- 利用したサービス:不動産の相続手続き
- 相続した財産:不動産のみ
- 居住地:海外
- 依頼者の立場:被相続人の子
│ 事例の概要
目次
│ 事例の概要
海外在住のご依頼者様が、疎遠になっているご兄弟様との不動産相続において、緻密な遺産分割協議書の作成と組織的なサポートにより、円満な代償分割を実現した事例です。
課題
- お母様が亡くなり、ご実家の不動産相続手続きを進める必要に直面していました
- ご兄弟様との関係が良好でなく、この相続を最後に関係を清算したいという切実な思いを抱えていました
- ご自身は海外在住で法律知識に不安があり、後々のトラブルを避けるため、法的な観点に配慮した遺産分割協議書を作成したいと強く望んでいました
成果
- 懸念されていたご兄弟様との協議で揉めることなく、スムーズな合意形成を実現しました
- ご希望通り、代償分割による不動産の相続手続きを無事に完了させました
- 法律知識に関するご不安を軽減し、必要な手続きを継続的に支援する体制が整いました
│ 依頼の背景
お母様がお亡くなりになったことをきっかけに、ご実家の不動産をどうするかという問題が持ち上がりました。ご依頼者様は海外に駐在されており、日本での相続手続きをどのように進めればよいのか、最初の段階では途方に暮れていらっしゃったと伺っております。
加えて、大きな課題となっていたのが、相続人であるご兄弟様の存在でした。ご依頼者様のお話によれば、ご兄弟様とは以前から関係が良好とは言えず、この相続手続きを一つの区切りとして、今後の関係を清算したいというお気持ちが強かったそうです。不動産という大きな財産が関わるだけに、感情的な対立が法的なトラブルに発展しかねないというご懸念を抱えていらっしゃいました。
ご自身は海外にお住まいで、日本の法律や相続手続きに関する知識もありません。物理的な距離と専門知識の壁がある中で、ご兄弟様と直接やり取りを進めることには、大きな精神的負担とリスクを感じていらっしゃったといいます。後々「言った、言わない」の争いにならないよう、法的な観点に配慮した、双方が納得できる遺産分割協議書を作成することが不可欠だとお考えになり、専門家のサポートを求める決断をされたと伺いました。遠い異国の地で、ご家族との難しい問題に一人で向き合わなければならないそのお気持ちを、私たちはしっかりと受け止めました。
│ 解決までの道のり / グリーングループだからできたこと
ステップ1:初回ご相談と解決策のご提案
ご依頼者様は海外という遠隔地にお住まいで、法律知識にもご不安を抱えておられました。また、ご兄弟様との関係を円満に清算したいという強いご希望をお持ちでした。私たちはまず、ご依頼者様からオンラインでお話をじっくりと伺い、ご依頼者様が不動産を取得し、その売却代金からご兄弟様へ代償金をお渡しする「代償分割」という方法をご提案しました。法律に馴染みのない方にもご理解いただけるよう、手続きの流れやメリットを一つひとつ丁寧に説明し、どんな細かなご質問にもお答えすることで、手続きの進め方をご案内しました。
ステップ2:法律関係を網羅した遺産分割協議書の作成
ご提案内容にご納得いただいた後、遺産分割協議書の作成に着手しました。ご依頼者様の「不動産を取得した上で、代償金をご兄弟様へ支払う」というご希望を、法的に正確な言葉で文書に落とし込むことが重要でした。私たちは、多種多様な遺産分割協議書を作成してきた経験を活かして、相続人双方の目的を達成するために必要な内容を組み込んだ遺産分割協議書を作成しました。
ステップ3:海外特有の手続きと複雑な郵送プロセスの管理
ご依頼者様が海外にお住まいのため、在留証明書の取得など、国内の案件にはない特別な手続きが必要でした。当法人には多数のスタッフが在籍しており、海外が関わる相続案件のノウハウも蓄積されています。そのため、必要な情報を法人内ですぐに確認し、ご依頼者様へ的確なご案内をスムーズに行うことができました。また、書類のやり取りは日本のご家族様を経由する複雑なルートを辿り、約2〜3ヶ月という長い時間を要しましたが、全体の進捗を的確に管理し、最後まで丁寧なサポートを続けることで、物理的な距離を感じさせない円滑な手続きを実現しました。
│ 得られた結果
- 懸念されていたご兄弟様との遺産分割協議において、結果として大きなトラブルなく合意形成に至りました。
- ご希望通り、不動産をご依頼者様が取得し、ご兄弟様へ代償金をお支払いする形での相続手続きを無事に完了させました。
- 海外在住という物理的な制約や法律知識へのご不安を乗り越え、安心してすべての手続きを終えることができました。
│ 担当司法書士から
海外にお住まいの方の相続手続き、特に関係性が複雑なご親族が関わる案件は、法的な正確さに加え、手続きの進め方にも細心の注意が求められます。在留証明書の取得や国際郵便での書類のやり取りなど、一つひとつの工程に時間と手間がかかるため、的確なスケジュール管理と先を見越した準備が欠かせません。
当法人内に蓄積された海外案件のノウハウや、経験豊富な上司・同僚のサポートがあったからこそ、複雑な手続きを最後まで滞りなく進めることができたと実感しています。
ご依頼者様が最も懸念されていたご兄弟様との最終合意が、私たちが作成した遺産分割協議書案によってスムーズに進んだと伺った時は、心から安堵しました。お電話口でのご依頼者様の安心された声が、今でも印象に残っています。
今回の経験を糧に、これからもご依頼者様が新しい人生を歩まれることを心から願っております。相続は、時にご家族の関係性を見つめ直すきっかけにもなります。私たちは、法律の専門家として手続きをサポートするだけでなく、皆様が前向きな次の一歩を踏み出すためのお手伝いをさせていただきたいと考えています。
海外在住で親族との相続にお悩みの方は、ご相談ください。 グリーン司法書士法人は豊富な実績に基づき、複雑な相続問題もサポートする司法書士事務所です。 本事例でお伝えしてきたとおり、物理的な距離や複雑な人間関係が絡む不動産の相続手続きで悩んでいる方は、グリーン司法書士法人がお役に立てる可能性があります。 気になる方は、お気軽にご相談ください。 |











