど多くの手続きが重なる場合、個別に専門家を探し、それぞれに依頼していては、連携がうまくいかず、時間も費用もさらに膨らんでいた可能性があります。私たちが司法書士法人として、関連するすべての登記申請を一つの窓口で、かつ並行して進める計画を立て、実行できたからこそ、約1年という期間で複雑な課題を解決に導くことができたのだと自負しております。

      手続きは非常に複雑でしたが、何より幸いだったのは、ご依頼者様をはじめご姉妹の皆様、そしておば様とのご関係が非常に良好で、皆様が解決に向けて協力的であったことです。皆様のお人柄のおかげで、最後までスムーズに手続きを進めることができました。最終的にすべての登記が完了し、きれいになった登記簿謄本をお見せした際の皆様の安堵されたご表情は、今でも鮮明に覚えております。無事に大役を果たせたと、私自身も心から安堵した瞬間でした。

      複雑な不動産相続でお悩みの方は、私たちにご相談ください。

      グリーン司法書士法人は、複雑な相続問題もワンストップで解決できる司法書士事務所です。

      本事例でお伝えしてきたとおり、複数の相続が重なり不動産の権利関係が複雑になってお困りの方は、グリーン司法書士法人でお力になれる可能性があります。

      気になる方は、お気軽にご相談ください。

      初回相談の流れ・特徴などを確認できます

      相談を検討中の方はコチラ▶

      オンライン相談にも対応しています

      グリーン終活の窓口

      お知らせ

      Youtubeチャンネルアート

      グリーングループ代表・山田愼一のYouTubeチャンネル
      「司法書士やまちゃんのらくらく相続」好評更新中!
      高齢のご両親がいらっしゃる方、ご自身の資産を減らさず家族に受け継がせたい方など、相続・生前対策を考えている皆様にとって耳寄りな情報を、「相続のプロ」がわかりやすく解説しています。ぜひチャンネル登録してご覧ください!