- 利用したサービス:不動産の相続登記、預金解約、連携する税理士による相続税申告の要否確認
- 相続した財産:不動産、預金(銀行2社)
- 居住地:関東地方・その他
- 依頼者の立場:相続人
│ 事例の概要
目次
│ 事例の概要
5年前の相続で未払いだった1,500万円の代償金が原因で、今回のお父様の相続で税金が発生するのではないかという不安を抱えたご兄弟からご相談いただき、税理士との迅速な連携で論点を整理し、相続税申告が不要であることを確認して、5ヶ月で円満な遺産分割を実現した事例です。
課題
- 5年前に未払いだった代償金1,500万円が今回の相続財産に加算され、相続税が発生するのではないかという不安に直面していました
- 未払いの代償金が相続でどのように扱われるのか分からず、ご自身たちでは手続きの方針を判断できない状態でした
- 仕事をしながら複雑な相続手続きを進めることに、時間的・精神的な負担を感じていました
成果
- 税理士による確認の結果、相続税申告が不要と判断されました
- 不動産登記や預金解約など、全ての相続手続きを約5ヶ月という短期間で完了させました
- ご兄弟それぞれの想いを尊重した、円満な遺産分割を実現しました
│ 依頼の背景
お父様がお亡くなりになり、相続手続きを進めることになったご依頼者様ご兄弟。手続きを進める中で、5年ほど前にお母様が亡くなられた際の相続を思い返されました。その際、遺産分割は代償分割という形で行われ、お父様からご兄弟へ1,500万円の代償金が支払われることになっていましたが、それが未払いのままになっていたのです。
ご兄弟は相続に関する法律や税金の専門知識がなかったため、この未払いの1,500万円を「お父様からお金をもらう権利」、つまりプラスの財産として捉えてしまいました。その結果、「この1,500万円が今回の相続財産に加算されると、相続税の基礎控除額を超えてしまい、多額の税金がかかるのではないか」という大きな不安を抱くことになったのです。実際にはこの代償金はお父様が残された債務(マイナスの財産)なのですが、ご自身たちではその判断がつきませんでした。
相続税の申告と納税には期限があり、もし申告が必要なのであれば、納税資金の準備も始めなければなりません。しかし、何から手をつけて良いか分からず、誤った判断で後からペナルティを受けることだけは避けたい。そうした焦りと不安の中で、ご自身たちだけで解決するのは困難だと感じ、専門家への相談を決意されたとのことでした。初回のご相談では、この税金に関する懸念を、何とか早く解消したいという切実なご様子が伝わってきました。
│ 解決までの道のり / グリーングループだからできたこと
ステップ1:初回相談と税務論点の的確な把握
ご相談時、ご兄弟は「未払いの代償金1,500万円が原因で相続税がかかるかもしれない」という大きな不安を抱えていらっしゃいました。相続手続き、相続税申告手続きの複雑な論点が絡むため、ご自身たちでの判断が難しい状況でした。
お客様に心から安心していただくため、初動の段階で相続専門の税理士へ迅速に確認を行いました。司法書士、税理士が一体となって動くことで、相続手続きと相続税申告手続きのそれぞれの観点を整理しながら対応しました。
税理士からは「過去の通帳履歴や以前の相続税申告書などで、代償金が未払いであることが証明できれば申告は不要」という明確な回答を得ることができました。相続税リスクという最大の懸念が早期に解消され、安心して次の手続きに進むことができるようになりました。
ステップ2:ワンストップ体制によるスピーディーな手続き進行
相続税に関する懸念がクリアになった後も、不動産の相続登記や複数の銀行口座の解約など、相続手続きは多岐にわたります。現役でお仕事をされているご兄弟にとって、これらの手続きを一つひとつご自身で進め、各機関の窓口とやり取りするのは大きな負担となります。
そこで私たちは、税理士との連携を終えた後も手続きを止めることなく、不動産登記や預金解約といった手続きを速やかに進めました。司法書士法人の窓口一つにご連絡いただくだけで、相続税の確認から相続手続きまで全てが完結するワンストップ体制は、お客様の時間的・精神的なご負担を大幅に軽減することに繋がりました。
ステップ3:ご兄弟の想いを尊重した円満な遺産分割の実現
遺産分割は、財産の多少に関わらず、ご家族の関係性に影響を与えかねないデリケートな問題です。どのように財産を分けるのが公平か、ご兄弟間でしっかりと納得のいく合意を形成することが、円満な相続の鍵となります。
私たちは、実務の専門家として、実現できる手続きの説明や質問に回答することを通して、ご兄弟でお話し合いをするために必要な情報提供に努めました。最終的に、不動産は長男様が相続し、預金はご兄弟でそれぞれ分けるという形で、お二人の合意により遺産分割協議が成立しました。
ご相談をいただいた6月から手続きに着手し、煩雑な手続きを乗り越え、わずか5ヶ月後の11月には全てを完了させることができました。ご兄弟間で意見が対立することもなく、円満に相続を終えられたことで、お父様を亡くされた悲しみの中で、新たな争い事を抱えることなく、穏やかな気持ちで一つの区切りを迎えられました。
│ 得られた結果
- 税理士の専門的な見解により、相続税申告が不要であることが判明し、懸念が解消されました。
- ご兄弟間での円満な遺産分割協議が成立し、お父様と同居されていた二男様のご貢献も反映された納得のいく財産承継が実現しました。
- ご相談開始から約5ヶ月という短期間で、不動産登記や預金解約を含むすべての相続手続きを完了させました。
│ 担当司法書士から
過去の相続における代償金が未払いのまま次の相続が発生するケースは、決して珍しくありません。しかし、本件のようにお母様の相続時に相続税申告が行われていた場合、税務上の論点が不可避となり、一般の方がご自身で正確に判断して手続きを進めるのは非常に困難です。
私たちが解決の初期段階で立ち止まり、まず税理士に税務的な視点での確認を依頼したことが、今回のスムーズな解決における重要な分岐点でした。司法書士と税理士が一体となって動ける組織体制があったからこそ、「申告不要」という確証を早期に得ることができ、そこからノンストップで手続きを進め、約5ヶ月という短期間での完了が実現したのだと確信しております。
初回のご相談時、相続税へのご不安から硬い表情をされていたご兄弟のことが思い出されます。税理士からの見解をお伝えし、「大丈夫ですよ」と申し上げた瞬間に、お二人の表情がパッと明るくなったのが非常に印象的でした。お客様の肩の荷が下りた瞬間を目の当たりにし、この仕事のやりがいを改めて強く感じました。
相続は、ご家族にとって精神的にも手続き的にも大きな負担がかかる出来事です。今回のようにお悩みの際は、どうかお一人で抱え込まず、私たち専門家にご相談ください。皆様が安心して、新たな一歩を踏み出せるよう、誠心誠意サポートさせていただきます。
相続税申告でお悩みの方は、グリーングループにご相談ください。 グリーン司法書士法人は、相続手続きと相続税申告手続きの専門家が一体となりワンストップで相続を支援する司法書士事務所です。 本事例でお伝えしてきたとおり、過去の相続が絡む複雑な状況や、それに伴う相続税の不安で悩んでいる方は、グリーングループでお役に立てる可能性があります。 気になる方は、お気軽にご相談ください。 |











