名義が祖父のままになっている不動産があることが判明
― 今回、相続手続きを行われたきっかけを教えてください。
昨年の豪雨で被害を受けた際に、名義が祖父のままになっている不動産があることが判明しました。父が他界した際に相続手続きは済ませていたし、私は大阪で暮らすようになって随分経ちますし、そんな土地があったということも初めて知って驚きましたね。土地があることを知っていた叔父も「なんで兄貴(亡くなられたお父様)は名義変更してなかったのか」と不思議に思っていたほどでした。市役所からも土地整備のために、早く名義変更を行うように連絡があり、場所が地元である九州だったので、被害状況の確認も含め、一度現地を見に行きました。そこで、親族とも話をし、急いで変更の手続きをしようと決めました。そこから司法書士事務所を探し始めたんです。
― 弊所はどこでお知り頂いたんでしょうか?
インターネットで相続関係の司法書士を検索したらグリーンさんが出てきたので、すぐに電話をしました。急いでいたので、早く相談を出来るところを探していたんですが、電話で日曜日もやっていると聞いたので、そのまま予約しました。初めてここに来たのが7月だったと思います。司法書士事務所を利用すること自体が初めてだったけど、事務所もキレイで明るかったし対応も良いと感じましたね。担当の日野さんとお話をしている間に、なんだかご縁も感じたのでそのまま依頼しようと思いました。
相続人が11人。書類を集めるのも一苦労でした
― 今回の手続きを進める中で困ったと感じた点を教えて頂けますか?
名義が祖父のままで、父も他界していたため、相続人になる人がとても多く、その連絡や書類などを集めるのが大変でしたね。
― そうですね、全部で11人でしたよね。
父以外にも他界している方もいたので、困りました。叔父がとても尽力してくれて、たくさんの方に連絡してくれたので本当に助かりました。ありがたかったですね。中には亡くなったいとこの奥さんといった私自身が会った事がない方もいたのに、みんなが快く協力してくれたので無事に手続きができました。ただ、なかなか連絡のつかない相続人が一人いたので困りましたね。全く書類が準備してもらえなくて、ちょっと諦めようかと思ったくらい。その時に日野さんから「直接その相続人の方と会うことがあって話やすいであろうお母様に書類を送ってみませんか?」と提案してもらって、やっと進みはじめました。あれは、すごく助かりましたね。対面して話すと流石に後回しにできないと思ったのか、やっと書類が集まりました。それで、無事に手続きが進められたと思います。集めなければいけない書類の量や関係者の人数を考えても、早く手続きが終えられたなと思います。
― 今、手続きを終えたところではありますが、今回の件を終えて、ご自身の相続対策について、何 かしておきたいと感じたことはありますか?
まだ進めてはないですけど、母のことについても、揉めたり心配をさせることがないように、対策をしたいなと思いますね。以前も日野さんが対策したほうがいいとおっしゃってたので、この間少し話したりはしたんですけど。私が地元の方へ戻ることにしたので、郵送などで対応できるのならば、続けて相談できればと思います。あとは、自分から子供達への相続も、きちんとしておいてあげたいなと思っています。
― 本日はお時間を頂きましてありがとうございました。では、インタビューはここまでとして、さ っそく相続対策の打ち合わせをしましょうか!
(この後、お母様の相続対策について公正証書遺言作成を軸にした打ち合わせを行わせて頂きました)