- 利用したサービス:相続登記
- 相続した財産:不動産(評価額約1,000万円:宅地2筆、田んぼ多数など)、預貯金(少額)
- 居住地:関西地方
- 依頼者の立場:被相続人の子
│ 事例の概要
目次
│ 事例の概要
お父様が亡くなられてから約9年間手付かずだった相続手続きについて、遺留分請求に伴う費用面の不安を、ご事情に応じた対応で乗り越え多数の不動産登記を円満に完了させた事例です。
課題
- お父様が亡くなられてから約9年間、相続手続きが手付かずの状態でした
- 他のご兄弟から遺留分侵害額請求を受け、支払いのための財産目録作成を求められる状況にありました
- 金融資産が僅少なため、遺留分の支払いや専門家への依頼費用を工面できるかという不安を抱えていました
- 過去に別の専門家から受けた対応が、新たな相談へのためらいとなっていました
成果
- 多数の土地を含む不動産の相続登記を無事に完了させました
- 費用面での不安を軽減し、ご納得いただいたうえで手続きを進めました
│ 依頼の背景
お父様が亡くなられ、公正証書遺言によってご自身がすべての財産を相続されることになったご依頼者様。しかし、月日は流れ、気づけば約9年もの間、相続手続きは進められないままでした。
そんな中、他のご兄弟から遺留分侵害額請求を受けたことで、事態は大きく動きます。請求に応じるためには、まず相続財産を正確に把握し、財産目録を作成する必要がありました。長年、心のどこかで気掛かりだった相続の問題が、いよいよ現実的な課題として目の前に突きつけられた形です。
しかし、相続財産の大半は不動産であり、お手元の金融資産はごくわずか。遺留分の支払いはもちろん、専門家へ依頼するための費用をどう工面すればよいのか、ご自身だけでは判断がつかない状況でした。さらに、以前別の専門家に相談した際のご経験から、誰に相談すれば安心して任せられるのかという不安も抱えていらっしゃったとのことです。このままではいけないという焦りと、過去の経験からくる相談へのためらい。その葛藤の中で、意を決して当法人へお問い合わせくださいました。
│ 解決までの道のり / グリーングループだからできたこと
ステップ1:費用面の不安に寄り添い、信頼関係を築く
お手続きを開始するにあたり、ご依頼者様が最も懸念されていたのは費用面でした。過去に専門家へ相談した際のご経験から、新たな一歩を踏み出すことに慎重になられているご様子でした。また、お手続きの途中で、お送りした書類を紛失されてしまうといった場面もあり、まずは安心してご相談いただける関係性を築くことが不可欠でした。
そこで私たちは、ご依頼者様のお気持ちに寄り添うことを第一に考えました。費用のお支払いが難しいというお話には、社内で協議を重ねて柔軟な対応策をご提案し、書類を紛失された際には何度でも根気強く再送付いたしました。このように、一つひとつの出来事に丁寧なコミュニケーションを重ねることで、少しずつ信頼をお寄せいただけるようになったと感じています。
ステップ2:予期せぬ事態にも迅速な調査で対応
相続財産の調査を進める中で、対象不動産の中に古い建物があり、市役所が把握している面積と登記簿上の面積が異なっていることが判明しました。登録免許税は固定資産評価額を基に計算するため、どちらの面積を基準にするかで税額が変わってしまい、このままでは手続きが滞ってしまう可能性がありました。
このようなイレギュラーな事態にも、私たちは迅速に対応しました。法務局へ確認を行い、今回の事案では市役所の固定資産評価額を基に登録免許税を算出する取扱いで手続きを進めました。
予期せぬ問題が発生しても、豊富な経験とノウハウに基づき迅速に確認・対応することで、手続きを滞らせることなくスムーズに進められました。
ステップ3:ご依頼者のご事情を最優先した柔軟なスケジュール調整
必要書類の準備は、11月初旬の開始から約1ヶ月という早さで登記申請が可能な状態まで整いました。しかし、書類がすべて揃った段階で、ご依頼者様から「抵当権の関係で銀行とやり取りしているため、登記申請を少し待ってほしい」とのご要望がありました。
私たちは、ご依頼者様のご事情を最優先に考え、すぐに登記申請のスケジュールを調整いたしました。ただ手続きを機械的に進めるのではなく、ご依頼者様が置かれている状況を丁寧にお伺いし、ご事情に合わせたタイミングで手続きを実行できるよう柔軟に待機しました。
常にご依頼者様のペースを尊重する姿勢を貫いたことで、ご依頼者様はご自身の問題を解決しながら、安心して登記完了の日を迎えることができました。最終的に、ご納得いただいた上で円満に手続きを終えられたのは、こうした細やかな配慮の積み重ねがあったからこそだと考えています。
│ 得られた結果
- 800平米の宅地や7筆の田んぼを含む、多数の不動産の相続登記を無事に完了させました。
- 当初懸念されていた費用面の問題を解消し、ご依頼者様にご納得いただいた上での円満な手続き完了を実現しました。
│ 担当司法書士から
今回のケースは、公正証書遺言が作成されていたため、法的な手続きそのものは比較的円滑に進められる見込みでした。しかし、ご依頼者様が抱える費用面でのご不安や、過去のご経験からくる専門家への不信感は、単に書類を作成するだけでは解決できない、非常にデリケートな課題でした。
私たちは、まずご依頼者様のお気持ちに寄り添うことを第一に考えました。費用のお支払いが難しいというお話には、社内で協議を重ねて柔軟な対応策をご提案し、書類を紛失された際には何度でも根気強く再送付いたしました。ご自身のペースで進めたいというご希望にも、登記申請のタイミングを調整するなど、常にご依頼者様の状況を最優先することで、少しずつ信頼関係を築いていけたのではないかと思います。
手続きの途中、費用面でご懸念を示される場面もありましたが、私たちの対応にご納得いただき、最終的に「お願いします」と仰っていただけた瞬間は、今でも心に残っています。無事にすべての手続きを終え、報酬を全額お支払いいただけたことは、私たちの仕事がご依頼者様のお役に立てた証だと感じ、大変嬉しく思いました。
相続の問題は、時間が経つほど関係者が増えたり、法的な状況が変化したりと、複雑化してしまうケースが少なくありません。ご依頼者様のように、一歩を踏み出すことにためらいを感じる方もいらっしゃるかと思います。私たちは、そのようなお気持ちにもしっかりと耳を傾け、お一人おひとりに合った最適な解決策を一緒に探してまいります。どんな些細なことでも構いませんので、まずは安心してお話しいただければ幸いです。
相続手続きの費用工面でお困りの方は、グリーン司法書士法人にご相談ください グリーン司法書士法人は豊富な実績に基づき、各種専門家との連携により税務や不動産売却までワンストップでサポートする司法書士事務所です。 本事例でお伝えしてきたとおり、相続手続きを長年放置し、費用面や専門家選びで不安を抱えている方は、グリーン司法書士法人でお手伝いできる可能性がありますす。 気になる方は、お気軽にご相談ください。 |











