遺言書作成の状況
Aさんは、遺言書で事細かに、この財産はこの子に、あの財産はあの子にときちんと振り分けていました。
しかし、Aさんが亡くなり遺言書の内容通りに振り分けようと思ったら銀行口座番号の書き間違いと、財産の書き漏れが発覚しました。
せっかく細かく書いたのに、書き間違えていた財産や書き忘れていた財産は内容通りに相続されずに兄弟の共有となってしまい、遺産分割で兄弟に争いが発生してしまいました。
遺言書失敗の原因
このケースは専門家に頼まずに自分だけで作成できる自筆証書遺言だった点が遺言書失敗の原因と考えられます。
遺言書は形式がきちんと決められており、内容に不備があると意向通りの効力を発揮できなくなってしまいます。
また書き間違いなどでなくても、遺言書を書いた後の人生で、財産が追加となることもあり、それが争いの種になることもあるのです。
遺言書作成を失敗しないためには
遺言書の書き間違いや作成後の財産追加によるトラブルを防ぐためには、指定されていない残りの財産の帰属先や分け方などを遺言書に書いておくことが必要でした。
しかし、このようなトラブル対策は専門家でないと見落としてしまうものです。
ご自分で作成するのが不安な方は専門家に相談されることをおすすめいたします。
